はげる人の6つの特徴とその前兆を紹介!対策についても解説します。
若い時には髪の毛がフサフサだった方でも、年齢とともに髪の毛のボリュームが気になってきたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に身内に薄毛の人がいる場合、自分も将来はげるのではないかと不安になることもあるでしょう。
では、はげる人には何か特徴があるのでしょうか。今回の記事では、はげる人に見られる6つの特徴や薄毛の予防法、改善対策について紹介しています。
自分が今後はげるのではないかと心配な方や実際に髪の毛のボリュームが減少しつつある方は、なるべく早めに対策することが重要です。
はげる人の6つの特徴
それではまず、はげる人に多くみられる6つの特徴についてご紹介します。当てはまる項目が複数ある方は注意が必要です。
抜け毛が増える
抜け毛が目に見えて増えるといった変化も、代表的なハゲの前兆です。
抜け毛は誰にでも見られる生理的な現象であり、毎日50本から100本程度の髪の毛が抜けることには特に問題がありません。
また、季節によって抜け毛の量が増える時期もあります。ですが、1日に100本以上の抜け毛が毎日のように続く場合、はげが進行している可能性もあります。
排水溝に詰まる髪の毛の量が増えている場合や、枕に付着する抜け毛の量が増えている場合、ドライヤーをかけた後に床に散らばっている髪の毛の量が増えている場合などは注意が必要です。
誤ったヘアケアで髪が傷んでいる
誤ったヘアケアは、はげる人の特徴として挙げられます。特に市販のシャンプーを使っていると、知らないうちに頭皮環境の悪化を招いているケースが少なくありません。
市販のシャンプーは頭皮や髪の毛を洗浄するのが目的であり、ヘアケアが目的ではありません。また、頭皮を指先でひっかいたり、熱いお湯で洗い流したりすることも、頭皮環境の悪化を招きます。
タバコを吸っている
はげる人の特徴としては、タバコを吸っていることも挙げられます。タバコに含まれるニコチンには、毛細血管を収縮させる作用があります。
頭皮には毛細血管が多く分布しているため、喫煙によって毛細血管が収縮すると、髪の毛を成長させるための栄養が不足します。その結果、はげるリスクが高くなるのです。
親族に薄毛の人がいる
はげる人に見られる特徴の1つが、親族に薄毛の人がいるという点です。特に男性に見られる代表的な薄毛であるAGAの場合、両親から受け継いだ遺伝子が影響することも分かっています。
AGAの原因として挙げられるのが、5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の活発度、およびアンドロゲン受容器の感受性です。遺伝的に5α-リダクターゼが活発に働く方や、アンドロゲン受容器の感受性が高い方の場合は薄毛を発症しやすいとされています。
ストレスを溜めやすい
ストレスを溜めやすい人にも薄毛が見られやすいという特徴があります。過度のストレス状態が続いた場合、自律神経のバランスが乱れます。
日本人の場合、自律神経のバランスが乱れると、交感神経が優位に傾く傾向にあります。交感神経が優位になると、血管が収縮し血行を阻害します。
その結果、髪の毛が成長するためのエネルギーが不足し、薄毛になりやすいのです。
食生活が乱れている
食生活が乱れていることも、はげる人に見られる特徴として挙げられます。抜け毛や薄毛は男性だけの問題ではなく、女性にとっても非常にデリケートなお悩みとなっています。
若い女性の場合、過度のダイエットにともなう栄養不足が、抜け毛や薄毛のリスクを高めます。また、普段から乱れた食習慣を続けていると、髪の毛が成長するための栄養不足に陥り、はげるリスクが高くなります。
睡眠が不足している
はげる人に見られる特徴としては、睡眠が不足していることも挙げられます。髪の毛は毛母細胞が分裂・増殖することによって押し出されるように伸びていきます。
毛母細胞の分裂は、私たちが寝ているときに活発化します。そのため、睡眠不足に陥ると髪の毛の成長が妨げられ、はげになるリスクを高めるのです。
はげの前兆となる7つの症状
はげの多くは徐々に進行するものであり、朝起きたらいきなりはげていたなどということはあまりありません。
