フィンペシアとミノキシジルが効かなくなった?正しい飲み方や副作用を解説 | 新宿AGAクリニック
フィンペシアとミノキシジルが効かなくなった?正しい飲み方や副作用を解説

フィンペシアとミノキシジルが効かなくなった?正しい飲み方や副作用を解説

フィンペシアやミノキシジル


男性に多く見られる脱毛症のAGAを改善する際に用いられる医薬品として、フィンペシアやミノキシジルがあげられます。フィンペシアとミノキシジルでは作用機序が異なるため、両剤を併用して発毛効果を高めるケースも少なくありません。


それでは、フィンペシアとミノキシジルが効かない場合には、どのようなことが考えられるのでしょうか。こちらの記事では、フィンペシアやミノキシジルの正しい飲み方および副作用について解説しています。AGAに悩まされている男性の方は参考にしてください。

 

フィンペシアとミノキシジルそれぞれの効果


フィンペシアとミノキシジルには主に以下の効果が期待されています。


医薬品名 有効成分 期待できる効果
フィンペシア フィナステリド 抜け毛の予防効果
ミノキシジルタブレットなど ミノキシジル 発毛を促進する効果


フィンペシアとミノキシジルの効果について、次項以下でさらに詳しく解説します。

フィンペシアの効果


フィンペシアの効果について理解するためには、AGAの発症にともない、どのようにして抜け毛が増えるのかを知っておく必要があります。

 

  1. 男性ホルモンの一種であるテストステロンが、活性の高いジヒドロテストステロン(DHT)へと変化する
  2. ジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体に結合してサイトカインの一種であるTGF-βを生成する
  3. TGF-βによってヘアサイクルの成長期が短縮され抜け毛を引き起こす


男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロンへと変化する際、触媒として働くのが酵素の一種である5α-リダクターゼです。 フィンペシアの有効成分であるフィナステリドには、5α-リダクターゼの働きを阻害する作用があるため、AGAの発症にともなう抜け毛を予防する効果が期待できます。

 

【関連記事】フィンペシアの効果を実感するには時間がかかる|飲み方や治療の注意点は

ミノキシジルの効果


ミノキシジルには、血管を拡張し血液の循環を促す作用があるため、1960年代のアメリカでは高血圧の治療薬として用いられていました。 その後、ミノキシジルを服用していた方の多くに発毛が見られたため、低用量のミノキシジル外用薬が開発され、AGAの治療に使用されています。


ミノキシジル内服薬に関しては厚生労働省の認可を得ていませんが、外用薬よりも高い発毛効果が期待できるため、多くのクリニックで副作用のリスクをコントロールしながらAGA治療に用いています。

 

【関連記事】ミノキシジルの濃度は何パーセントが良い?外用・内服それぞれの濃度

フィンペシアとミノキシジルにはどっちにも副作用がある


フィンペシアやミノキシジルに限らず、化学的に製造された医薬品の使用には少なからず副作用のリスクをともないます。フィンペシアとミノキシジルの副作用について順番に解説します。

フィンペシアの副作用


フィンペシアの有効成分であるフィナステリドを摂取した場合、次のような副作用を引き起こす可能性があります。

 

主な副作用 発現頻度
勃起不全が起こる 1%未満
性欲が減退する 1~5%未満
精液量が減少する 頻度不明


(※フィンペシアは厚生労働省によって認可されていない医薬品のため、副作用の発現頻度に関しては先発医薬品のプロペシアに準拠しています)

勃起不全が起こる


24歳から50歳までのAGA発症者を対象に、48週間の二重盲検比較試験を行ったところ、フィナステリド錠であるプロペシアを服用した276例に、性機能に関する副作用が見られました。


ただし、プラセボ群にも138例の性機能低下が見られたことから、フィナステリド以外の原因で性機能の低下を引き起こした可能性も疑われます。勃起不全に関しては267例中2例(全体の0.2%)との結果が出ています。

性欲減退する


フィンペシアの主な副作用は性欲(リビドー)の減退です。先の実験ではフィナステリド錠を服用して副作用を引き起こした276例のうち3例(全体の1.1%)に性欲の減退が確認されています。

