びまん性脱毛症を男性が発症してしまう原因とは?改善法や薬などを解説 | 新宿AGAクリニック
びまん性脱毛症を男性が発症してしまう原因とは?改善法や薬などを解説

びまん性脱毛症を男性が発症してしまう原因とは?改善法や薬などを解説

びまん性脱毛症


びまん性脱毛症は髪の毛全体のボリュームが減少することが特徴で、一般的には女性に多く見られます。男性は局所の髪の毛が集中的に抜けるAGAを発症する方が多いとされますが、人によってはびまん性脱毛症を発症する可能性もあるため注意が必要です。


こちらの記事では、男性がびまん性脱毛症を発症してしまう主な3つの原因や症状の特徴について解説します。記事の後半では男性がびまん性脱毛症を改善するおすすめの方法も紹介しているので、髪の毛のボリュームが減少してきた男性は参考にしてください。

 

びまん性脱毛症とは?


男性がびまん性脱毛症を発症してしまう原因や症状について解説する前に、そもそもびまん性脱毛症がどのような薄毛症状なのかについて知っておきましょう。


男性に多く見られるAGAが主に遺伝的要因によって発症リスクを高めるのに対し、びまん性脱毛症はホルモンバランスの変化などが原因となって発症する傾向にあります。


そのため、生涯にわたって何度か大きなホルモンバランスの変化を迎える女性に、びまん性脱毛症が多く見られる訳です。


しかし、男性の体内でも微量ながら女性ホルモンが分泌されており、何らかの原因によってホルモンバランスが乱れると、男性であってもびまん性脱毛症を発症する可能性は十分に考えられます。

男性がびまん性脱毛症を発症してしまう原因3選


男性に多く見られるAGAは主に遺伝的要因が原因ですが、髪の毛全体のボリュームが減少するような方は、以下の原因によってびまん性脱毛症を発症している可能性も疑われます。

 

  • 加齢によるエネルギー代謝の低下
  • 偏った食事や睡眠不足による生活習慣の乱れ
  • ストレスによる自律神経の乱れ、循環機能の低下


ここでは、男性がびまん性脱毛症を発症してしまう主な3つの原因について解説します。

加齢によるエネルギー代謝の低下


びまん性脱毛症の特徴は、AGAのように頭頂部や前頭部がはげ上がるのではなく、髪の毛全体のボリュームが減少したり、地肌が透けて見えたりするようになる点です。


髪の毛を作るためには身体のエネルギーが必要ですが、年齢とともに代謝が衰えると髪の毛の成長が滞りやすくなるため、びまん性脱毛症の発症リスクが増加します。

偏った食事や睡眠不足による生活習慣の乱れ


髪の毛が成長するためには、髪の毛の原料となるタンパク質や頭皮環境を整えるためのビタミン群、ミネラルなどをバランスよく摂取する必要があります。


しかし、栄養バランスが偏った食事を続けていると、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足するだけでなく、頭皮環境の悪化により抜け毛を引き起こすリスクが増加します。


また、飲酒や喫煙の習慣や運動不足などが原因で血行不良を引き起こすと、髪の毛の成長に必要な栄養素を頭皮へと届けにくくなるため注意が必要です。

ストレスによる自律神経の乱れ、循環機能の低下


冒頭でもお話したように、びまん性脱毛症はホルモンバランスの乱れにともなって発症リスクが増加します。男性の体内でも微量ながら女性ホルモンが産生されていますが、加齢により男性ホルモンの分泌量が減少すると、相対的に体内の女性ホルモンの割合が増加します。


その結果、一般的には女性に多く見られるびまん性脱毛症の発症リスクが高くなる訳です。また、加齢によって循環器系の機能が低下すると、髪の毛が成長するために必要な栄養素を頭皮へと送り届ける機能が衰えるため、抜け毛のリスクが増加する結果につながります。

男性に見られるびまん性脱毛症の初期症状


びまん性脱毛症はAGAのように局所がはげ上がる脱毛症ではないため、以下の初期症状について知っておくことが早期発見につながります。

 

  • 髪の毛全体のボリュームが減少してきた
  • シャンプーの際に地肌が透けて見えるようになってきた
  • 排水溝に詰まる抜け毛の量が増えてきた
  • 細くて弱々しい抜け毛が多く見られるようになってきた
  • 髪の毛のハリやコシがなくなりセットが決まりにくくなってきた


上記の点に1つでも当てはまる方は、びまん性脱毛症の発症が疑われます。びまん性脱毛症の発症が疑われる方は、毛髪牽引(けんいん)試験を行うのがおすすめです。


3ヶ所以上で髪の毛を40本以上引っ張り、4本から6本以上の抜け毛が見られる方は、びまん性脱毛症を発症している可能性があります。


ただし、毛髪牽引試験はあくまでも自分でチェックする方法に過ぎないため、びまん性脱毛症の疑いがある方は専門医に相談するのがおすすめです。

男性がびまん性脱毛症を改善するおすすめの方法


局所がはげ上がるのではなく、髪全体のボリュームが減少している方はびまん性脱毛症の発症が疑われるため、AGAクリニックで治療を受けるのがおすすめです。

AGAクリニックで治療を受ける


AGAクリニックは薄毛治療を専門としており、最近では男性だけでなく女性の薄毛治療も行っているクリニックが増えてきています。AGAクリニックでは主に以下のような治療法で、びまん性脱毛症の改善を図っています。

 

