10円はげはストレスでできる?女性が発症してしまう原因も解説 | 新宿AGAクリニック
10円はげはストレスでできる?女性が発症してしまう原因も解説

10円はげはストレスでできる?女性が発症してしまう原因も解説

10円はげ


10円はげは比較的軽症例の円形脱毛症ですが繰り返し発症するケースも多いため、原因を知って根本的な対策を講じることが欠かせません。また、軽症例の円形脱毛症だからといって10円はげを放置すると、症状が悪化する恐れもあるため注意が必要です。


こちらの記事では、10円はげができる原因や治るまでの期間、および早く治す方法について解説しています。はじめて10円はげができた方はもちろん、繰り返す10円はげに悩まされている方も参考にしてください。

 

10円はげの症状


10円はげは円形脱毛症の一種ですが、円形脱毛症は大きく以下の5種類に分類されます。

 

円形脱毛症の種類 特徴
単発型 コイン大の脱毛斑が1つできる
多発型 コイン大の脱毛斑が複数できる
蛇行型 後頭部から側頭部にかけて蛇がはったような脱毛斑を認める
全頭型 頭部全体に渡って抜け毛が見られる
汎発型 髪の毛だけでなく全身の体毛が抜け落ちる

 

10円はげは上記5種類の円形脱毛症のうち単発型にあたります。10円はげを発症しても自覚症状をともなわないことが多く、ある日突然のように大量の抜け毛が見られた結果として自覚する方が少なくありません。


ただ、ごくまれに脱毛が起こる前にかゆみやむくみが出たり、湿疹が見られたりするケースもあります。その他の脱毛症とは異なり、円形脱毛症では髪の毛が生えている箇所と脱毛部位に明確な境界線が見られる点も特徴です。

10円はげができる4つの原因


10円はげができる原因についてはハッキリと分かっていない点も多いのですが、主に以下4つの原因によって発症リスクが増加するのではないかと考えられています。

 

  • 遺伝による10円はげ
  • 自己免疫疾患による10円はげ
  • アトピーによる10円はげ
  • ストレスによる10円はげ


ここでは、10円はげができる4つの原因について解説します。

遺伝による10円はげ


円形脱毛症は人種を問わず発症する可能性があり、年齢や性別を問わない点も特徴です。また、遺伝が原因で円形脱毛症を発症する可能性について世界各国で検証が行われています。


例えば中国で行われた大規模な疫学調査では、円形脱毛症を発症した方の8.4%に家族内発症があり、なおかつ親等が近いほど発症率が高いと報告されました。


また、欧米で行われた調査では一親等での円形脱毛症を発症する確率は、一般の方に比べて10倍と高いことが分かっています。


一卵性双生児の場合は円形脱毛症の発症率が55%と高いことからも、遺伝が円形脱毛症の発症に何らかの形で関わっているのではないかと考えられます。


参考:日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン

自己免疫疾患による10円はげ


円形脱毛症の原因についてはよく分かっていないことも多いのですが、近年になって有力となっているのが自己免疫疾患による原因です。


免疫は外部から侵入するウイルスや細菌などから身体を守るシステムを意味します。ところが、何らかの原因によって免疫系に異常をきたすと、本来であれば侵入者を撃退すべき免疫系によって毛包が攻撃され、抜け毛を引き起こすリスクが高くなるのです。


自己免疫疾患としては橋本病や全身性エリテマトーデス、関節リウマチなどがよく知られており、それらの基礎疾患が原因で円形脱毛症を発症する可能性もあると考えられています。

 

自己免疫疾患による10円はげが疑われる場合、まずは原疾患の治療を行う必要があります。

アトピーによる10円はげ


2020年に台湾で発行された円形脱毛症とアトピー性皮膚炎の間の双方向性関連に関する書物によると、アトピー素因を持つ方は円形脱毛症を発症しやすいことが判明したとのことです。

 

主なアトピー素因としては以下の例が挙げられます。

 

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 気管支ぜんそく
  • 結膜炎


上記のいずれか、もしくは複数の疾患を発症している方が、アトピー素因を持っているとされています。


日本皮膚科学会が策定する円形脱毛症のガイドラインでも、円形脱毛症の発症者800例中187例(23%)に、アトピー性皮膚炎の合併が見られたとのことです。


なかでもフィラグリン遺伝子異常を持つアトピー性皮膚炎の発症者においては、重症例の円形脱毛症の発症リスクも高いことが指摘されています。

 

アトピーによる10円はげが疑われる方も、自己免疫疾患の場合と同様に原疾患の治療を行うことが先決です。

ストレスによる10円はげ


古くから円形脱毛症の発症には、ストレスの存在が原因なのではないかと考えられています。例えば強い精神的ストレスにさらされると免疫系が過剰にはたらくため、自己の免疫によって毛包を攻撃されるリスクが増加します。


また、ストレスにより自律神経のバランスが乱れることも、抜け毛のリスクを高める要因の1つです。

 

ストレスにより自律神経のうち交感神経が優位に傾くと、血管が収縮して毛根へと送られる栄養が不足し、結果として抜け毛のリスクを増加させます。


ストレスによる10円はげが疑われる方は、後述するストレスの発散法に取り組むのがおすすめです。

いつのストレスによるものなのか


先述のように円形脱毛症の原因に関して、明確なことは分かっていません。自己免疫疾患説が近年になり有力となっていますが、上記のさまざまな要因が絡み合った結果として、円形脱毛症の発症につながるとの考え方もあります。


円形脱毛症のガイドラインにも、安易に円形脱毛症とストレスの関与を唱えるべきではないと記されています。円形脱毛症とストレスとの関係については、以下の記事で詳しく解説しているため参考にしてください。

