男性型脱毛症(AGA)診療ガイドラインとは?

男性型脱毛症(AGA)診療ガイドラインとは?

何故、日本皮膚科学会は、男性型脱毛症診療ガイドラインを作成したのか?

 

2010年に、このガイドラインは日本皮膚科学会により作成されました。そのガイドライン作成の背景としては、この10年前より医学的にも非常に有用である治療法がたくさん見つかり患者のQOL向上に貢献している。しかしその反面、皮膚科医学上無効ともいえる治療が社会に横行しており、無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくない。その現状をなんとか是正したいという意志の元に作成されました。

 医学において、根拠に基づく医療=EBM(Evidence Based medicine)はもはや常識となっており、このガイドラインに軸を置くのは当然の事です。

 男性型脱毛症(AGA)は、「医学的」に「治療」可能なものであるということを証拠のある形で示したということになります。もちろん女性の男性型脱毛症(FAGA)にも言及しています。

 

推奨度分類A:行うよう強く勧められる

 

◎男性の男性型脱毛症(AGA)にミノキシジル外用療法

◎女性の男性型脱毛症(FAGA)にミノキシジル外用療法

◎男性の男性型脱毛症にフィナステリド(プロペシア)内服

 

以上の三つの治療が推奨度Aを獲得しています。男性のミノキシジル外用に関しては、濃度が濃いもののほうが(5%までですが)発毛効果が高いとまで言及しています。逆に女性に関しては2%までの効果の検証までしか検証していません。フィナステリドに関して、男性は98%の患者に対して効果が認められたと記載。女性の男性型脱毛症に関しては禁忌と記載しています。(無効、そして、崔奇形性などの有害事象)

 

 

推奨度B:行うよう勧められる

 

○自毛植毛術

 

 

上記1治療のみ推奨度Bを獲得しています。これは全世界での多数の症例を反映しての推奨度とされていますが。十分な経験を積んだ医師であること。と、推奨度Aの治療を1年以上行って効果不十分の場合に限ってのこととされています。逆に、化学繊維の人工毛を用いた人工植毛術はアメリカ食品医薬品局(FDA)では有害器具し、禁止しています。有害事象が多数起こったためです。

ちなみに、このガイドラインでも触れられていますが、「かつら」に関しては、治療ではないので大きくは触れられてはいませんが、整容面に大きな改善が期待でき副作用の報告もないということから、推奨されています。

 

 

推奨度C1:行うことを考慮してよいが、十分な根拠がない。

 

△塩化カルプロニウム

△t-フラバノン

△アデノシン

△サイトプリン・ペンタデカン

△ケトコナゾール

 

これらは主に市販の育毛剤に用いられている成分です。塩化カルプロニウムは「カロヤン®アポジカ」の主成分です。t-フラバノンは花王が独自開発した「サクセス育毛トニック」の主成分です。アデノシンは資生堂の「アデノゲン」の主成分です。サイトプリン・ペンタデカンはライオンから発売の「毛髪力」の主成分です。各社競って様々な成分を見つけてきては育毛剤として発売しています。残念ながら、成分として強いエビデンスが確認されているものではありません。ただし、悪化をきたすなどの悪い副作用などがないため。この推奨度となっています。

 

推奨度C2:根拠がないので勧められない

 

△セファランチン

 

セファランチンは、ツヅラフジ科の植物のアルカロイドで、円形脱毛症に有用とされている成分です。しかし男性型脱毛症(AGA)への有用性は男女ともにないためC2となっています。

 

推奨度D:行わないよう勧められる

 

×人工植毛術

×女性の男性型脱毛症(FAGA)へのフィナステリド内服治療

 

これらは、無効もしくは有害であるという強い医学的根拠が示されている治療です。禁忌として絶対に行ってはならない治療です。人工植毛とは化学繊維の人口毛を移植する手術ですが、多数の健康被害が報告されており欧米では禁止されています。(日本ではまだ行っているクリニックがあるようです、、、)

 FAGAに対するフィナステリド内服治療は、無効であるという医学的根拠が多数示されており、妊娠中、授乳中の女性においては催奇形性の懸念もあり禁忌とされています。

 

 

男性型脱毛症治療ガイドラインをもとにどういった治療方針をたてるのか?

 

 新宿AGAクリニックでは、医療機関として間違いがない、正しい医療を提供したいという理念のもと、このガイドラインのエビデンスを非常に重要視して治療を行っております。ガイドラインでも触れられていますが、「この通りにやりなさい!」というわけではなく、標準的治療試案としての位置づけであるとしています。

 推奨度Aの治療を薄毛治療のベースととらえていただき、このガイドラインではまだ言及されていないが十分な最新の医学的根拠が示されている治療をコンビネーションして、ガイドライン通りの最低限の標準的治療では到底実現できない最高の結果を導き出す努力を常に行っております。


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