抜毛症(抜毛癖)の治療
目次
抜毛症(抜毛癖、トリコクロマチア)とは
抜毛症(抜毛癖、Trichotillomania)とは、正常な毛根を抜いてしまう癖の事を指します。れっきとした強迫神経症に類似する精神科領域の皮膚心身症疾患として認識されています。
女性の方が男性の10倍程度発症頻度が高く、10代~20代の若年層に多いとされています。発症頻度は意外と高く1%程度と言われています。また第一子に有意に発症率が高いと言われています。
脱毛巣は側頭部、後頭部、頭頂部に好発します。
抜毛症(抜毛癖)の原因
抜毛症(抜毛癖)の原因ははっきりわかっておりません、心理的ストレスが原因ではないかとされています。
抜毛症(抜毛癖)の症状
脱毛巣は不整で境界不明瞭なことが多く、不自然な脱毛斑を認めます。周囲の毛根は全く正常、脱毛巣内にちぎれた毛が散見されます。毛巣内の毛は黒い斑点で残っています。もちろん本人、家族への問診で診断は簡単ではあります。稀に円形脱毛症との鑑別を必要とします。食毛症の合併も認めます。
抜毛症(抜毛癖)の治療
精神科において以下の治療が行われております。
1)認知行動療法
精神科領域では抜毛症や強迫神経症、うつ病他の精神疾患にも有用性が認めらている心理学的アプローチの治療方法です。
2)投薬治療
SSRIなどの抗うつ薬の有用性があるとされています。
新宿AGAクリニックでの抜毛症(抜毛癖)治療。
新宿AGAクリニックでは精神科と連携を取りながら、まず抜毛症を根治していただいてから、長年の抜毛を繰り返すことによる薄毛に関しての発毛治療を行っております。抜毛期間が長ければ長いほど頭皮の炎症、瘢痕化が高度に起きてしまい治療が困難になってしまいます。投薬治療、外用治療、メソセラピー治療において良好な成績をおさめております。
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医