ミノキシジルの初期脱毛はやばい?どのくらいの確率で発症するのか解説 | 新宿AGAクリニック
ミノキシジルの初期脱毛はやばい?どのくらいの確率で発症するのか解説

ミノキシジルの初期脱毛はやばい?どのくらいの確率で発症するのか解説

ミノキシジル


ミノキシジルはAGA治療薬として用いられるほか、女性の薄毛を改善する目的でも用いられており、日本皮膚科学会からも薄毛治療に用いるよう強く推奨されています。


しかし、ミノキシジルで薄毛治療を行っている方のなかには、初期脱毛が起こることに悩まされている方も少なくありません。


こちらの記事では、ミノキシジルによって初期脱毛が起こるメカニズムや抜け毛が治まるまでの期間などについて解説します。安心して薄毛治療を続けていきたい方はご一読ください。

 

ミノキシジルによる初期脱毛


ミノキシジルによる初期脱毛のメカニズムについて理解するためには、AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)によって抜け毛が増える原因を知っておく必要があります。


AGAやFAGAを発症するとヘアサイクルが乱されるため、抜け毛のリスクが増加します。ヘアサイクルは大きく以下の3期に分類可能です。

 

成長期 毛母細胞の分裂が活発に行われ、髪の毛が太く・長く成長する時期。ヘアサイクル全体のおよそ85%から90%を占める。
退行期 毛母細胞の分裂が鈍くなり、髪の毛の成長が滞る時期。ヘアサイクル全体のおよそ1%を占める。
休止期 毛母細胞の分裂が行われなくなり、髪の毛の成長が完全にストップする時期。ヘアサイクル全体のおよそ10%から15%を占める。

 

AGAやFAGAを発症すると、ヘアサイクルの成長期が短縮され、髪の毛が十分に成長していない段階で抜け落ちてしまいます。


ミノキシジルで治療を行うとヘアサイクルが正常化するため、新たに生えてきた太くて強い髪の毛に、以前の弱々しい髪の毛が押し出され、抜け落ちます。


つまり、ミノキシジルによる初期脱毛は医薬品の効果があらわれている裏返しとも言えるため、過度に心配する必要はありません。

ミノキシジル以外の薬でも初期脱毛はあるのか?


厚生労働省がAGA治療に効果があると認める成分はミノキシジル以外に、フィナステリドとデュタステリドの2つがあります。


フィナステリドとデュタステリドは、AGAの原因となる5α-リダクターゼのはたらきを阻害し、抜け毛を予防することから守りの治療薬と呼ばれています。


しかし、フィナステリドやデュタステリドの使用によりヘアサイクルが改善すれば、ミノキシジルほどではありませんが初期脱毛を起こす可能性はあります

ミノキシジルによる初期脱毛が起こる確率


ミノキシジル外用薬は各製薬会社から販売されており、主な副作用としては頭皮の赤みやかゆみ、頭痛、めまい、動機などが挙げられていますが、初期脱毛に関しては記載がありません。


先述の通り初期脱毛はミノキシジルの効果・効能のあらわれであり、副作用ではないためと考えられます。初期脱毛の発現頻度に関してはよく分かっていませんが、初期脱毛が起こらない方もいます。


しかし、初期脱毛がないからといって、医薬品の効果が出ていない訳ではありません。AGA初期の方や比較的若い方の場合、初期脱毛を経ずに発毛が見られることもあるためです。

ミノキシジルによる初期脱毛の期間


初期脱毛はミノキシジルの服用を開始してからおよそ10日〜2週間ほどで始まり、その後1ヶ月から2ヶ月ほどで治まることが一般的です。ただ、人によっては初期脱毛が3ヶ月ほど続く方もいるなど、期間には個人差があることを知っておきましょう。


せっかくミノキシジルを用いて薄毛治療を始めたのに、抜け毛の量が増えることに驚いて治療を中断してしまう方もいますが、先述の通り初期脱毛は医薬品の効果があらわれている証拠と考えられるので、自分の判断で使用を中止するのではなく、医師に相談するのがおすすめです。

ミノキシジルによる発毛スケジュール


日本皮膚科学会が策定するAGA治療のガイドラインでは、ミノキシジルの外用を「行うよう強く勧める」のAランクの治療法に位置付けています。


とはいえ、ミノキシジルの使用を開始してすぐに髪が生えてくるわけではありません。そこで、以下の時期ごとにどのような髪の毛の変化が見られるのか見ていきましょう。

 

  • 治療開始から1ヶ月~3ヶ月
  • 治療開始から3ヶ月後
  • 治療開始から6ヶ月以降


ここでは、ミノキシジルによる発毛スケジュールについて解説します。

治療開始から1ヶ月~3ヶ月


ミノキシジルの使用を開始してからおよそ10日〜2週間ほどが経過すると、人によっては一時的に抜け毛量が増える初期脱毛を引き起こす可能性があります。


ただし、初期脱毛はヘアサイクルを整える過程で起こる現象のため、過度に心配する必要はありません。前述したように、初期脱毛はおよそ1ヶ月〜2ヶ月ほど続きますが、人によっては3ヶ月ほど抜け毛が続くケースもあります。


