女性のヘアロス、原因と対策とは?
師走のシーズンが近づき、お家時間も増える季節です。
食べて寝る…の生活も楽しいですが、軽いウォーキングやたっぷりの睡眠で一年の疲れをリセットしたい時期でもあります。
今回は、女性のヘアロスの原因とお家時間でも出来るヘアロス対策にフォーカスしてみようと思います。
目次
ヘアロスに悩む女性は増加傾向
ここ数年、ヘアケアにまつわるアイテムがたくさん販売されるようになってきました。
その一方で、日本人女性の悩みとして多く聞かれるのがヘアロスです。
産後脱毛など、産後のホルモンバランスの乱れに起因するものから、加齢の影響による毛量の減少、また若い世代であっても強い薬剤によるカラーリングやストレスの影響など、その原因はさまざまです。
諸外国に比較して、日本人女性のヘアロスに対する意識は非常に高いといわれています。では、女性のヘアロスが起こる原因について考えてみましょう。
原因①ホルモンバランスの変化
女性ホルモンであるエストロゲンに髪の毛の成長を促す働きがあるので、減少すると薄毛の原因になってしまいます。
減少する原因には、ストレスや不規則な生活習慣などいくつかの要因が考えられ、中でも代表的なのは更年期に起こるホルモンバランスの乱れです。
女性は、加齢によって卵巣の機能が低下していき、徐々に女性ホルモンの分泌が少なくなると言われています。
そのため、女性ホルモンが急激に減少する更年期の時期は、みずみずしい髪の毛を保つことができなくなり、髪の毛が細くなりパサつきも目立つようになります。
その結果、薄毛が目立ち始めてしまうのです。
また、出産後も大きくホルモンバランスが変化する為、いわゆる産後脱毛という現象が起きる事も多くあります。産後はエストロゲンの分泌が急激に減ってしまうため、ヘアサイクルが出産前の状態へと戻っていきます。その結果、急激な抜け毛を感じてしまうようになるのです。
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原因②ストレスや睡眠不足
強いストレスは自律神経の乱れを招くため、血流が悪くなることがわかっています。
ストレスを強く感じる時は、ゆったりとした入浴やアロマなどを活用しリラックスする工夫をしてみましょう。また、質の悪い睡眠や睡眠不足は、睡眠中に分泌される成長ホルモンが不足してしまいます。
その結果、髪の成長に必要な栄養がしっかりと行きわたらないなどの悪影響を及ぼす可能性があります。
休日などは、無理に予定を詰め込まずしっかりと睡眠時間を確保するよう心がけましょう。
原因③間違ったヘアケア
日々のヘアケアが間違っていると、頭皮にストレスがかかりダメージやヘアロスの原因になってしまいます。
例えば、頭皮にドライヤーの風をあてすぎていたり、髪を乾かさないで寝てしまう、無理なブラッシングなど、日々無意識に行っている習慣がヘアサイクルに悪い影響を与えているかもしれません。
平均的な一日の抜け毛は、100本前後が目安です。もちろん抜け毛の多い夏~秋はもっと増えてしまいます。
最近顕著に生え際が薄くなったり、分け目がスカスカになってきたなど頭皮環境に変化が現れた場合は、自己流の対策よりも早めに専門医へご相談頂くことをおすすめ致します。
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頭皮のセルフケアを実践してみましょう
正しい頭皮ケアは代謝を高め、健やかな髪を育むための頭皮環境につながります。
ここでは、お家時間にできるセルフケアについてご紹介します。
頭皮ケアマッサージ
後頭部や側頭部に両手を当て、優しく揉み解すように頭頂へ向かってマッサージしてみましょう。
頭皮もお肌と同様にデリケートな部分ですので、強く擦るマッサージはNGです。
毎日の習慣にすることで、頭皮のコリが改善され血流アップにつながります。
マイルドな洗浄成分のシャンプーを選ぶ
頭皮には適度な油分があり、水分とのバランスが取れていることが大切です。
アルコール系の界面活性剤(汚れを落とすため、水と油を乳化させる成分)が多いものは洗浄力が強い傾向にあります。表示としては、「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」などが挙げられます。強い洗浄成分は皮脂を取り過ぎてしまい、かえって皮脂分泌が過剰になったり、乾燥の原因になる場合があります。
一方、アミノ酸系の洗浄成分は低刺激の洗浄成分ですので、適度に皮脂を残してくれるシャンプーです。
強い洗浄成分にこだわりがない場合にはアミノ酸系洗浄成分のシャンプーを選ぶことをおすすめします。
摩擦はダメージを招くので注意!
髪が濡れたまま寝てしまうと、キューティクルが開いた状態で枕の摩擦が加わるので、水分が逃げだしダメージが進んでしまいます。また、頭皮にも雑菌が繁殖しやすくなり悪影響です。
洗髪後はタオルドライをして余分な水分を拭き取り、ドライヤーでしっかりと乾かしてからベッドに入りましょう。
インナーケアにも着目しましょう
ヘアロスを食い止めるには食事バランスも大切です。
髪の主成分となるケラチンはたんぱく質(牛肉・豚肉・魚・卵など)に含まれるアミノ酸からつくられています。この他にも海藻類はケラチンの生成に、B群の一種であるビオチン(大豆など)はヘアロスに効果的といわれています。日々のヘアケアにプラスして、インナーケアに力を入れてみましょう。
新宿AGAクリニックでは、髪の成長に必要な栄養素を効率よく摂取できる、国産のオリジナルドクターサプリメントをご用意しております。手軽に毎日の生活にプラスできるインナーケアとしておすすめです。
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顕著なヘアロスは早めに専門へご相談を!
今まで色々と試してみたけれどなかなか改善がみられない…と感じるようであればぜひ一度専門医までご相談ください。
ヘアロス問題は自己判断であれこれ試してみるよりも、専門医や毛髪診断士のアドバイスのもと対策をスタートする方が得策です。早めの対策で、10年後も20年後も豊かで美しい髪をキープできます。
新宿AGAクリニックでは「皮膚科」「美容外科」「形成外科」における長年の経験と専門知識、最新の知見を元に、患者様一人一人の状態に合わせたオーダーメイドの処方薬、オーダーメイドの外用薬、オーダーメイドのAGA発毛施術を行っております。
お一人で悩まず、お気軽にご相談下さい。
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【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医