精液が減少する


精液量の減少や精子の運動性低下、精子の形態異常など精液の質低下も、フィナステリド錠の副作用として挙げられています。ただし、発現頻度に関しては不明とされています。


このように、フィンペシアを始めとするフィナステリド錠には、男性機能を低下させる副作用の可能性があるため、これから妊活を考えている方は医師と相談のうえで服用することが重要です。 ただし、フィナステリド錠には原則として併用禁忌薬がないため、性機能の減退などが気になる場合はED治療薬を併用する方法もあります。

ミノキシジルの副作用


ミノキシジルの副作用としては主に以下の例があげられます。

 

  • 初期脱毛や多毛症になる
  • 動悸(どうき)が起こる
  • むくみやすくなる


ミノキシジルに関しては厚生労働省によって外用薬(塗り薬タイプ)のみ認可されており、内服薬は認可されていないため副作用の詳細に関しては不明な部分もあります。ミノキシジルの副作用について、さらに詳しく見ていきましょう。

初期脱毛や多毛症になる


ミノキシジルの服用を開始して2週間から1ヶ月ほど経過したときに、初期脱毛と言って一時的に抜け毛の量が増えることがあります。初期脱毛について理解するためには、ヘアサイクルについて知る必要があります。

 

成長期 毛母細胞の分裂が活発に起こり、髪の毛を太く・強く成長させる時期。 ヘアサイクル全体のおよそ85%から90%を占める
退行期 毛乳頭細胞の働きが低下して髪の毛の成長が滞る時期。 ヘアサイクル全体のおよそ1%を占める
休止期 毛乳頭細胞が縮小して髪の毛の成長が完全に停止する時期。 ヘアサイクル全体のおよそ10%から15%を占める


AGAを発症した場合、およそ3年から5年の成長期が、半年から1年程度に短縮されます。ヘアサイクルは毛穴ごとに異なるため、一気に薄毛が進行することはありませんが、成長期が短縮された毛穴が増えるにつれ、徐々に薄毛が目立ちはじめます。


ミノキシジルの服用によってヘアサイクルが正常化すると、成長期が短縮されて弱々しく成長した髪の毛を新たに成長した健康な髪の毛が押し出し、抜け毛を引き起こすのが初期脱毛のメカニズムです。 つまり、ミノキシジルの服用にともなう初期脱毛は、医薬品の効果が現れていることの裏返しでもあるため、自分の判断で服用を中止することは避けましょう。


また、塗り薬タイプのミノキシジルとは異なり、内服タイプのミノキシジルは血液の流れに乗って全身に送り届けられるため、髪の毛だけでなく体毛が濃くなる可能性もあります。

動悸が起こる


ミノキシジル内服薬には、動悸を引き起こす副作用も確認されています。もともとアメリカで高血圧の治療薬として利用されていたミノキシジルですが、ミノキシジルの血管拡張作用は動脈にしかおよばないことが分かってきたため、日本では高血圧の治療薬としては用いられていません。


ミノキシジルの作用により動脈が拡張すると、血液を送り出す力は強くなりますが、血液を心臓に送り返す力が相対的に弱くなるため、酸欠状態により動悸を引き起こす可能性があります。

むくみやすくなる


先述のようにミノキシジルの血管拡張作用は動脈にのみ働き、静脈にはおよびません。動脈の働きによって下肢に送られた血液を心臓に送り返す力が相対的に弱くなると、むくみを引き起こしやすくなります。


このように、ミノキシジルには心臓に負担を掛ける作用があるため、高血圧の方や心疾患をお持ちの方はもちろん、低血圧の方も服用に際しては医師の指導を仰ぐことが重要です。

フィンペシアとミノキシジルの正しい飲み方


フィンペシアとミノキシジルの効果を得るためには、以下の正しい飲み方を知っておくことが重要です。フィンペシアとミノキシジルの効果が感じられない方は、以下の飲み方ができているか確認してみましょう。