  • ミノキシジル
  • スピロノラクトン
  • メソセラピー


ここでは、AGAクリニックで行われている治療法について解説します。

ミノキシジル


ミノキシジルは、厚生労働省によって発毛効果が認められている数少ない有効成分の1つです。もともとミノキシジルは1960年代のアメリカで高血圧の治療薬として使用していましたが、患者に発毛が見られたことから低用量の外用薬として薄毛治療に用いられるようになりました。


ミノキシジルには血管を拡張して血液の循環を促進する作用があるため、頭皮に塗布することで髪の毛が成長するための栄養素が毛根へと供給されやすくなります。


また、ミノキシジルには毛母細胞の死滅を抑制し、髪の毛の成長因子の産生を促進する効果が期待されていることから、薄毛治療においては「攻めの治療薬」に位置付けられています。


厚生労働省が認可しているのは外用薬(塗り薬タイプ)のミノキシジルですが、発現頻度こそ低いものの、体質によっては頭皮の赤みやかゆみが出たり、アレルギー反応やむくみを起こしたりする可能性があるため注意が必要です。


AGAクリニックでは内服タイプのミノキシジルも処方していますが、心臓への負担を増す恐れがあるため、通販などで購入して服用することは避けましょう。

スピロノラクトン


スピロノラクトンには利尿作用があることから、もともとは高血圧の治療薬として用いられていましたが、ホルモンバランスを整えてヘアサイクルを正常化させる効果も期待できるため、びまん性脱毛症の改善に効果的とされています。


男性の抜け毛予防にはフィナステリド内服薬が用いられますが、女性は原則として服用禁止となっているため、抜け毛を予防する目的でスピロノラクトンが処方される傾向にあります。


また、スピロノラクトンには利尿作用があるため、副作用としてむくみを起こす可能性があるミノキシジルと併用するケースも少なくありません。


スピロノラクトンの副作用としては口渇や頻尿などが挙げられています。もともと血圧が低い方が服用すると、ふらつきやめまいを起こす可能性もあるため注意が必要です。

メソセラピー


メソセラピーは皮下に薬剤成分などを注入する治療法ですが、薄毛治療の際には頭皮下に髪の毛の成長因子であるグロースファクターを注入することが一般的です。


投薬治療に比べると副作用のリスクが低く、早期に発毛効果を実感される方が多いと言った特徴があります。そのため、外用薬で頭皮の赤みやかゆみが出やすい方におすすめです。

びまん性脱毛症に関するQ&A


びまん性脱毛症に関しては、以下3つの質問が多く寄せられています。

 

  • びまん性脱毛症を自力で治す方法はあるの?
  • びまん性脱毛症の治療にはどのくらいの費用がかかるの?
  • びまん性脱毛症にフィナステリドは適しているのか?


ここでは、びまん性脱毛症に関する3つの質問にお答えします。

びまん性脱毛症を自力で治す方法はあるの?


主に遺伝が原因となって発症するAGAとはことなり、びまん性脱毛症は加齢によるエネルギー代謝の低下や偏った食事、睡眠不足、ストレス、自律神経の乱れ、循環機能の低下、誤ったヘアケアなどさまざまな要因が複雑に絡み合った結果として発症する傾向あります。


そのため、生活習慣やヘアケアを見直すことで自力で治せる可能性はあると言えます。日常的に栄養バランスの取れた食事を心がけ、1日あたり6時間から7時間の睡眠時間を確保し、適度にストレスを発散するとよいでしょう。


また、シャンプーの際には爪や指先で頭皮を擦らず指の腹で優しくマッサージするように洗髪し、洗い終えたらドライヤーで適度に乾かし、頭皮用のクリームやローションなどで保湿するのがおすすめです。

びまん性脱毛症の治療にはどのくらいの費用がかかるの?


びまん性脱毛症の症状や進行速度は人により異なるうえ、薄毛治療には健康保険が適用されないため、治療にかかる費用も人それぞれです。


例えばミノキシジルとスピロノラクトンを併用して治療する場合、1ヶ月あたりおよそ10,000円〜15,000円が必要です。


薄毛治療の効果があらわれるのは平均するとおよそ6ヶ月となっているため、改善が見られるまでに必要な費用はおよそ60,000円〜90,000円です。

びまん性脱毛症にフィナステリドは適しているのか?


フィナステリドは男性に見られるAGAを改善する目的で用いられる治療薬のため、びまん性脱毛症には適していません。


AGAは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが原因となって起こるため、フィナステリド内服薬によって抑制を図ります。


しかし、びまん性脱毛症の原因はジヒドロテストステロンではないため、フィナステリドでは効果が期待できないのです。


また、フィナステリドは男性ホルモンにアプローチする治療薬のため、原則として女性の服用は禁止となっています。

AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ


びまん性脱毛症はどちらかといえば女性に多く見られる脱毛症ですが、男性であってもエネルギー代謝の低下や偏った食事、睡眠不足、ストレスなどが原因となって発症する可能性があります。


頭頂部や前頭部など局所的な抜け毛ではなく、髪の毛全体のボリュームが減少するような方は、びまん性脱毛症を発症している可能性が疑われるため注意が必要です。


新宿AGAクリニックでは、女性の薄毛はもちろん男性に見られるびまん性脱毛症の治療も専門的に行っています。カウンセリングは無料で受けられるため、治療に関するご質問や費用に関するご相談など、お気軽にカウンセラーまでお問い合わせください。

 

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