リビドー減退はAGA治療薬の副作用の一つ|対処法をチェック | 新宿AGAクリニック
リビドー減退はAGA治療薬の副作用の一つ|対処法をチェック

リビドー減退はAGA治療薬の副作用の一つ|対処法をチェック

 

男性に見られる代表的な脱毛症の1つがAGA(男性型脱毛症)です。AGAは進行型の脱毛症であるため、発症が疑われる場合は適切に治療を行い、症状の進行を少しでも遅らせることが重要となります。

 

幸い現在ではAGA治療が病院やクリニックで受けられるようになっています。AGA治療は主に投薬によって進められるのが一般的ですが、その際に心配なことの1つが副作用です。

 

AGA治療薬を服用した場合、リビドー減退が起こると聞いたことがある方もいるかもしれません。こちらの記事では、リビドー減退が副作用としてあらわれるAGA治療薬の種類や、対処法について解説しています。リビドー減退のリスクを減らす方法も紹介しているため、妊活を考えている方は参考にしてみて下さい。

 

リビドー減退が副作用として現れるAGA治療薬とは

 

リビドー減退が副作用として現れるAGA治療薬としては、プロペシア(フィナステリド錠)やザガーロ(デュタステリド錠)がよく知られています。

 

フィナステリドとデュタステリドの作用は、AGAの原因となる5α-リダクターゼのはたらきを阻害し、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑止することです。

 

一方、男性ホルモンにアプローチする治療薬であることから、性機能に影響を及ぼす可能性もあります。

副作用でリビドー減退が認められる確率は1.1%~3.9%

 

リビドー減退のリスクをともなうAGA治療薬としては、フィナステリド錠とデュタステリド錠が挙げられます。

フィナステリド錠の代表的な商品であるプロペシアの添付文書によると、24歳から50歳までのAGA患者を対象とした48週間の二重盲検比較試験において、リビドー減退の副作用が1.1%の方に見られたということです。

 

デュタステリド錠の代表的な商品であるザガーロの添付文書によると、20歳から50歳のAGA患者に24週に渡りザガーロを投与したところ3.9%にリビドー減退が見られました。必ずしも高い確率とは言えませんが、まったくないとも言い切れない数字です。

リビドー減退が認められた場合はAGA治療薬をやめるべき?

 

AGAは進行型の脱毛症であるため、治療を始めた場合には最低でも半年間は治療薬の服用を続ける必要があります。AGA治療薬の効果が表れるまでに半年から1年かかるためですが、リビドー減退が認められた場合には自分の判断で服用を中止するのではなく、担当の医師に相談することが重要です。

 

リビドー減退が認められる場合には減薬を試みたり、フィナステリド錠やデュタステリド錠以外の治療薬を利用したりする方法があります。また、AGAの治療法は投薬だけではないため、その他の治療法に切り替える手もあります。

治療薬を途中でやめると抜け毛が増える

 

フィナステリド錠やデュタステリド錠の服用を途中でやめると、再び抜け毛が増え始めるため注意が必要です。服用を中止すると抜け毛の量が増えるのは、ヘアサイクルが乱されるためです。ヘアサイクルには主に以下の3期があります。

 

  • 成長期…毛母細胞が活発に分裂して髪の毛を太く・強く成長させる時期
  • 退行期…毛包の退縮が始まり、髪の毛の成長が鈍くなる時期
  • 休止期…髪の毛の成長が止まり、抜け落ちるのを待つ時期

 

AGA治療薬の服用を中止した場合、ヘアサイクルの成長期が短縮され、退行期および休止期が早く訪れます。その結果、抜け毛の量が徐々に増えるのです。

副作用によるリビドー減退にはED治療薬の飲み合わせも

AGA治療薬の服用に伴ってリビドー減退の副作用が出た場合には、バイアグラなどED治療薬を併用する方法があります。フィナステリド錠やデュタステリド錠には併用禁忌薬がないため、ED治療薬を服用することで、リビドー減退を抑制する効果が期待できます。

 

