頭皮ケアが必要な人とは?ケアするメリットやポイントを解説!
薄毛や抜け毛に悩まされている方の中には、頭皮ケアに興味をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。毎日の頭皮ケアで頭皮環境を良好に保つと、髪の毛の成長をサポートできるのはもちろん、肩こりや目の疲れを解消したり、顔痩せにつなげたりする効果も期待できます。
こちらの記事では頭皮ケアの必要性や得られるメリット、および取り組む際のポイントについて解説します。頭皮が硬い方や、抜け毛や薄毛を予防したい方、肩こりや目の疲れを解消したい方はぜひ参考にしてください。
目次
頭皮ケアの必要性
顔をはじめお肌のスキンケアに取り組んでいる方は多いですが、髪の毛におおわれている頭皮に関しては、おろそかになっている方も少なくありません。 頭皮は身体の中でも皮脂の分泌量が多い箇所のため、適切なスキンケアを怠ると頭皮環境の悪化を招き、かゆみや赤みが生じやすくなるのはもちろん、抜け毛や薄毛のリスクも高くなるため注意が必要です。
また、頭皮とつながる首や肩、顔の皮膚や筋肉が硬くなると、首こりや肩こり、頭痛、目の疲れ、顔のむくみなどを生じやすくなります。 頭皮は紫外線やドライヤーの熱、ブラシによる摩擦、空気の乾燥などによりダメージを受けています。そのため、日々の適切な頭皮ケアが必要となるのです。
頭皮ケアが必要な人とは?
頭皮ケアは頭皮や髪の毛の状態が気になる方だけでなく、身体的な不調が出ている方にもおすすめです。頭皮ケアが必要な方としては、以下の例があげられます。
- 薄毛や抜け毛が気になる人
- 頭皮が硬い人
- パーマやヘアカラーをした人
- 睡眠不足な人
頭皮ケアが必要な人、およびその理由について解説します。
薄毛や抜け毛が気になる人
頭皮ケアが必要な人としては、薄毛や抜け毛が気になる人があげられます。頭皮ケアがなぜ必要なのか理解するためには、そもそも薄毛や抜け毛がなぜ起こるのか知っておく必要があります。
抜け毛は誰にでも見られる生理現象の一種で、1日に50本から100本程度の抜け毛であれば過度に心配する必要はありませんしかし、毎日のように多くの抜け毛が見られる場合、ヘアサイクルに乱れが生じている可能性も疑われます。
ヘアサイクルとは、「成長期→退行期→休止期→成長期」が繰り返される、髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期のことです。 何らかの原因により抜け毛の量が増えている方には、ヘアサイクルの大部分を占める髪の毛の成長期の短縮が見られる傾向にあります。
ヘアサイクルの乱れは、頭皮環境の悪化によってもたらされるケースも珍しくないため、薄毛や抜け毛が気になる人はまず頭皮ケアに取り組む必要があります。
頭皮が硬い人
頭皮が硬い人も頭皮ケアに取り組むことがおすすめです。頭皮と頭蓋骨の間には帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)と呼ばれる筋肉があり、前頭筋や後頭筋、側頭筋につながっています。帽状腱膜が硬くなると頭皮も硬くなるため、血管が圧迫されて血行不良を引き起こし、結果として抜け毛や薄毛のリスクを高める可能性があります。
また、帽状腱膜は筋膜を介して首や肩の筋肉ともつながっているため、頭皮が硬いと首こりや肩こり、頭痛のリスクも増加するため注意が必要です。
さらに帽状腱膜の緊張によって後頭筋が硬くなると、目の疲れや眼精疲労のリスクも高くなります。デスクワークで首こりや肩こり、頭痛、目の疲れが出やすい方は、頭皮の硬さを確認してみると良いでしょう。
パーマやヘアカラーをした人
パーマやヘアカラーに用いられる薬剤には、頭皮にダメージを与える成分が含まれているため、頻繁にパーマやヘアカラーをする方は、頭皮ケアに取り組むことが重要です。 パーマやヘアカラーの前後に頭皮ケアをしてくれるヘアサロンを選ぶだけでなく、自宅でも適切な頭皮ケアに取り組むことで、安心してヘアアレンジを楽しむことが可能です。