女性に10円はげができてしまう原因


10円はげを始めとする円形脱毛症は、年齢や性別を問わずに発症する点が特徴ですが、女性に多く見られがちとの報告もあります。


女性が10円はげを発症する原因の1つがホルモンバランスの変化です。例えば妊娠中の女性の体内では、女性ホルモンが活発に分泌されますが、出産とともに分泌量が激減します。


女性ホルモンには髪の毛のハリやコシを保ったり、ヘアサイクルの成長期を維持したりする働きがあるため、出産後に女性ホルモンの分泌量が減少すると、脱毛を起こしやすくなるのです。


また、更年期の女性の体内でも女性ホルモンの分泌量が減少するため、出産後と同様に抜け毛を引き起こすリスクが増加します。

10円はげの初期症状と治るまでの期間


10円はげを発症してから治るまでに、主に以下のプロセスが見られます。

 

  • 初期症状…頭皮や爪の状態に変化が見られる
  • 進行中…大量の抜け毛や頭皮のピリピリ感が見られる
  • 回復期…脱毛斑に産毛や白髪が増え始める


ここでは、10円はげの初期症状と治るまでの期間について解説します。

初期症状


10円はげの初期にはコイン大の脱毛斑が1つ見られます。その他の脱毛症とは異なり、脱毛箇所と髪の毛が生えている箇所との間に、明確な境界線が見られる点が特徴です。


また、爪甲点状陥凹といって、爪の表面がボツボツとへこんだようになるケースもあります。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などをお持ちの方は円形脱毛症の発症リスクが増加すると考えられているため、爪の状態に変化が見られるようであれば注意が必要です。

進行中


円形脱毛症の進行中には、朝起きたときに大量の抜け毛が見られたり、くしやブラシで髪をといたときに少しの力で髪の毛が抜け落ちたりします。


ヘアサイクルの終わりを迎えて自然に抜け落ちた抜け毛は毛根部がマッチ棒のように丸く膨らんでいますが、円形脱毛症の発症にともなう抜け毛の場合は、毛根部が細くとがっていると言った特徴も見られます。


先ほど紹介した初期症状に加えて上記の症状が見られる方は、円形脱毛症が進行している可能性もあるため注意しましょう。

回復期


円形脱毛症の回復期に入ると、脱毛斑に細い産毛が生えてきたリ、白髪が目立つようになったりします。髪の毛はもともと白色をしており、成長過程でメラニン色素によって黒や茶色に変化する点が特徴です。


円形脱毛症の回復期には髪の毛に十分な栄養が送られていないため、髪の毛が白いまま生えてくるケースが少なくありません。


また、円形脱毛症の初期や進行中には脱毛斑周囲の髪の毛が少しの力で抜け落ちますが、回復期に入ると引っ張っても簡単には抜けなくなります。


アトピー性皮膚炎などの基礎疾患を持っていない方の場合、軽症例の円形脱毛症である10円はげに関しては、1年以内に80%が回復するとされています。

10円はげを早く治す方法


10円はげの多くは1年以内に回復するとされていますが、必ずしも自然治癒するとは限らないため、以下の対処により早期改善を目指すのがおすすめです。

 

  • クリニックに相談する
  • 生活習慣を見直す


ここでは、10円はげを早く治す方法について解説します。

クリニックに相談する


10円はげを早く治したいのであれば、皮膚科やAGAクリニックに相談するのがおすすめです。皮膚科やAGAクリニックでは、主に以下のような治療で10円はげの改善を図っています。

 

治療法 特徴 デメリット
ステロイド局所注射療法 免疫機能の過剰な働きや頭皮の炎症を抑える 注射をする際に痛みをともなう
局所免疫療法 頭皮にあえてかぶれを作り発毛を促進する 健康保険が適用されない
ステロイド外用療法 局所の免疫機能や頭皮の炎症を抑える 広範囲の脱毛斑では効果が薄い

 

生活習慣を見直す


髪の毛の成長には心身の健康が欠かせないため食習慣や睡眠習慣、運動習慣などを見直し、ストレスを適度に発散するのがおすすめです。


睡眠不足は成長ホルモンの分泌量を減少させ、髪の毛の成長を阻害する恐れがあります。そのため、1日に6時間から7時間の睡眠を確保するのがおすすめです。


ストレスの発散法は人それぞれなので、趣味に没頭する時間を作ったり、適度に身体を動かしたり、仲のよい友人と楽しくお話したりしてリフレッシュすると良いでしょう。

10円はげを早く治す方法 食べ物はあるのか?


髪の毛の成長には以下のような栄養素および食品が欠かせないので、日常の食事メニューに積極的に取り入れることがおすすめです。

 

栄養素 働き 多く含む食品
タンパク質 髪の毛を作る原料となる 肉類・魚類・乳製品・豆類など
亜鉛 アミノ酸をケラチンに再合成するサポートを行う カキ・豚肉・きな粉・ノリなど
ビタミン類 頭皮の状態を健康に保つ 緑黄色野菜・ウナギ・カツオなど

 

AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ


10円はげは軽症例の円形脱毛症で、80%は1年以内に回復するとされています。しかし、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患を持っていると回復が長引くケースもあるうえ、何度でも再発する可能性があるため注意が必要です。


円形脱毛症の治療は皮膚科でも受けられますが、薄毛治療を専門とするAGAクリニックで治療を行う方法もあります。


新宿AGAクリニックでは男性や女性に特有の薄毛だけでなく、円形脱毛症も専門的に治療しています。カウンセリングは無料で行っているため、円形脱毛症の発症が疑われる方はお気軽にお問い合わせください。

 

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