リジンで副作用は起こる?効果や摂取量についても解説

リジンで副作用は起こる?効果や摂取量についても解説

リジンのサプリメントが気になっているものの、副作用が心配で踏み出せない方も多いでしょう。

 

リジンは髪や肌によいと聞く一方で、ヘルペス対策や白髪への効果など情報が多く、判断に迷いやすい成分です。

 

本記事では、リジンで起こりうる副作用と注意点に加え、期待できる効果や摂取量の目安を解説します。

 

薄毛対策としてリジンを検討している方は、治療の選択肢とあわせて参考にしてください。

リジンで副作用は起こる?主な症状と注意点

リジンは体内で合成できない必須アミノ酸の一つで、食事やサプリメントの目安量の範囲であれば安全性は高いと考えられています。

 

ただし、一度にリジンを多く摂ると不調につながる場合があるため、注意点を確認しておきましょう。

リジンの過剰摂取で起こりうる副作用

リジンを摂りすぎた際に報告されているのは、胃痛・下痢・吐き気といった消化器症状です。

 

71件の臨床研究を対象とした系統的レビューでは、胃痛・下痢・吐き気などの消化器症状が報告され、暫定的な無毒性量は1日6,000mgと評価されました。

 

ただし、これは摂取を推奨する量や安全性を保証する上限値ではありません。

 

サプリメントからの過剰摂取は避けましょう。

 

参考:PubMed_L-リジン経口摂取の安全性評価:系統的レビュー

ヘルペス対策でリジンを摂取する際の副作用と注意点

口唇ヘルペスの再発予防を目的に、リジンを摂取する方もいます。

 

口唇ヘルペスの予防法を検討したコクランレビューでは、リジンの再発予防効果を裏付ける十分な根拠は確認されませんでした。

 

一部の研究では再発を減らす可能性も報告されていますが、有効性は確立されていません。

 

ヘルペスの症状がある場合は、サプリメントだけに頼らず、医療機関で適切な治療を受けることが大切です。

 

参考:PubMed_口唇ヘルペス(唇のヘルペス)の予防策

持病がある方や薬を服用中の方は医師への相談が必要

腎臓や肝臓に疾患がある方は、リジンを含むサプリメントを自己判断で多量に摂取せず、医師に相談しましょう。

 

また、一部の抗菌薬との併用による腎機能への影響を示唆する動物実験もありますが、通常の経口摂取で同様の影響が起こるかは明らかではありません。

 

薬を服用している方は、サプリメントを使用する前に医師や薬剤師に確認してください。

 

また、一部の研究では、リジンが腸でのカルシウム吸収を促進し、尿中への排泄に影響する可能性が報告されています。

 

ただし、研究は限られており、サプリメントによる健康効果や長期的な影響は十分に明らかになっていません。

 

参考:PubMed_ヒトにおける食事性L-リジンとカルシウムの代謝

リジンに期待できる効果

リジンはタンパク質の合成に重要なアミノ酸で、筋肉や皮膚、髪など体の組織をつくる材料として働きます。

 

また、腸からのカルシウム吸収を助け、尿への排泄を抑える作用も報告されています。

 

参考:PubMed_ヒトにおける食事性L-リジンとカルシウム代謝

髪の主成分ケラチンの材料となるリジンの効果

髪の主成分は、18種類のアミノ酸が結びついてできたケラチンというタンパク質です。

 

リジンはその材料の一つであり、不足が続くと健康な髪を育てにくくなる可能性があります。

 

ただし、リジンを補えば髪が生えるという発毛効果は医学的に確立されていません。

 

あくまで髪が育つ土台を整える栄養素と捉えるとよいでしょう。

白髪へのリジンの効果は期待できるのか

白髪は、毛根で色素をつくるメラノサイトの働きが低下し、髪にメラニンが届かなくなることで生じます。

 

主な要因は加齢や遺伝とされ、ストレスや生活習慣の関与も指摘されています。

 

現時点では、リジンの摂取で白髪が改善するという根拠は乏しく、黒髪に戻す目的での使用は期待しにくいでしょう。

女性にもうれしいリジンの効果

リジンは、肌の弾力を支えるコラーゲンを構成するアミノ酸でもあります。

 

ビタミンCとともにコラーゲンの生成にかかわるため、肌や髪の健康維持に役立つ栄養素といえます。

 

鉄とリジンを併用した女性で抜け毛が減ったという報告もありますが、栄養状態などが関係する可能性があり、リジン単独で抜け毛を改善できると証明されたわけではありません。

 

