豆乳が薄毛対策に効果があるとされる理由-豆乳で得られるその他メリットも
抜け毛や薄毛が気になっている方の中には、普段の食事から髪の毛に必要な栄養が摂れていないのではないかと、心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
髪の成長には様々な栄養素が必要ですが、そのうちの1つとして豆乳に含まれるイソフラボンが挙げられます。イソフラボンには健康面で様々なメリットがあるため、積極的に摂取することが推奨されています。
こちらの記事では、豆乳と薄毛との関係について解説するとともに、食品で薄毛対策をする方法などをご紹介しています。豆乳が薄毛対策になるのか気になっている方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
豆乳の摂取はAGA進行予防に効果があるとされている
豆乳の摂取はAGA(男性型脱毛症)の進行予防に効果的とされています。その理由として、以下の3点が挙げられます。
- 豆乳に含まれるイソフラボンがAGAの原因に対して働くため
- 豆乳に含まれる多くの栄養素が薄毛予防につながるため
- 無調整豆乳のほうがより効果を実感しやすい
それぞれの理由について解説します。
豆乳に含まれるイソフラボンがAGAの原因に対して働くため
豆乳の摂取がAGA進行予防に効果がある理由として、豆乳に含まれるイソフラボンがAGAの原因に対して働く点が挙げられます。
AGAの進行には、体内の酵素の一種である5α-リダクターゼが深く関わっています。遺伝的に5α-リダクターゼの働きが活発な方の場合、AGAの発症リスクが高くなるのはそのためです。
イソフラボンにはAGAの原因となる5α-リダクターゼの働きを妨げる作用があるため、豆乳がAGAの進行を遅らせるのに効果的とされています。
豆乳に含まれる多くの栄養素が薄毛予防につながるため
豆乳にはイソフラボン以外にも、薄毛予防に繋がる多くの栄養素が含まれています。代表的な栄養素としては以下のようなものが挙げられます。
栄養素 |
期待されるはたらき |
レシチン |
血液の循環をスムーズにする |
サポニン |
頭皮に栄養を送り届けるサポートとなる |
リノール酸 |
血流を良い状態に保つ |
タンパク質 |
髪の毛を作る材料となる |
ビタミンB群 |
皮脂の分泌量をコントロールして頭皮環境を整える |
ビタミンE |
髪の毛や頭皮の老化を防ぐ |
豆乳にはこれら多くの栄養素が含まれており、身体の健康状態が良好に保たれることで育毛をサポートします。
無調整豆乳のほうがより効果を実感しやすい
豆乳は大きく分けて調整豆乳と、無調整豆乳の2タイプに分類されます。両者を比較した場合、無調整豆乳の摂取を続けている方が、抜け毛の予防効果を実感しやすい傾向にあります。
無調整豆乳に手を加え、豆乳が苦手な方でも飲みやすくした商品が調整豆乳です。ダイエットや美容目的であれば調整豆乳でも十分なのですが、抜け毛を予防する効果を期待する場合は、大豆本来の栄養素が多く残されている無調整豆乳を摂取した方が良いでしょう。
豆乳は1日1〜2杯を目安に摂取
日本人は昔から豆腐や納豆など大豆由来の製品を摂取しており、食べ過ぎたからといって深刻な健康被害が報告されるような例はほとんどありません。内閣府に属する食品安全委員会では、1日当たりのイソフラボン摂取量の上限をおよそ70㎎と設定しています。
200mlの豆乳を飲んだ場合、およそ50㎎のイソフラボンを摂取する換算となるため、1日あたり1〜2杯を目安に飲むと良いでしょう。豆乳を多く摂取したからといって、薄毛がみるみる改善するような効果は期待できません。
とくに男性の豆乳過剰摂取には要注意
イソフラボンの1日当たりの上限に関しては男女間で違いがありません。しかし、男性の場合は豆乳の過剰摂取に注意する必要があります。
イソフラボンには、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きが期待されています。それによって男性ホルモンの働きを抑え、抜け毛を予防する効果が期待できるわけです。
ただ、男性がイソフラボンを過剰に摂取した場合、ホルモンバランスの乱れにより、乳房の女性化や男性機能の低下を招く恐れもあるため注意が必要です。
豆乳を飲む以外に食品で薄毛対策をするには
豆乳を飲む以外にも、食品の摂取法で薄毛対策となる可能性があります。薄毛対策には次のような食品の摂取が効果的とされています。
- タンパク質を多く含む肉類や魚介類など
- 亜鉛を多く含む牡蠣やナッツ類など
- 様々なビタミンを含む食品を組み合わせる
それぞれの食品について解説します。
タンパク質を多く含む肉類や魚介類など