では、はげの前兆にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、はげの前兆となる7つの症状について紹介しています。
つむじ周りが薄くなる
はげの前兆となる症状としては、つむじ周りが薄くなることも挙げられます。
つむじ周りはもともと地肌が目立つ箇所ではあるのですが、鏡を前から見た時につむじ部分が見えるような場合、はげが進行している可能性があります。
つむじを目視できなくても、髪の毛全体のボリュームが減少している場合、つむじ周りの抜け毛の量が増えている可能性もあります。
また、つむじのあたりに手を置いたときに、明らかに地肌が触れるような場合もはげが進行していると言えます。
おでこが後退する
おでこが後退することも、はげの前兆として見られる症状の1つです。
特に男性の場合、額の両サイドから後退が始まっていると、AGA(男性型脱毛症)の進行が始まっている可能性もあります。
そのような薄毛になった場合、M字ハゲと呼ばれることがあります。額がアルファベットのM字状になることからそのような名前が付けられており、AGAの特徴の1つとして挙げられています。
おでこが後退するのは男性だけの問題ではありません。女性であってもポニーテールなど同じ髪型を続けていると、生え際部分の血行が滞り、牽引性脱毛症と呼ばれるはげを発症することがあります。
頭皮の赤みやかゆみが出る
頭皮の赤みや痒みが出ている場合、もしかしたらはげの前兆が表れているのかもしれません。頭皮に赤みや痒みが出ている場合、何らかの原因で頭皮環境を悪化させている可能性があります。
頭皮の赤みや痒みが見られるからと言って、すぐにはげる訳ではありません。ですが、そのような好ましくない頭皮環境を続けていると、将来の薄毛や抜け毛のリスクを高める可能性があります。
頭皮に赤みや痒みが出る原因としては、肌質に合っていないシャンプーや育毛剤などが挙げられます。また、紫外線による刺激やストレスが、頭皮の赤みや痒みをもたらすこともあります。
フケが出る
はげの前兆となる症状としては、目立つほどのフケが出ることも挙げられます。フケは角層(皮膚の表面にある組織、垢)が剥がれ落ちたものであり、誰にでも見られる生理現象の一種でもあります。
ですが、あまりにも多くのフケが見られる場合、頭皮環境の悪化を引き起こしている可能性があります。
フケには乾性フケと脂性フケの2種類がありますが、いずれも頭皮環境の悪化によって増える可能性があります。
フケが皮脂と混じって毛穴に詰まると、頭皮の炎症を起こし、抜け毛のリスクを高めることがあります。また、頭皮に皮膚炎を発症し、その結果、薄毛が進行することもあります。
ヘアセットがしづらい
以前と比べてヘアセットがしづらくなっている場合、はげの前兆が表れている可能性があります。ヘアセットがしづらくなる理由としては、髪の毛全体のボリュームが低下していることなどが挙げられます。
髪の毛が以前と比べて細くなっていると整髪料などで髪の毛のボリュームを出そうとしても、ペタンと寝てしまうことがあります。そのような場合、はげの進行を疑う必要もあります。
生活習慣を改善する
薄毛を予防するためには、日常の生活習慣を改善することが求められます。薄毛の多くはある日突然発症するものではなく、生活習慣の積み重ねの結果として起こるものです。
例えば髪の毛が成長するための栄養不足に陥ると、長い時間をかけて薄毛の状態に近づいていきます。そのため、普段から栄養バランスの取れた食事を意識することが重要です。
また、頭皮への血行を促進するため、適度に身体を動かしたり、お風呂で身体を温めたりすることも求められます。血行不良の元となる喫煙習慣は、なるべく早めに見直したほうが良いでしょう。
ヘアケアを改善する
薄毛を予防するためには、日頃のヘアケアを改善することも求められます。市販のシャンプーを使っている方で、抜け毛の量が目立つようになってきたような場合、育毛用シャンプーや薬用シャンプーに切り替えるとよいでしょう。
髪の毛を洗うときには事前にブラッシングをして、ぬるま湯で汚れをしっかりと落としましょう。シャンプーは直接髪の毛や地肌に塗らず、手のひらにとり、お湯で適度に伸ばしてから塗布しましょう。
髪の毛を洗った後は速やかにドライヤーで乾かし、濡れた状態を長く続けないようにしましょう。
薄毛は病気?脱毛症の一例
年齢とともに髪の毛のボリュームが減少したり、地肌が目立つようになったりすることは、誰にでも起こりうることです。
