女性の大敵!頭皮の臭いとベタつきはなぜ起こる!?
毎日シャンプーをしていてもなぜ頭皮は臭くなりベタつくのでしょうか。
これから汗の増えるシーズンになっていくと、頭皮の臭いは更に強くなっていきます。
今回は、頭皮の臭いとべたつきの原因、その対処法についてお話します。
目次
頭皮の臭いやベタつきの原因とは?
頭皮は体の中で最も皮脂分泌が多い場所です。
頭皮の臭い、ベタつきは主に皮脂が原因です。
実は頭皮はTゾーンの2倍もの皮脂が分泌されていて臭くなりやすいのです。
その為、皮脂が空気中の雑菌と結びつくことにより雑菌が増え嫌なニオイを放つ原因となるのです。
頭皮の毛穴は大きく更に数も多い為、皮脂やフケなどが酸化して詰まりやすくシャンプーの時に洗いきれず残ってしまう事で雑菌の繁殖を招き頭皮の嫌なニオイにつながるというわけです。
では、シャンプーでしっかり皮脂を落とせば良くなるのでしょうか。皮脂が原因ならば洗浄力の強いシャンプーでしっかり落とすのが良いのか。実はそうとも言い切れません。
皮脂の取り除き過ぎは頭皮を乾燥させてしまい乾燥することで皮脂分泌が過剰になります。かえって嫌なニオイやベタつきの原因になることもあります。
頭皮が臭くなりやすい人の特徴とは?当てはまる方は要注意!
以下の項目に当てはまる方は、臭いやベタつきが起きやすいかもしれません。
当てはまる項目が多い方は少しだけ生活習慣を見直すなどの工夫がおすすめです。
・1日に何度も頭を洗う。
・シャンプーを簡単に済ませている。
・肌質にあったシャンプーを選べていない。
・睡眠不足
・ストレスが多い
・食生活が乱れている
・喫煙
・飲酒
・運動不足
頭皮の臭い、もしかして加齢臭?
。
加齢臭といえば男性のイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
これは女性ホルモンが皮脂の分泌や酸化を抑えてくれているため女性の体臭は男性ほどきつくはないのです。
40代ごろから加齢臭の原因物質ノネナールが増え、女性ホルモンが減ることも手伝って頭皮のニオイの原因となるのです
頭皮の臭いの原因は皮膚トラブルかも?
【脂漏性皮膚炎】
乳児や思春期、30代~70代に多い皮膚炎です。皮脂が過剰に増えることで皮脂をエサにしているマラセチアという常在菌(カビ)が大量に繁殖します。カビと聞くとびっくりする方もいらっしゃいますがほとんどの人の頭皮に存在する常在菌です。マラセチアが皮膚から分泌される皮脂を分解することで皮膚に炎症を起こし、更に過剰な皮脂やフケが出る原因となります。皮脂が酸化することにより嫌なニオイの原因となってしまうのです。過剰に分泌された皮脂が毛穴や毛根を炎症させる事で毛根にダメージを与えニオイやベタつきだけでなく抜け毛や薄毛の原因を引き起こす事があります。
<症状の特徴>
・フケが出る。
・頭皮に炎症がある。
・頭皮が赤みを帯びている。
・強いかゆみや痛みがある。
頭皮の臭いとベタつき対処法とは?
では、頭皮の臭いやベタつきにはどうような対処法があるでしょうか。
ここではいくつかの対処法についてお話していきます。
正しいシャンプーを心がける
シャンプーは1日1回。自分の肌質にあったシャンプーを選んで行ってください。
皮脂の量が気になる方でもシャンプーは1日1回がおすすめです。(汚れが多い時には2度洗いもおすすめです)
頭を洗い過ぎると頭皮の潤いを保つための皮脂まで洗い流してしまい頭皮が乾燥し、更に皮脂分泌が過剰になり脂っぽい頭になってしまします。
またシャンプーを選ぶ際は頭皮が脂っこいからといって洗浄力の強いものを選ぶ方もいらっしゃいますがこちらは逆効果。脂を取りすぎてしまうと乾燥の原因になりベタつきを悪化させます。自分の肌質にあったシャンプーを選ぶことが大事です。
ニオイやベタつきが気になっている方は朝シャンプーをするとい方も多いようですが、夜1日の汚れを落とし清潔な状態で眠ることが大切です。眠っている間に頭皮や髪の毛に栄養を与えてくれる成長ホルモンが分泌されます。毛母細胞が活発になるのはゴールデンタイムと呼ばれている22時~2時、この時間に眠ることで成長ホルモンが最大限に分泌されます。なるべくこの時間に頭皮が清潔な状態で眠るのが理想です。
シャンプーの際の注意点
シャンプーを頭につける前に、まずはお湯で髪と頭皮を十分に予洗いしましょう。
シャンプーを手で泡立ててゴシゴシ力を入れないように優しく指の腹で洗う事が大切です。
強く洗う事で頭皮に傷をつけ肌トラブルや乾燥の原因を引き起こします。
シャンプー後はしっかり洗い流すことが重要。泡や汚れの洗い残しはニオイの原因になります。コンディショナーやトリートメントを使用の際は頭皮に付けてしまうと毛穴を塞ぎニオイやベタつきの原因になる場合がありますので毛先や髪の毛を中心に付けます。
洗った後はドライヤーで髪をしっかり乾かします。濡れたまま生乾きで放置してしまうと雑菌が繁殖しニオイの原因となります。
食事バランスに気をつける
肉類や乳製品に含まれている動物性脂肪。
動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸は摂りすぎてしまうことで皮脂分泌が増えニオイの元になってしまいます。
糖質(炭水化物)の摂りすぎも皮脂分泌の原因となります。
バランスを考え、魚や野菜や果物海藻類なども摂取する。ビタミンCには皮脂の抑制効果があります。
またカフェインの含まれるコーヒーやお酒を飲み過ぎることにより皮脂の分泌が増える原因になってしまいます。
毎日の食事で摂りきれない栄養素は、サプリメント等で補うのもおすすめです。
生活習慣を整え、ストレスを溜めない
ホルモンバランスに皮脂の分泌量は大きく影響されます。男性ホルモンが増えると皮脂分泌を抑える女性ホルモンの作用が減ってしまうため皮脂分泌が増えてしまうのです。
ストレスがたまると交感神経が優位になりホルモンバランスがくずれ男性ホルモンが増えます。
睡眠不足や飲酒、喫煙、運動不足など生活習慣を見直す事も大切です。
十分な睡眠をとることでストレスが軽減する効果もあります。
過剰な皮脂分泌は頭皮環境を悪化させ、頭皮の臭いやベタつき、更には抜け毛や薄毛の原因にもなりうるのです。頭皮の潤いバランスを整えて美しい頭皮と髪を手に入れましょう!
まとめ
健やかな頭皮環境は臭いやベタつきを緩和させます。
正しいシャンプーと食生活、そして上手にストレス発散をして頭皮を健康に保ちましょう。
新宿AGAクリニックでは、AGA治療はもちろん重度の円形脱毛症や抜毛症、女性の薄毛(FAGA)などあらゆる薄のお悩みに幅広く対応しております。問診の際に生活習慣についてのアドバイスもさせていただきますので、お一人で悩まずお気軽に新宿AGAクリニックまでご相談ください。

【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医