30代男性 円形脱毛症の患者様
初診時所見
30代男性、多発型の円形脱毛症の患者様です。
1ヶ月程前に6㎝程度の円形脱毛症が出来てしまい、その後広がってしまったようです。
赤外線治療を3、4回程行ったものの効果を感じられず、新宿AGAクリニックにご来院頂きました。
脱毛部分は頭頂部、右側面にあり頭頂部分が一番大きな円形になってしまっています。
そもそも円形脱毛症はストレスが一つの引き金になっていると言われておりますが、
現在では免疫機能であるリンパ球が毛根の自己抗原を攻撃してしまうことにより、
毛が抜けてしまっている可能性が高いです。
しかし現何故リンパ球が攻撃してしまうかというところの原因解明には至っておらず、
ストレスが一つの原因となっていると言われておりますが、一誘因程度であるとされています。
そのため円形脱毛症が出来てしまった場合は、
考えられる原因にできるだけアプローチをかける治療を行っていきます。
≪治療内容≫
①オーダーメイド局所免疫メソセラピー
②セファランチン内服薬
③ステロイド外用薬
④ミノキシジル5mg内服薬
⑤ミノキシジル15%外用薬
円形脱毛症治療7ヶ月経過
2週間経過後はまだ抜け毛が治まらない状態でございましたが、
頭頂部は元の状態までしっかりと戻り、ご本人様も喜んでおりました。
右側面に関しては、ほとんど分け目と見分けがつかない程度まで、発毛が確認できました。
当院では円形脱毛症の患者様に多くご来院いただいており、円形脱毛症に決定的な治療法はございませんので
経過を拝見させていただきながら、患者様一人一人に合った様々な治療法を提案させていただき、
最良の結果を目指しております。
執筆 新宿AGAクリニック 院長 大藪顕