はげは大学生でも進行する?頭頂部やつむじがはげる原因を解説
抜け毛や薄毛は中高年以降の男性の悩みと思われがちですが、実際には大学生でもつむじはげやM字はげに悩まされている方がいます。
ストレスや生活習慣が原因であればセルフケアによって回復する可能性がありますが、進行型の脱毛症であるAGAを発症している方は早期に適切な治療を受けなければなりません。
こちらの記事では、大学生がはげになる原因やそれを確認する方法、有効な対策について解説します。
はげや薄毛に悩んでいる大学生の方は参考にしてください。
目次
はげは大学生でも進行する?その割合とは?
はげは、大学生でも進行する可能性があるため注意が必要です。
男性に見られる代表的な薄毛がAGAですが、日本皮膚科学会が監修する男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインによると、AGAは思春期以降に発症して徐々に進行する脱毛症と定義されています。
20代のうちにAGAを発症するのは全体のおよそ10%とされており、実際にはげが気になりはじめる平均年齢は38.4歳とされています。
AGAの厄介な点は、いつの間にか発症しており、気が付いたときにはある程度進行してしまっている点です。
一般的に、はげが気になりはじめるのは30代後半ですが、実際にAGAを発症するのはそれよりもかなり前であるケースが少なくありません。
AGAは基本的に完治することがないため、発症が疑われる際には速やかに対処する必要があります。
その意味では大学生であっても油断は禁物と言えるでしょう。
また、女性もストレスや頭皮に負担がかかる髪形、過度なダイエットによる栄養不足などが原因ではげてしまう可能性があります。
自分がはげているのか確認する方法は?
大学生の方は中高年以降の男性のように、頭頂部などの局所がはげ上がることはあまりありません。
そのため、気が付いたら薄毛が進行していたというケースが多く見られます。
将来の薄毛を予防するためにも普段から以下3つの兆候が現れていないか確認し、はげが進行していないかチェックするのがおすすめです。
- 枕やシャンプー時の抜け毛が増加している
- 生え際が後退している
- 髪にハリコシがなくなった
ここでは、自分がはげているのか確認する3つの方法について解説します。
枕やシャンプー時の抜け毛が増加している
大学生のはげが進行している際には、枕やシャンプー時の抜け毛が増加している傾向にあります。
抜け毛はだれにでも見られる生理現象の一種で、1日に50本から100本程度の抜け毛であれば、そこまで心配する必要はありません。
また、春先や秋口など季節の変わり目になると一時的に抜け毛の量が増える方もいますが、長く続かないようであれば、問題はありません。
ただし、1日に100本以上の抜け毛が長期にわたり続くようであれば、何らかの脱毛症を発症している可能性が疑われます。
生え際が後退している
生え際が後退している方も、はげが進行している可能性があります。
AGAの特徴の1つが生え際の両サイドから後退するM字はげです。
普段髪の毛を下ろしている方は、定期的に鏡の前で髪をかき上げて生え際を確認してみましょう。
女性の方も髪形によっては頭皮が引っ張られ、生え際の後退を招くケースがあります。
おでこがもともと広い方は過度に心配する必要はありませんが、以前に比べて眉毛から生え際までの距離が広がっているようであれば要注意です。
髪にハリコシがなくなった
髪の毛にハリやコシがなくなっている方も、はげが進行している可能性があります。
髪の毛にハリやコシがあるかチェックする方法の1つが抜け毛の確認です。
抜け毛が以前と比べて細く、弱々しくなっている方は、何らかの脱毛症を発症している可能性も疑われます。
髪の毛にハリやコシがあるかどうか分からない方は、以前と比べて髪の毛全体のボリュームが減少していないかチェックしてみましょう。
大学生で頭頂部やつむじがはげるのは、やばいのか?
大学生であっても頭頂部やつむじがはげるのは、やばい兆候といえます。
大学生の方は、ストレスや生活習慣の乱れにより抜け毛が増えたり、薄毛が悪化したりする傾向にあります。
また、男子と女子とでは頭頂部やつむじが薄くなるメカニズムが異なるケースがあるため、将来のハゲを予防するためにも抜け毛や薄毛が増える原因を知っておくのが大切です。
男子大学生の場合
男子大学生の場合はストレスや生活習慣の乱れだけでなく、AGAが原因で薄毛になる可能性があることを知っておく必要があります。
AGAは男性に見られる代表的な薄毛で、主に遺伝的な要因によって発症します。
AGAは進行型の脱毛症のため、治療を受けないと薄毛が確実に進んでしまうため注意が必要です。
現在では、薄毛治療を専門とするクリニックでAGAの治療が受けられるため、無料カウンセリングなどを利用して相談するのがおすすめです。
若いうちからAGA治療を始めると、将来の薄毛を予防できる可能性が高くなります。
そのため、抜け毛量の増加などが気になる際には、専門医に早めに相談するのがポイントです。
女子大学生の場合
主に遺伝が原因で薄毛を発症する男性とは異なり、女性は普段の髪形やヘアカラー・パーマによるダメージ、ホルモンバランスの乱れ、過度のダイエットにともなう栄養不足などが原因で薄毛を発症する傾向にあります。
例えばポニーテールなど頭皮に負担がかかる髪形を続けていると、局所の血行不良によって髪の毛の成長が阻害され、牽引性(けんいんせい)脱毛症を発症する可能性があります。
また、誤ったヘアケアやホルモンバランスの乱れ、過度のダイエットによる栄養不足も髪の毛の成長を妨げるため注意が必要です。
大学生からでも遅くはない!有効的なはげ対策とは?