日本人の毛髪はおよそ10万本あるとされており、ヘアサイクルの周期にともない1日あたり50本から100本の抜け毛は当たり前のように見られます。


仮にミノキシジルの使用を開始してしばらくたち、1日の抜け毛量が100本以上の日が続くようであれば、初期脱毛が始まったと考えて良いでしょう。

治療開始から3ヶ月後


人によって個人差はありますが、ミノキシジルの使用を開始してからおよそ3ヶ月が経過した頃に、新たに毛穴の内部で育っていた新しい髪の毛が顔を出し始めます。


ある意味で初期脱毛は、毛穴の内部で育っている健康的な髪の毛によって、弱々しく細い髪の毛が押し出される現象と説明することも可能です。


薄毛の発症にともない増加した弱々しくて細い髪の毛が、治療により生えてきた太くて強い髪の毛にすべて押し出されて抜け落ちると、初期脱毛は自然に終わりを迎えます

治療開始から6ヶ月以降


ミノキシジルの使用を開始してから6ヶ月程度が経過すると、ヘアサイクルの正常化にともない髪の毛の量が増え、発毛を実感できる方が多くなります。


ミノキシジルに限らず、投薬治療の効果はおよそ6ヶ月程度で実感できるケースが多いため、なかなか髪の毛が生えてこないからといって自分の判断で治療を中断せず、根気強く続けることが重要です。

ミノキシジルの初期脱毛がやばい?おさまらない原因とは


ミノキシジルによる初期脱毛はおよそ2ヶ月程度で治まることが一般的ですが、余りにも抜け毛の量が多い方や、期間が長い方は以下のような可能性も考えられます。

 

  • 頭皮に炎症が起きている
  • 生活習慣が乱れている
  • AGA以外の原因がある


ここでは、ミノキシジルの使用にともなう初期脱毛がおさまらない際に考えられる原因について解説します。

頭皮に炎症が起きている


健康的な髪の毛の成長には良好な頭皮環境が必要です。ミノキシジルを使用する目的も、ヘアサイクルを整えて良好な頭皮環境を目指す点にあります。


しかし、外用薬であるミノキシジルには発症頻度こそ低いものの、頭皮の赤みやかぶれといった炎症反応を引き起こす可能性があります。


頭皮に炎症を起こすと無意識のうちに爪や指先でかきむしってしまい、さらに炎症を悪化させ抜け毛の量を増やす恐れがあるため注意が必要です。

生活習慣が乱れている


ミノキシジルは、厚生労働省に発毛効果を認められた数少ない有効成分の1つですが、治療さえしていれば生活習慣はどうでもいいという訳ではありません。


例えば睡眠不足が続くと就寝中に分泌される成長ホルモンの分泌量が減少し、細胞分裂が滞るため、髪の毛の成長に悪影響を及ぼします。


また、運動不足などが原因で筋肉量が減少すると、筋ポンプの機能が低下して頭皮へと送られる血液量が減少するため、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足する結果とにつながります。


その他、喫煙習慣や飲酒習慣によって毛細血管が収縮したり、血液の循環が滞ったりすると、血行不良により髪の毛の成長を阻害する結果となるため注意が必要です。

AGA以外の原因がある


ミノキシジルはAGA治療に用いることを強く推奨されている医薬品ですが、使用しても改善が見られないようであれば、AGA以外の原因を疑う必要もあるでしょう。


例えばAGA以外の脱毛症を発症している方は、ミノキシジルの効果が期待できないケースも少なくありません。また、ストレスが原因で抜け毛を引き起こしているのであれば、その原因を取り除くのが先決です。

ミノキシジルの初期脱毛に関するQ&A


ミノキシジルの使用にともなって起こる初期脱毛に関しては、以下のような3つの質問が多く寄せられています。

 

  • 2回目の初期脱毛が起こることはある?
  • 女性でも初期脱毛が起こることはあるのか?
  • 初期脱毛でスカスカになることはある?


ここでは、ミノキシジルの初期脱毛に関する3つの疑問にお答えします。

2回目の初期脱毛が起こることはある?


結論から申し上げますと、ミノキシジルの使用にともなって2回目の初期脱毛を起こす可能性は十分にあります。なぜなら、10万本あるとされる髪の毛にはそれぞれ異なるヘアサイクルがあるためです。


2回目の初期脱毛が起こるのは、1回目の初期脱毛の際に正常化しきらなかった髪の毛のヘアサイクルが整うためと考えられます。


実際にAGA治療を行った方の4人に1人の割合で、2回目の初期脱毛を経験したとのアンケート調査もあります。ただ、2回目の初期脱毛も医薬品の効果があらわれている裏返しのため、自分の判断で治療を中止するのではなく、担当医に相談するのがおすすめです。

女性でも初期脱毛が起こることはあるのか?


初期脱毛は、ヘアサイクルが整う過程で見られる現象のため、女性であっても薄毛が改善する過程で初期脱毛を経験する方は少なくありません。


AGAの治療には、フィナステリド内服薬やデュタステリド内服薬などが用いられますが、男性ホルモンに作用する医薬品のため女性の服用は原則として禁止されています。


しかし、外用薬のミノキシジルは男性だけでなく女性も利用できるため、FAGA(女性型脱毛症)などの治療に用いられています。


女性の初期脱毛も医薬品の効果があらわれている裏返しのため、心配する必要はありません。

初期脱毛でスカスカになることはある?


ミノキシジルの使用にともなって初期脱毛が起こるかどうかは人それぞれですが、どの程度の抜け毛が見られるのかも個人によって異なります。


人によっては地肌が透けて見えるまで抜け毛を引き起こす可能性もあるため、ひどい場合は専門のクリニックや病院に相談するとよいでしょう。

AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ


ミノキシジルは、厚生労働省に発毛効果が認められた数少ない有効成分の1つで、外用薬は男性だけでなく女性の薄毛治療にも用いられています。


ミノキシジルの使用を開始してから10日~2週間ほどすると、一時的に抜け毛量が増加する初期脱毛を経験することがありますが、初期脱毛は医薬品の効果があらわれている証拠のため過度に心配する必要はありません。


新宿AGAクリニックは男性だけでなく女性の薄毛治療も専門としているため、ミノキシジルによる初期脱毛が不安な方は、無料カウンセリングまでお気軽にお問い合わせください。

 

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