医薬品 飲み方
フィンペシア 1日1錠を決まった時間に服用する
ミノキシジル 1日1回、もしくは2回に分けて合計5㎎を服用する


フィンペシアとミノキシジルの正しい飲み方についてさらに詳しく解説します。

フィンペシアの飲み方


フィンペシアを始めとするフィナステリド錠は、1日に1錠を決まった時間に服用することが基本です。フィナステリド錠に関しては、風邪薬などのように食後に服用しなければならないと言った決まりがありません。


しかし、1日に1回服用するタイプの治療薬だからこそ、飲み忘れのリスクを避けるためにも決まった時間に服用することがおすすめです。 フィナステリド錠には併用禁忌がありませんが、グレープフルーツジュースやお酒で摂取すると、肝臓への負担が大きくなるため注意が必要です。

ミノキシジルの飲み方


ミノキシジルの内服薬に関しては厚生労働省による認可を受けていないため、統一された服用規定はありませんが、1日に1回、もしくは2回に分けて、合計5㎎を決まった時間に服用することが基本です。 しかし、フィナステリド錠と同様に飲み忘れのリスクを避けるため、毎日の夕食を済ませた後に飲んだり、朝晩の食事の後に飲んだりといった自分なりのルールを決めておくことがおすすめです。


ミノキシジルの内服薬に関しては、処方されるクリニックごとに濃度が異なるケースもあるため、担当の医師の指導に従い服用しましょう。

フィンペシアとミノキシジルに関するQ&A


フィンペシアとミノキシジルに関しては、以下2つの質問が多く寄せられています。

 

  • それぞれ個人輸入や通販での購入は大丈夫なのか
  • フィンペシアとミノキシジルは併用しても大丈夫なのか


フィンペシアとミノキシジルに関する2つの質問にお答えします。

それぞれ個人輸入や通販での購入は大丈夫なのか


フィンペシアやミノキシジルの内服薬は個人輸入や通販で購入できます。個人輸入や通販で購入するメリットの1つが、正規品よりも安く入手できる点です。 しかし、個人輸入や通販で購入したフィンペシアやミノキシジルの中には、偽物や粗悪品が混入しているケースも少なくありません。


また、自分の判断で購入した医薬品を服用した場合、仮に重篤な副作用が起こったとしても国による医薬品副作用被害救済制度が適用されないため注意が必要です。 特にミノキシジル内服薬は心臓への負担を増大させるリスクがあるため、AGAクリニックで診察を受け、処方してもらうことが重要です。

フィンペシアとミノキシジルは併用しても大丈夫なのか


フィンペシアとミノキシジルは併用しても大丈夫
です。フィンペシアの有効成分であるフィナステリドには、抜け毛の原因となる5α-リダクターゼの働きを阻害する作用があるため、AGA治療においては守りの治療薬に位置付けられています。


ミノキシジルには血管を拡張して血行を促進したり、毛母細胞の死滅を抑制したりする働きがあることから、AGA治療においては攻めの治療薬に位置付けられています。


AGAによる薄毛がそれほど進行していない方や、現状を維持したい方であればフィンペシアのみ服用する方法もありますが、積極的に発毛を促進したい場合は両剤を併用することがおすすめです。 ミノキシジルの副作用が心配な方は、フィンペシアとミノキシジル外用薬を併用する方法もあるので、AGAクリニックの医師に相談すると良いでしょう。

AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ


フィンペシアとミノキシジルの効果が感じられない場合、正しく服用できていない可能性も疑われるため、今回ご紹介したポイントを参考に服用方法を見直してみましょう。 フィンペシアは比較的副作用のリスクが低い医薬品ですが、厚生労働省による認可を受けていないため、服用を継続するのであればAGAクリニックでジェネリックのフィナステリド錠を処方してもらうことがおすすめです。


ミノキシジル内服薬も国からは認可されていないので、AGAクリニックの医師の指導下で、副作用のリスクを把握しながら服用を続ける必要があります。AGA治療に関するご相談であれば、新宿AGAクリニックまで、お気軽にお問い合わせください。

 

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