AGAの頭皮マイクロスコープ検査でわかることは?画像とともに解説

AGAの頭皮マイクロスコープ検査でわかることは?画像とともに解説

マイクロスコープ

AGAの頭皮マイクロスコープ検査でわかること

マイクロスコープはデジタルカメラを搭載した顕微鏡の一種で、画像をモニターでチェックしながら使用できる点が特徴です。

 

AGAを発症しているかどうかは視診や問診で分かるケースもありますが、マイクロスコープで検査をすると頭皮や髪の毛の状態が詳しく分かるため、より正確に診断が下せます。

 

患者さんにとっても頭皮や髪の毛の状態を視覚的に確認できる点がメリットの1つです。

 

AGAの頭皮マイクロスコープでは、主に以下のような点が確認できます。

 

  • 正常部位に比べて髪の毛が細くなっていないか
  • 1つの毛穴から何本の髪の毛が生えているか
  • 毛穴が詰まったり小さくなったりしていないか
  • 頭皮が炎症を起こしたり傷ついたりしていないか
  • 毛根が小さくなっていないか
  • 皮脂が過剰に分泌されていないか

 

外見上はわからなくても、マイクロスコープ検査では早期にAGA状態かどうかを発見することができます。

 

マイクロスコープによる検査でAGAの発症を早期に発見できれば、適切な治療により症状の進行を遅らせることが可能です。

 

同時にAGAの状態にない部分(正常な部分)の状態も見ていただくことにより、治療により目指すべき状態も理解することができます。

 

治療を開始して外見の変化も重要ですが、マイクロスコープ検査で休止期、退行期にある毛根の減少や 発毛効果が確認できれば、患者さんにとっても治療を続けるモチベーションの向上につながります。

AGAの頭皮マイクロスコープ検査の画像とともに頭皮の状態を解説

ここでは、AGAの頭皮マイクロスコープ検査の画像とともに頭皮の状態を解説していきます。

後頭部の頭皮マイクロスコープ画像

 

11603262【2W】側頭部③

 

後頭部はAGAの患者様も薄毛のサイクルに入ることはありません。

よって、ほぼ正常な頭皮の状態です。

 

毛は太く、密度も濃いです。

一つの毛根に2.3本の毛が存在します。

 

成長期にある毛根が多いと判断します。

頭頂部の頭皮マイクロスコープ画像

 

11603262【2W】頭頂部②

 

AGAの状態にある頭皮のマイクロスコープ画像です。

 

毛は細く、毛の入ってない毛根も見られます。

一つの毛根に入っている毛の本数も1本のものが多いです。

 

退行期、休止期にある毛根が多いと判断します。

抜け毛はこれでは増える一方です。

マイクロスコープを使用するメリット

AGAの診察にマイクロスコープを用いる主なメリットは以下の3つです。

 

  • AGAの早期発見につながる
  • 頭皮と毛髪の状態を詳しく観察できる
  • 治療の経過を比較できる

 

それぞれについて解説します。

AGAの早期発見につながる

AGAの診察にマイクロスコープを用いるメリットの1つが、AGAの早期発見につながる点です。

 

AGAは思春期以降に見られる代表的な男性の薄毛ですが、ゆっくりと進行するのが特徴であるため、目視だけでは発症を判別できないケースが少なくありません。

 

マイクロスコープで局所を拡大してみると、正常部位と薄毛部位との違いが明らかであるため、AGAの早期発見につながります。

 

AGAの発症を早期に発見できれば、適切な対処によりAGAの進行抑制につながります。

頭皮と毛髪の状態を詳しく観察できる

頭皮と毛髪の状態を詳しく観察できる点も、AGAの診察にマイクロスコープを用いるメリットの1つです。

 

AGAを発症すると抜け毛が増えるだけでなく、髪の毛1本1本が細くなる点が特徴です。 目視では判別が難しい髪の毛の太さも、マイクロスコープを用いれば判別が容易になります。

 

また、マイクロスコープでは頭皮の状態も詳しく観察できるため、抜け毛や薄毛の原因を判明させる際に役立ちます。

治療の経過を比較できる

マイクロスコープを用いるメリットとしては、AGA治療の経過を比較できる点も挙げられます。

 

AGAの発症が確認できた場合、適切な治療により進行を遅らせ、年齢相応の毛髪量を取り戻す効果が期待できます。

 

ただし、AGA治療は効果があらわれるまでに時間がかかるのも事実です。

 

なかには効果が実感できなくて自分の判断で治療を中断する方もいますが、マイクロスコープを用いれば初診時と比べ、頭皮や髪の毛にどのような変化が出ているのか自分の目で確認できます。

