AGAの患者は新型コロナ肺炎が重症化しやすいのか?
日本のみならず、全世界で新型コロナウイルスによる混乱が続いており、非常に心配な状況です。
大阪の変異株の威力も恐ろしく、私の出身大学の大学病院も2週間全予定手術を中止し新型コロナ肺炎の治療に当っているようです。本当に頭が下がります。まさに医療崩壊でしょう。災害医療の様相です。
さて、本題でありあます、AGA患者は新型コロナ肺炎が重症化しやすいのか?というお話ですが、様々な論文が海外において発表されています。
新型コロナ肺炎は男性が重症化しやすい
これは、初期の武漢の論文でもありましたが、女性:男性が4:6で男性が重症化しやすいことがわかっています。
現在までの日本の患者の状況を見ても、優位に男性の方が重症化していますし、統計をとるまでもなく真理に近いところがあるといえるでしょう。
もちろん、高齢で持病もちの人の方が重症化しやすいことは、もはや皆様が知るところであると思われます。
AGA、FAGAの患者は新型コロナ肺炎が重症化しやすいのか?
こちらも、米で複数の論文が出ていました。
新型コロナ肺炎で重症化した患者さんのAGA、FAGAの有病率の統計を取りました。
男性で79%、女性で42%と、一般の人口における有病率より遙かに高い数値となりました。
こちらの論文では、新型コロナ肺炎の重症化の予測ができるとまで記載されていました。
男性ホルモンが新型コロナ肺炎を重症化させる?
①男性の方が新型コロナ肺炎を重症化しやすい
②AGAの患者の方が新型コロナ肺炎の重症化しやすい
上記の二つを総合して考え、私個人の見解ですが男性ホルモンが新型コロナ肺炎の重症化の一つの大きなファクターになっているのはないか?と思っております。
海外の論文では、前立腺がんの患者で男性ホルモンを抑制する薬剤を内服している患者は有意に新型コロナ肺炎の重症化がしにくかったという報告がありました。
海外では男性ホルモンを抑える効果のあるスピロノラクトンによる新型コロナ肺炎重症化予防の治験も始まっているようです。
今後様々なことが解明されてくることでしょう。続報を心待ちにしたいと思います。
新宿AGAクリニックでの新型コロナ対策
当院では基本的な検温、手洗い、消毒、テレワークの推進、オンライン診療の拡充などはもちろんのこと、2021年5月初旬の段階で、院長であります私(4月はじめにワクチン二回目終了)を含め全職員6月の初旬にはファイザー製の新型コロナウイルスのワクチンを打ち終わる予定です(すでに予約済み)。
よって、2021年6月の後半には全職員の液性免疫の獲得が得られていることになります。
液性免疫の獲得により感染の防御も、発症の防止もかなりの確率で実現します。
新型コロナのワクチンに関しては賛否両論あるのは承知しておりますが、患者様の安全を守り医療者として、接種は必須と思っております。
新宿AGAクリニックは安心して通院いただけるよう、職員一同気を引き締めて診療に当りたいと思っております
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医