では、薄毛が何らかの病気の可能性はあるのでしょうか。薄毛を引き起こす病気としては、次のような例が挙げられます。
AGA(男性型脱毛症)
男性の薄毛を引き起こす代表的な病気としては、AGA(男性型脱毛症)が挙げられます。AGAは思春期以降に見られる脱毛症の一種で、徐々に進行するのがその特徴となっています。
進行型の脱毛症であるAGAを発症した場合、何らかの対策を講じないと、徐々にですが、薄毛が確実に進行してしまいます。その点が、他の脱毛症と比べて厄介な点と言えます。
AGAを発症する主な原因は遺伝とされていますが、ストレスや睡眠不足、運動不足、乱れが食生活、過度のダイエット、誤ったヘアケアなどもAGAのリスクを高めると考えられています。
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症は、女性に多く見られる脱毛症として知られています。びまん(瀰漫)には、徐々に広がるとか、蔓延る(はびこる)といった意味があります。
男性に見られる脱毛症のように、頭頂部がはげ上がったり、前頭部が後退したりするような例は多くありません。どちらかというと、髪の毛全体のボリュームが減少し、地肌が見えやすくなるといった様相を呈します。
びまん性脱毛症の原因としては、ホルモンバランスの変化や、自律神経のバランスの乱れ、誤ったヘアケア、ストレスなどさまざまなことが挙げられています。
円形脱毛症
円形脱毛症は、年齢や性別を問わず、誰にでも起こりうる脱毛症として知られています。かつては10円ハゲと呼ばれることもありましたが、実際には10円玉以上のサイズの脱毛斑が見られることもあります。
また、頭部全体の髪の毛が抜け落ちてしまうこともあります。
円形脱毛症の原因として、かつてはストレスの存在が挙げられていました。ですが、近年の研究によって、ストレスと円形脱毛症には明らかな因果関係を認めないことが分かってきています。
薄毛の予防と改善対策
薄毛の多くは徐々に進行するものであるため、気が付いたら髪の毛が薄くなっていたという例も少なくありません。そのため、普段から薄毛を予防するという発想が求められます。
また、実際に薄毛や抜け毛の増加が見られる場合、可能な限り早く対策しなければなりません。特に男性に見られるAGAには進行型という特徴があるため、対策しないと薄毛が確実に進行してしまいます。
専門クリニックで相談する
薄毛や抜け毛の増加が認められるような場合、できるだけ早くAGA専門クリニックで相談することが重要です。
AGA専門クリニックでは、皮膚科とは異なり、投薬治療以外の治療法もたくさん用意しています。新宿AGAクリニックでは男性に見られる薄毛だけでなく、女性の薄毛や円形脱毛症など、すべての薄毛の改善に取り組んでいます。
薄毛や抜け毛の原因は実にさまざまであるため、まずは専門家の目や検査によって、原因をハッキリさせることが求められます。抜け毛や薄毛がひどくならないよう、なるべく早めに専門家の意見を仰ぎましょう。
AGA治療に関するご相談なら
はげる人の特徴としては、食生活の乱れやストレス、睡眠不足、誤ったヘアケア、喫煙習慣などさまざまなことが挙げられています。
ただ、男性に見られるAGAの場合、遺伝による影響も少なくありません。AGAを発症した場合、適切な治療を受けることで、症状の進行を遅らせたり、年齢相応の毛髪量を取り戻したりすることが期待できます。
また、新宿AGAクリニックでは、男性の薄毛だけでなく、女性の薄毛や円形脱毛症など、すべての薄毛の改善に取り組んでいます。
カウンセリングは無料で行なっていますので、抜け毛や薄毛が気になる方は、専門のカウンセラーまで何でもお気軽にお問い合わせください。
【監修者】
大藪顕(新宿AGAクリニック院長)
経歴
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長
多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
資格
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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