睡眠不足な人
頭は心臓よりも高い位置にあるため、血行不良に陥ると脳へと送られる血液の量が減少し、薄毛や抜け毛のリスクを増加させるだけでなく、睡眠の質を低下させる可能性もあります。 頭皮ケアをおこなうと脳に送られる血液の流れをスムーズにできるうえ、リラクゼーション作用により睡眠の質を高める効果が期待できます。
頭皮ケアのメリット
頭皮ケアには、以下にあげるようなさまざまなメリットが期待されています。
- 薄毛・抜け毛予防につながる
- 頭皮のかゆみ・乾燥の改善につながる
- 眼精疲労や肩こりの軽減につながる
- 顔痩せにつながる
- ストレス解消につながる
ここでは、頭皮ケアのメリットについて詳しく解説します。
薄毛・抜け毛予防になる
髪の毛は毛母細胞の分裂によって成長するのが特徴です。成長に必要なエネルギーは毛細血管から受け取っているのですが、頭皮には毛細血管が多く分布しているため、血行不良に陥りやすい傾向があります。
頭皮ケアをおこなうと、頭皮へと送られる血液の流れがスムーズになるため、髪の毛が成長するための十分なエネルギーを受け取れるようになり、結果として薄毛・抜け毛を予防する効果が期待できます。
頭皮のかゆみ・乾燥の改善につながる
頭皮ケアをおこなうと、頭皮のかゆみや乾燥の改善につなげられるメリットがあります。頭皮のかゆみや乾燥の原因はさまざまですが、一因として日々の誤ったヘアケアがあげられます。
市販のシャンプーには界面活性剤などの洗浄成分が含まれていますが、あまりにも洗浄力が強いシャンプーを使うと頭皮を守るべき皮脂まで根こそぎ奪われてしまうため、頭皮環境の悪化によるかゆみや乾燥を引き起こしやすくなるのです。適切な頭皮ケアをおこなうことで、頭皮のかゆみや乾燥を改善することが期待できます。
眼精疲労や肩こりの軽減につながる
頭皮ケアのメリットとしては、眼精疲労や肩こりの軽減につながることもあげられます。肩こりは肩まわりの筋緊張や血行不良によって発症リスクが増加します。 頭皮が硬くなると筋膜を介して肩まわりの筋緊張を誘発するため、頭皮ケアをおこなうと肩こりを軽減する効果が期待できるのです。
また、東洋医学では後頭部に目のツボがあることで知られていますが、頭皮ケアをおこなうと目のツボを刺激して、眼精疲労を軽減する効果も期待できます。
顔痩せにつながる
顔痩せにもつながる点も、頭皮ケアをおこなうメリットの1つです。顔の大きさに悩まされている方の多くにむくみが見られますが、頭皮が硬くなると血行不良を引き起こすため、顔のむくみが生じやすくなります。
また、頭皮は顔ともつながっているため、頭皮が硬くなると表情筋の緊張を招き、顔のたるみを生じるリスクが高くなるため注意が必要です。 頭皮ケアにより頭皮や帽状腱膜が緩むと、血液の流れがスムーズになり、表情筋に対する牽引(けんいん)力が緩和するため、顔痩せ効果が期待できます。
ストレス解消につながる
頭皮ケアにはストレス解消につながるメリットもあります。頭皮の下には前頭筋や後頭筋、側頭筋などがありますが、マッサージで緩めるなどすると心地よさが得られるため、ストレス解消につながるのです。
また、頭皮ケアを続けることで薄毛や抜け毛を予防できれば、精神的なストレスの蓄積から逃れることも期待できるでしょう。
頭皮ケアのやり方
頭皮ケアのやり方はさまざまですが、代表的な方法としては以下の例があげられます。
- 正しいやり方で髪の毛を洗う
- 頭皮マッサージで硬くなった頭皮を緩める
- ドライヤーを使って頭皮を適度に乾かす
- 髪の毛を洗った後に頭皮の保湿をおこなう
- 外出する際には紫外線対策をおこなう
頭皮ケアをおこなう目的の1つが頭皮への血液循環を促進し、頭皮環境を改善することです。