参考:PubMed_栄養因子と脱毛

リジン摂取量の目安と摂取方法

リジンは毎日の食事から摂ることが基本です。

 

食事量が少ない方や主食に偏りがちな方は、まず肉・魚・卵・大豆製品などの食品を取り入れ、食事全体の栄養バランスを見直すことが大切です。

 

サプリメントの使用を検討する場合は、必要性や摂取量を確認しましょう。

1日あたりのリジン摂取量の目安

WHO・FAO・UNUの合同報告(2007年)では、成人のリジンの平均必要量を体重1kgあたり1日30mgと推定しています。

 

この量は通常の食事から摂取するリジンを含めたものであり、サプリメントで追加摂取することを推奨する量ではありません。

 

体重 1日の必要量の目安
50kg 約1,500mg
60kg 約1,800mg
70kg 約2,100mg
80kg 約2,400mg

 

上記は必要量に体重をかけて算出した値です。

 

体重60kgの方であれば約1,800mgが目安となり、肉や魚を含む通常の食事で満たしやすい量でしょう。

 

参考:WHO_Protein and amino acid requirements in human nutrition(WHO Technical Report Series 935)

参考:PubMed_代謝病棟における8週間の管理されたリジン補給が若年男性の筋機能、インスリン感受性、およびロイシン動態に及ぼす影響

リジンを多く含む食品

リジンは、動物性食品と大豆製品に多く含まれています。

 

食品の種類 代表的な食品
肉類 鶏むね肉、豚ロース、牛もも肉
魚介類 かつお、まぐろ赤身、さば
乳製品・卵 チーズ、牛乳、ヨーグルト、卵
大豆製品 納豆、豆腐、きな粉

 

一方で、米や小麦などの穀類はリジンが少ないため、主食だけで済ませる食事が続くと不足しやすくなります。

 

ご飯やパンに肉・魚・大豆製品のおかずを組み合わせる意識が大切です。

リジンサプリを選ぶポイントと飲み方

リジンのサプリメントを選ぶ際は、1日分のリジン含有量が明記されているかを確認しましょう。

 

GMP認定工場で製造された製品かどうかも、品質管理体制を確認する際の参考になります。

 

ただし、GMP認定はサプリメントの効果や安全性を保証するものではありません。

 

なお、リジンを多く飲んでも効果が高まるわけではないため、パッケージに記載された目安量を守ることが重要です。

リジンは効果なし?薄毛が改善しない理由

リジンを続けても変化を感じにくいのは、リジンが薬ではなく栄養補給にあたるためです。

 

このため、栄養不足以外の原因で起きている薄毛には実感が得られにくいでしょう。

リジンだけではAGAの進行を抑えることが難しい

AGAは、男性ホルモンのテストステロンが酵素の5α-リダクターゼによりジヒドロテストステロン(DHT)へ変わることで進行します。

 

DHTの影響で髪の成長期が短くなり、太く育つ前に抜け落ちてしまうのです。

 

リジンがDHTの産生を抑え、AGAの進行を防ぐという医学的根拠は確立されていないため、栄養補給だけでAGAの進行を食い止めることは難しいといえます。

薄毛が気になる場合はAGA治療薬を検討する

薄毛が気になる場合は、AGA治療を検討することが重要です。

 

治療薬 種類 主な役割
フィナステリド 内服薬 5α-リダクターゼⅡ型を阻害し、抜け毛を抑える
デュタステリド 内服薬 5α-リダクターゼⅠ型・Ⅱ型を阻害し、抜け毛を抑える
ミノキシジル 外用薬 毛母細胞を活性化させ、発毛を促す

 

日本皮膚科学会のガイドラインでは、フィナステリドとデュタステリドの内服、ミノキシジルの外用が推奨度Aに位置づけられています。

 

抜け毛を抑える薬と発毛を促す薬では役割が異なるため、症状に合わせて医師と相談しながら選ぶことが大切です。

 

参考:日本皮膚科学会_男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ

リジンは適量であれば安全性の高い栄養素ですが、AGAの進行を抑える作用は期待できません。

 

抜け毛や生え際の後退が気になる方は、早めに専門のクリニックへ相談することをおすすめします。

 

新宿AGAクリニックでは、カウンセリング料・初診料・再診料がいずれも無料で、予算に合わせた治療をご提案しています。

 

新宿駅から徒歩4分、西新宿駅から徒歩1分と通いやすい立地であるため、お気軽にご相談ください。

 

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大藪 顕

大藪 顕 新宿AGAクリニック院長

【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長

【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医

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