ただし、併用禁忌薬がないとはいえ、複数の治療薬を併用すればそれだけ肝臓にかかる負担は増すこととなります。そのため、自己判断ではなく医師の処方を受け、用法・用量を守って服用することが重要です。

AGA治療薬によって起こりうるその他の性機能障害とは

AGA治療薬のフィナステリド錠やデュタステリド錠を服用した場合、リビドー減退以外にも以下の2つの性機能障害を引き起こす可能性があります。

 

  • 勃起機能不全
  • 射精障害

 

2つの性機能障害について発症頻度をご紹介します。

勃起機能不全

 

AGA治療薬のフィナステリド錠やデュタステリド錠を服用した場合に起こり得る性機能障害の1つが、勃起機能不全です。

 

フィナステリド錠の添付文書によると、24歳から50歳のAGA患者が48週に渡りフィナステリド錠を服用した場合、0.7%の方に勃起機能不全が見られたということです。また、高齢になるほど勃起機能不全の副作用が起こりやすい傾向にあります。

 

また、デュタステリド錠の添付文書によると、20歳から50歳のAGA患者が24週に渡りデュタステリド錠を服用したところ、4.3%に勃起機能不全が見られたということです。

射精障害

 

AGA治療薬のフィナステリド錠やデュタステリド錠の副作用としては、射精障害も挙げられています。デュタステリド錠の添付文書によると、20歳から50歳のAGA患者に52週に渡りデュタステリド錠を投与したところ、4.2%に射精障害が見られたということです。

 

フィナステリド錠の添付文書には、発現率が1%未満と記載されています。射精障害は男性不妊症の原因ともなるため注意が必要です。

AGA治療薬によるリビドー減退などの副作用を減らすには

 

AGA治療薬によるリビドー減退などの副作用を減らすためには、以下の2点に注意する必要があります。

 

  • 医師の診断のもと治療を継続する
  • 個人輸入による薬の入手は避ける

 

2つの注意点について詳しく解説します。

医師の診断のもと治療を継続する

 

AGA治療薬によるリビドー減退などの副作用を減らすためには、医師の診断のもとで治療を継続することが欠かせません。仮にAGA治療薬の服用中にリビドー減退の副作用が起こったとしても、それが本当に医薬品の副作用なのか、それとも体調不良などが原因なのかを個人で判断することは困難です。

 

特に初めてAGA治療を行う場合、不安や焦りなど精神面でもストレスがかかり、結果として性機能障害を引き起こす可能性も考えられます。AGAクリニックでは血液検査により、AGA治療薬による副作用の可能性を調べることもできます。

個人輸入による薬の入手は避ける

 

AGA治療薬によるリビドー減退などの副作用を減らすためには、個人輸入による薬の入手は避ける必要があります。海外ではAGA治療薬のジェネリックが安価で販売されているため、抜け毛や薄毛が気になる方の中には、個人輸入で海外製の医薬品を購入する方もいます。

 

しかし、海外製のジェネリックは日本において有効性及び安全性が確認されていないだけでなく、偽薬や粗悪品である可能性があります。また、個人の判断で海外製の医薬品を服用した場合、副作用が起こっても自己責任となるため注意が必要です。

リビドー減退に適切に対処するためには専門のクリニックへ

 

リビドー減退に適切に対処するためには、専門のクリニックを受診することが欠かせません。AGA治療はフィナステリド錠やデュタステリド錠の服用を中心として行われますが、医薬品には必ず副作用のリスクが伴います。

 

フィナステリド錠やデュタステリド錠は男性ホルモンにアプローチする医薬品であるため、リビドー減退を始めとした性機能障害を引き起こす可能性があります。発症頻度はそれほど高くありませんが、男性不妊症の原因ともなるため注意が必要です。

 

新宿AGAクリニックではAGAの治療中に定期的に血液検査を行ない、リビドー減退を始めとした副作用のリスクを最低限度に抑えるよう努めています。カウンセリングは無料で受けられるため、副作用が心配で治療を続けるべきか迷っている方はお気軽にご相談ください。

 

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