大学生など若い方のはげは、中高年以降の方が発症するはげに比べると改善しやすい傾向にあります。
そのため、なるべく早めに以下のような対策を実践するのがおすすめです。
- 良質なタンパク質を摂取する
- 規則正しい生活を心がける
- 適度に運動をする
- 正しいヘアケアを行う
- ストレスを発散する
- 病院やクリニックでAGAの治療を受ける
ここでは、大学生が実践したい6つの有効なはげ対策について解説します。
良質なタンパク質を摂取する
髪の毛は日常の食事によって摂取した栄養素から作られます。
特にタンパク質は髪の毛を作る原料となるため、普段の食事メニューに良質なタンパク質を取り入れるよう心がけましょう。
厚生労働省が策定する日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、18歳〜29歳の方が1日に摂取するよう推奨されているタンパク質の量は男性で65g、女性で50gとなっています。
ただし、食事から摂取したタンパク質がそのまま髪の毛になる訳ではありません。
食事から摂取したタンパク質はいったんアミノ酸レベルに分解され、必要とする身体の各所へと送られます。
髪の毛はアミノ酸がケラチンへと再合成されて作られますが、その際に重要な役割を果たすのが必須ミネラルの一種である亜鉛です。
そのため、将来の薄毛を予防するためにも良質のタンパク質はもちろん、亜鉛の摂取も欠かさないよう心がけてください。
規則正しい生活を心がける
人間の脳内では就寝中に成長ホルモンが分泌され、細胞分裂が活発化することで損傷部位の修復や身体の回復が行われます。
髪の毛は毛母細胞の分裂によって成長するため、成長ホルモンが正常に分泌されるよう適切な睡眠をとる必要があります。
成長ホルモンは深い眠りであるノンレム睡眠中に分泌されるため、睡眠時間を確保するのはもちろん、睡眠の質を高めるのも重要です。
大学生の場合、1日あたり6時間から7時間の睡眠時間を確保するよう心がけましょう。
睡眠の質を高めるためにはなるべく早寝早起きを心がけ、寝る直前までスマホやパソコンなどの明るい画面を見ないようにするのがポイントです。
適度に運動をする
髪の毛は毛母細胞の分裂によって成長しますが、細胞分裂のためのエネルギーを毛細血管から受け取っています。
毛細血管は細くて血行不良に陥りやすいため、普段から適度に運動をして全身の血行を促進するよう心がけましょう。
身体を動かすのが好きな方は、サークルなどに所属して、定期的に運動すると良いでしょう。
運動が苦手な方はなるべく自転車を使わずに歩いたり、エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を使うなど工夫するのがおすすめです。
運動といっても息が切れるような激しい運動に取り組む必要はありません。
ウォーキングや散歩でも十分に運動になるため、自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。
正しいヘアケアを行う
将来のはげを予防するためには、毎日のヘアケアを正しい方法で行う必要があります。
正しいヘアケアの手順は以下の通りです。
- 髪を洗う前にブラシでとかす
- 髪の毛だけでなく頭皮も予洗いする
- シャンプーは、手のひらでしっかりと泡立ててから行う
- 指の腹でマッサージするように頭皮を洗う
- シャンプーが残らないようしっかりとすすぐ
- 髪を洗い終えたらタオルドライを行い、ドライヤーで適度に乾かす
また、ヘアカラーやパーマは髪の毛や頭皮にダメージを与えるため、2ヶ月以上の間隔を空けて施術を受けるのがおすすめです。
ストレス発散をする
ストレス状態が継続すると自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮して血行不良を招きます。
また、自律神経のバランスが乱れると、ホルモンバランスも変化しやすいため注意が必要です。
ストレスの発散法は人によりさまざまですが、適度に運動をしたり趣味に没頭する時間を設けたりするなど、自分に合った方法を探しておくのがおすすめです。
病院やクリニックでAGAの治療を受ける
上記のセルフケアで抜け毛が減らない方や薄毛が進行してしまう方、髪の毛のボリュームダウンが見られる方は、病院やクリニックで治療を受けるのがおすすめです。
薄毛治療を病院で行う際には皮膚科を選択するのが一般的です。
ただし、皮膚科医がAGAなどの薄毛に精通しているとは限らないため、薄毛治療を行うのであればAGAクリニックを受診するのがおすすめです。
AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ
AGAを始めとする薄毛治療に関するご相談なら、新宿AGAクリニックまでお問い合わせください。
男性に見られる代表的な薄毛がAGAですが、大学生男子でも発症する可能性があります。
また、大学生女子も普段の髪形や誤ったヘアケア、ストレス、過度のダイエットにともなう栄養不足、ホルモンバランスの乱れが原因で薄毛を発症するケースもあるため注意が必要です。
新宿AGAクリニックでは男性だけでなく、女性の薄毛治療も専門的に行っています。
カウンセリングは無料で受けられるため、治療に関するご質問や費用に関するご相談など、カウンセラーまでお気軽にお問い合わせください。
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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