脱毛症には種類があるの??<その2>

脱毛症には種類があるの??<その2>

今回は前回に引き続き残りの5つの症状(円形脱毛症・抜毛症・瘢痕性脱毛症・薬剤投与による脱毛症・感染に伴う脱毛症)を簡単にご説明していきます。

【円形脱毛症】

成長期毛の脱毛で円形~斑状の脱毛斑が頭部にできます。
軽度の場合は半年から1年で自然治癒もしますが、重症化すると全身の毛が存在する箇所、まつ毛や眉毛など全ての部位に生じ、他の脱毛症と比較すると進行速度は速く、大量に抜け落ちます。
脱毛斑はまばらに薄くなるわけではなく、境界線が比較的はっきりとし無毛になる(※白髪は脱毛しません)のが特徴ともいえます。


発症のメカニズムは、自己免疫疾患によるもので精神的ストレスやウイルス感染、肉搬的疲労、頭皮疾患が誘因とされる毛包由来の自己抗原をターゲットにした自己免疫反応が誘発されることによって起こります。
また、アトピー体質の方に起こりやすくアトピー性皮膚炎と円形脱毛症には密接な
関係があり、遺伝的な要因もあると考えられています。
病態は次の4つのタイプ分類され、通常型(単発性、多発性)・全頭脱毛・汎発性脱毛・蛇行性脱毛があり、自覚症状が少なく美容院やお友達から発見されることが多い脱毛症です。

▲備考▲

発症してから時間がたっている場合や、発症部位が多発進行している場合は治療の効果が得られにくい場合がありますので、早期に診断を受けることが非常に重要かつ効果的となります。

 

円形脱毛症の治療と原因についての記事はこちら

【抜毛症(トリコチロマニア)】

トリコ=毛、チル=引っ張る、マニア=熱中する、の意味を持つ抜毛症。
別名では抜毛癖とも呼ばれます。
何らかの心的要因から自己の頭髪・まつ毛・眉毛などを抜いてしまう事により起こる脱毛症で、抜く事により快感や安心感・満足感が得られ、徐々に抜かないと気が済まなくなり、クセのように慢性化します。
自然に抜けるのではなく、ご自身で抜いてしまう、又は抜いている自覚があるのにやめる事が出来ないということが特徴で、抜いていることに嫌悪感を抱いている方も見受けられます。

小学生から思春期の女性に多く見られますが、近年では成人男性にも増えてきています。
また、抜いた毛を飲み込み胃袋に毛塊が生じ、体調不良をおこすこともあります。

▲備考▲

抜毛症は手が抜く癖を覚えてしまっているので、別の手癖を付けたり帽子をかぶる(頭にタオルを巻く)等、抜かない環境作りも必要です。

 

抜毛症の記事はこちら

【瘢痕性脱毛症】

様々な要因により毛包が破壊され、瘢痕が残る炎症性の脱毛症で、続発性と原発性に大別されます。
続発性瘢痕脱毛症は外傷・やけど・手術後の傷・腫瘍・細菌による感染など、原因がわかっているものです。
原発性瘢痕脱毛症は原因不明で毛包の破壊により幹細胞が失われている脱毛(不可逆性)をきたします。
残念ながらどちらのタイプも瘢痕が生じている箇所に再び毛が生える事は望めませんので、瘢痕部が広がらないよう早期の診断と炎症を抑え、しっかり治療することが大切です。

▲備考▲

消失した毛根から毛が生えることはありませんので、小さい部位は植毛や縫縮術(部位を切除し縫い合わせ小さくし目立たなくさせる手術)が有効です。

 

【投薬に伴う脱毛症】

薬の副作用で起こる脱毛症で2つのタイプに分かれます。

成長期脱毛

様々な抗がん剤の副作用による脱毛症状で成長期毛が細くちぎれ短期間で発症し重度であることが多く、服用から2~3週間で症状が出始めます。
発症のメカニズムは、抗がん剤は癌細胞の細胞分裂を抑える事で治療していく薬ですが、癌細胞だけを標的には出来ず他の細胞や毛母細胞にも作用します。
この毛母細胞は他の細胞に比べ活発に細胞分裂している為に、抗がん剤の影響を受けやすく細胞死を起こし脱毛が起こります。

休止期脱毛

抗がん剤以外の薬の副作用で抗がん剤に比べると発症頻度は少ないものの、インターフェロン製剤や分子標的薬などは発症率が高くなっています。
発症のメカニズムは、薬の影響によりヘアサイクルが乱れ成長期が短くなり、休止期の髪が増える事により起こりますが、この症状の場合は薬を服用してから脱毛が始まるまでに期間がかかる為、原因となった薬が見つけづらい可能性があります。

▲備考▲

薬剤脱毛は2タイプ共に服用している薬をやめると自然に回復しますが、本来の毛質が変わることがあります。
しかし、薬の服用は病気を治療するうえでとても大切なことです。
自己判断で服用をやめてしまうと病気悪化の恐れがありますので、くれぐれもその様なことはしないで下さい。
症状が起きた場合は、必ず医師に相談して下さい。

【感染に伴う脱毛症】

 

ウイルスや微生物などの感染で炎症が生じて起こる脱毛症です。
重症化すると毛包のバルジ部分まで破壊され、永久脱毛になります。
真菌感染では糸状菌などによる頭部白癬による脱毛があり、症状は毛が切れていたり折れていたり、稲を刈った後のようになっています。
また梅毒による脱毛もあり、感染後約5か月前後(第2期)で発症し虫に食われたような
脱毛斑や後頭部から側頭部がびまん性のようにまばらに脱毛します。

▲備考▲

感染症による脱毛は医師による早期診断が重要で、すぐにでも抗菌治療をする必要があります。

まとめ

今回は2回にわたり脱毛症の種類をお伝えしました。

脱毛症と一言に言っても様々な種類や原因、各脱毛症に適した治療も様々です。

自己判断で民間療法などを行うよりも早めに専門医へご相談ください。

 

新宿AGAクリニックでは、AGA治療はもちろん、円形脱毛症や抜毛症、女性の薄毛(FAGA)まであらゆる薄毛のお悩みに対応できるクリニックです。

お一人で悩まずお気軽に当院までご相談ください。

 

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