25歳男性(AGA、N-HⅡ型)
初診時(AGA、N-H分類2型)
25歳男性の頭頂部、生え際の薄毛で受診の患者様です、母方にAGAの遺伝がある方です。タバコは吸われません。ややお仕事が忙しく不規則な生活ではいらっしゃるようです。普段は常に帽子をかぶって生活されていました。
AGAのN-H分類で2型程度の進行を認めます。髪の毛は非常に細く力がない感じです。
①デュタステリド、ミノキシジル内服
②ミノキシジル外用
③オーダーメイドメソセラピー(ミノキシジル、フィナステリド、毛髪成長因子)
で薄毛治療を開始しました。
状態の経過を見ながらもっとも効果的な薬剤投与量を探っていきます。
AGA治療一か月目(大幅な初期脱毛)
初期脱毛を認めます。頭皮マイクロスコープ検査でも非常に細い毛が多い方で、言わば「抜けるべき毛」が多かった方ですので、初期脱毛は認めることが多いです。ご本人にも初期脱毛は起こりますとお伝えしておりましたので、もちろん不安はあったと思いますが安心して治療継続していただきました。
AGA治療3か月目(薄毛大幅改善)
AGA治療開始3か月目で生え際、頭頂部ともに薄毛大幅改善しました。患者様も帽子をかぶることはすでにやめられたようです。髪の毛にもツヤとコシが出てきました。生え際も写真でも明白なくらい前進してきております。
初診時と3か月目の生え際を比べてみます。
左が初診時、右がAGA治療3か月目です。新しい毛が生え際にたくさん出てきております。このような結果は飲み薬のみでは実現不可能です、AGA発毛メソセラピーの効果によるところが大きいと思われます。
もちろん3か月目ですので、6ヶ月目、1年目はさらなる回復を期待してよいでしょう。
AGA治療11か月目
約一年で大きく髪質まで変わってきています。この患者様は非常に髪質の変化が顕著です。初診時は濡れたらぺちゃんこになるほどの細さだったのですが、現在は元々のくせっ毛が戻ってきており、パーマを楽しんでおられます。帽子を手放せなかったようでしたが、最近は帽子も使わなくなったとのことです。当院としてもうれしい限りです。
【副作用等】
フィナステリド、デュタステリド・・・・性欲減退、精子減少など
ミノキシジル・・・・動悸、むくみ、だるさ、多毛など
メソセラピー・・・・軽度の赤み、むくみ、腫れなど
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医