豆乳を飲む以外に食品で薄毛対策をするには、タンパク質を多く含む肉類や魚介類などの摂取が欠かせません。髪の元となるケラチンはタンパク質の一種であるため、不足すると髪の成長に支障をきたす可能性があります。
しかし、脂質の多い肉類ばかり摂取していると、動脈硬化によって血流が妨げられ、かえって頭皮環境を悪化させる恐れもあるため注意が必要です。血行を促進しつつタンパク質を摂取するのであれば、サバやアジ、サンマなどの青魚がおすすめです。
亜鉛を多く含む牡蠣やナッツ類など
豆乳を飲む以外に食品で薄毛対策をするには、亜鉛を多く含む牡蠣やナッツ類も積極的に取り入れましょう。髪の毛を作るにはタンパク質の摂取が欠かせませんが、それだけでは不十分です。
体内に取り込まれたタンパク質はいったんアミノ酸のレベルにまで分解され、必要とする身体の各部位へと送られます。髪の場合はアミノ酸をケラチンに再合成するのですが、その際に必要となるのが必須ミネラルの一種である亜鉛です。タンパク質を摂取する場合、亜鉛も忘れずに取り入れましょう。
様々なビタミンを含む食品を組み合わせる
様々なビタミンを含む食品を組み合わせることも、豆乳を飲む以外の薄毛対策となります。次のようなビタミンを摂取することで、育毛をサポートしたり、頭皮環境を整えたりする効果が期待できます。
種類 |
働き |
ビタミンA |
皮膚の粘膜を健康に保つ |
ビタミンB2 |
髪の毛や皮膚の細胞を再生させる |
ビタミンB6 |
アミノ酸の代謝をサポートする |
ビタミンC |
頭皮の日焼けを予防する |
ビタミンE |
皮膚や髪の老化を予防する |
ビタミンを摂取するためには、普段から果物や生野菜を積極的に摂取しましょう。
豆乳を飲むことで得られる薄毛対策以外の効果
豆乳に含まれる栄養素には育毛をサポートする様々な働きがあります。それ以外にも、豆乳を飲むことで次のような効果が期待できます。
- 健康面にも効果がある
- 抜け毛予防を含む幅広い美容面に効果あり
それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。
健康面にも効果がある
豆乳を飲むことで得られる薄毛対策以外の効果として、健康面における効果が挙げられます。豆乳に含まれる栄養素の1つであるサポニンには、コレステロールのバランスを改善する効果が期待されています。
また、女性が豆乳を飲んだ場合、イソフラボンの働きによって女性ホルモンのバランスが整い、様々な婦人科系の不調を予防する効果が期待できます。豆乳に含まれるオリゴ糖や食物繊維には腸内環境を整える効果もあるため、便秘がちな方にもおすすめです。
抜け毛予防を含む幅広い美容面に効果あり
豆乳を継続的に服用すると、抜け毛予防を含む幅広い美容面での効果も期待できます。豆乳に含まれる代表的な成分であるイソフラボンには、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きがあるため、女性が飲むと髪のハリやコシを保ち、髪の毛全体のボリュームを維持する効果が期待できます。
また、豆乳の継続的な服用によって便秘が解消されれば、お腹まわりがスッキリと見えてくるでしょう。筋トレをしている方にもタンパク質を多く含む豆乳はおすすめの飲料といえます。
豆乳摂取だけで薄毛の悩みの解消が難しい場合は新宿AGAクリニックへ
豆乳摂取だけで薄毛の悩みの解消が難しい場合は、新宿AGAクリニックまでご相談下さい。豆乳には美容や健康に資する多くの栄養素が含まれており、毎日少しずつ摂取したい飲み物ではあります。
しかし、ある程度薄毛が進行している場合に豆乳を積極的に飲んだからといって、みるみる髪の毛が生えてくるようなことはありません。豆乳に限ったお話ではありませんが、何らかの食品を摂取することで、薄毛が劇的に改善するようなことは期待できないでしょう。
仮に脱毛症の発症に伴って抜け毛が増えている場合、自己判断で対処していると取り返しのつかない事態を招かないとも限りません。
抜け毛や薄毛の予防目的で豆乳を飲むのは効果的ですが、実際に抜け毛の量が増えているときや、薄毛が進行しているときには、専門家に相談することが重要です。新宿AGAクリニックでは無料カウンセリングも行っているので、疑問や不安などなんでもお気軽にご相談下さい。
【監修者】
大藪顕(新宿AGAクリニック院長)
経歴
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長
多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
資格
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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