また、外部の刺激から頭皮を守る点も重要なポイントです。
頭皮環境が毎日の誤った洗髪習慣によってもたらされているのであれば、正しいやり方で髪の毛を洗うことが頭皮ケアにつながります。
頭皮の血行不良が原因で抜け毛や薄毛のリスクを高めているのであれば、頭皮マッサージで血行を促進することがおすすめです。
頭皮ケアのポイント
頭皮ケアにはさまざまな方法がありますが、続けるうえで以下の点を押さえておくことが重要です。
- 頭皮マッサージをおこなう
- しっかりと睡眠をとる
- AGA治療薬を服用する
- シャンプーは毎日おこない、指の腹で髪を洗う
頭皮ケアのポイントについて解説します。
頭皮マッサージをおこなう
頭皮ケアのポイントの1つが、頭皮マッサージをおこなう点です頭皮マッサージをおこなうと、頭皮への血液循環を促進したり、硬くなった筋肉や筋膜を緩める結果につながります。
頭皮マッサージは以下の手順でおこなうのがおすすめです。
- マッサージの前に身体や手を温めておく
- 両手の人差し指から小指で首の後ろ側をマッサージする
- 両手の人差し指から小指でこめかみ部分を円を描くようにマッサージする
- 両手の全部の指を大きく開き、頭皮全体をつかむイメージでマッサージする
マッサージの前に身体や手を温めておくと、硬くなった筋肉や筋膜が緩みやすくなります。お風呂につかった際に頭皮マッサージをおこなうこともおすすめです。
しっかりと睡眠を取る
しっかりと睡眠をとることも頭皮ケアにつながります。体内では睡眠中に成長ホルモンが分泌され、細胞分裂を活発化させています。
皮膚も表皮の基底層にある角質細胞が活発に分裂して作られるため、睡眠不足が続くと皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が滞ってしまい、結果として頭皮環境の悪化を招きやすくなるのです。適切な睡眠時間に関しては専門家の間でも統一した見解が見られませんが、一般的には1日に6時間から7時間の睡眠が推奨されています。
AGA治療薬を服用する
頭皮環境の悪化にともない抜け毛や薄毛に悩まされている方は、頭皮ケアだけでなくAGA治療薬を服用することもおすすめです。AGAは男性に見られる代表的な脱毛症で、遺伝やホルモンバランスの変化などが発症原因となるため、セルフケアだけで改善するのは困難です。
AGA治療薬は医療用医薬品のため、原則として医師の診察を受けた上で処方してもらう必要があります。AGAの進行を遅らせるためにも、なるべく早めに専門のクリニックで見てもらいましょう。
シャンプーは毎日行い、指の腹で髪を洗う
頭皮ケアを続ける場合、シャンプーは毎日1回おこなう必要があります。シャンプーの間隔が空くと皮脂の過剰な分泌を招きやすくなり、頻繁にシャンプーすると頭皮の乾燥を招きやすくなります。
また、爪や指先で頭皮を刺激すると細菌感染などのリスクを増加させるため、洗髪の際には指の腹で洗うことを意識しましょう。
AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ
抜け毛や薄毛は頭皮環境の悪化によってもたらされるケースが少なくないため、普段から頭皮ケアに取り組み、頭皮の状態を良好に保つことが欠かせません。 頭皮ケアをおこなうと抜け毛や薄毛の予防につながるだけでなく、首こりや肩こり、頭痛、眼精疲労を解消したり、顔痩せ効果を得たりすることも期待できます。
頭皮環境の悪化により抜け毛が増えている場合、AGAの発症も疑われるため、早めに対処することがおすすめです。新宿AGAクリニックでは、抜け毛や薄毛に関するお悩みを無料カウンセリングで承っています。
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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