健康的な頭皮と炎症が生じている頭皮の違い

マイクロスコープ検査では、頭皮の健康な部位と薄毛になっている箇所の違いも確認できます。

 

健康な頭皮は透明感のある青白い色をしています。

 

頭皮が青白く見えるのは、頭皮下にある毛根が透けて見えるためです。

 

薄毛になっている箇所はしばしば炎症を起こしており、頭皮が赤くなっている傾向にあります。

 

頭皮が炎症を起こすとかゆみを生じるケースが多く、無意識にかきむしるなどしてさらに状態を悪化させる可能性があります。

 

頭皮の炎症はいわば赤信号と言えますが、マイクロスコープ検査で頭皮が黄色く見える方も要注意です。

 

頭皮が黄色く見える方は皮脂の過剰な分泌により、頭皮環境の悪化を招いている疑いがあるためです。

 

皮脂の過剰な分泌により常在菌の一種であるマラセチアが異常繁殖すると、脂漏性脱毛症につながる恐れもあります。

AGAになる原因とは?

AGAは英語の「Androgenetic Alopecia」を略したもので、直訳すると男性ホルモンに起因する遺伝的な脱毛症です。

 

AGAを発症する主な原因は遺伝で、父親や祖父に薄毛の方がいると将来薄毛になるリスクが増加すると考えられています。

 

また、AGAは男性ホルモンに起因する脱毛症のため、何らかの原因によりホルモンバランスが乱れると、AGAの発症リスクが増加します。

 

ホルモンバランスが乱れる原因はストレスや睡眠不足、睡眠の質の低下、過度なダイエットによる栄養不足、加齢などさまざまです。

 

AGAは進行型の脱毛症のため、発症が疑われる際には適切な治療により進行を遅らせることが大切です。

 

AGAを発症する原因についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

AGAを予防する方法

AGAの発症には遺伝的要因が深く関わっていますが、髪の毛や頭皮の健康状態は日々の生活習慣によっても大きく左右されます。

 

AGAの進行を遅らせ、抜け毛を予防するためには普段から以下4つの習慣を見直すことが大切です。

 

  • 運動
  • 食事
  • 睡眠
  • ストレス

 

それぞれ詳しく解説します。

運動

 

AGAを予防するためには、積極的に運動に取り組むのがおすすめです。

 

髪の毛は毛母細胞の分裂により成長しますが、細胞分裂は夜間に成長ホルモンが分泌されることで促進されます。

 

運動習慣を身につけると成長ホルモンの分泌が促されるため、髪の毛の成長をサポートする効果が期待できる訳です。

 

また、適度に身体を動かすとストレスの発散につながり、自律神経のバランスを整えたり睡眠の質を高めたりする効果が得られます。

 

運動といっても息が切れるほどつらいスポーツは必要ありません。

 

ウォーキングやジョギングなど、軽く汗をかく程度の運動でも十分に上記の効果が得られます。

 

仕事や家事が忙しくて運動に割く時間がない方は、エスカレーターやエレベーターを使わず階段を上るよう意識するなど工夫すると良いでしょう。

 

AGAを予防するためには継続的に運動を行う必要があるため、最初からハードルを上げないことがポイントです。

食事

 

髪の毛は毎日の食事から摂取する栄養素をもとに作られるため、栄養バランスの取れた献立を意識することも大切です。

 

髪の毛の成長に必要なタンパク質はもちろん、アミノ酸をケラチンへと再合成する際に必要な亜鉛や、頭皮環境を良好に保つためのビタミン群なども積極的に摂取しましょう。

 

栄養不足は髪の毛の成長を阻害する原因となるため、過度なダイエットなどは避けた方が無難です。

 

仕事が忙しくて自炊できない方は、サプリメントを上手に利用すると良いでしょう。

睡眠

 

髪の毛は毛母細胞の分裂により成長しますが、細胞分裂は夜間に活発化するため、良質な睡眠を確保することが大切です。

 

睡眠の質を向上させるためには、可能な限り早寝早起きを心がけ、朝日を浴びて体内時計を調節すると良いでしょう。

 

日中に適度に身体を動かすと夜になり自然な眠気が訪れるだけでなく、ストレスの発散にもつながります。

ストレス

 

ストレスが蓄積すると自律神経のバランスが乱れ、髪の毛の成長が阻害されAGAの進行を助長する結果となりかねません。

 

忙しい現代人にとってストレスを完全にシャットアウトするのは困難なため、自分なりのストレス発散法を見つけ定期的に取り組むのがおすすめです。

 

これらのセルフケアでも抜け毛が止まらない方は、AGAクリニックを受診して適切な治療を受けるようにしましょう。

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大藪 顕

大藪 顕 新宿AGAクリニック院長

【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長

【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医

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