10代の若はげの原因は?中学生や高校生におすすめの薄毛対策について解説

若はげは20代や30代で発症する方が多いですが、確率こそ高くありませんが10代の中学生や高校生が発症するケースも見られます。
壮年の男性のようにおでこの生え際が後退したりつむじの周囲が薄くなったりするケースもあれば、まとまった量の髪の毛が急に抜け落ちるケースもあります。
男性だけでなく過度のダイエットに取り組んでいる女性も若はげを発症する恐れがあるため注意が必要です。
本記事では10代の若はげの原因や対策方法について解説します。
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目次
10代の若はげの原因
10代で若はげになってしまう原因としては、以下のような点が挙げられます。
- AGA
- 生活習慣の乱れ
- 過剰なヘアケア
- 過度のストレス
- 目の疲れからくる血行不良
- 遺伝による薄毛
それぞれについて詳しく解説します。
AGA
10代で若はげになる原因の1つが、AGAを発症することです。
AGAはAndrogenetic Alopeciaを略した言葉で、日本では男性型脱毛症と呼ばれています。
日本皮膚科学会が策定する男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインには、AGAが思春期以降に発症する脱毛症と定義されています。
そのため、思春期が終わる10代後半になると、AGAの発症によって若はげになる可能性があるのです。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れも、10代で若はげになる原因の1つです。
中学生や高校生になると、小学生の頃より学業や部活、プライベートが忙しくなるため、睡眠時間が削られてしまう方も少なくないでしょう。
また自宅で食事をするだけでなく、友人との外食の機会やコンビニでの買い食いなども増えてきます。
そのような生活習慣の乱れによって、髪の毛の成長に悪影響が及び、結果として若はげを発症するリスクが高くなるのです。
過剰なヘアケア
過剰なヘアケアも、10代で若はげになるリスクを高めます。
中学生や高校生になると、オシャレに対しても敏感になるため、過剰なヘアケアをしてしまう方が少なくありません。
市販のシャンプーには、髪の毛や頭皮に好ましくない成分も含まれていることが多く、1日に何度も髪の毛を洗うと、頭皮環境が悪化して抜け毛のリスクを高めます。
また整髪料の洗い残しがあると、毛穴のまわりに炎症を起こし、抜け毛のリスクが高くなります。
過度なストレス
10代で若はげになる原因としては、過度のストレスも挙げられます。
ストレス状態が続いた場合、自律神経のうち交感神経が優位に傾きます。交感神経が優位になると、血管が収縮して血行を阻害します。
その結果、髪の毛が成長するための栄養を十分に頭皮へと送り届けられなくなり、若はげのリスクを高めるのです。
精神的ストレスだけでなく、疲労や睡眠不足など身体的ストレスも若はげのリスクを高めると知っておきましょう。
目の疲れからくる血行不良
目の疲れからくる血行不良も、10代で若はげになる原因の1つです。
現代人の生活に欠かせなくなったスマホですが、高校生が1日にスマホを利用する時間は、平均で5時間半にも達するとされています。
スマホの小さな画面を見続けていると、目の疲れによって血行不良を引き起こしやすくなります。
血行不良が髪の毛の成長に悪影響を及ぼすのは、先ほどもご説明した通りです。
遺伝による薄毛
10代で若はげになる原因としては、遺伝による薄毛も挙げられます。
若はげがAGAの発症に伴って起こっている場合、遺伝による薄毛の可能性を疑う必要があるでしょう。
AGAの発症には、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが深く関わっています。
遺伝的にジヒドロテストステロンが産生されやすい男性で、なおかつ毛根の男性ホルモン受容体の感受性が高い場合、AGAを発症するリスクが高くなるのです。
10代の若はげに当てはまるかセルフチェック
薄毛や抜け毛は中年男性にだけ見られるお悩みではありません。中学生や高校生であっても抜け毛や薄毛に悩まされる方がいらっしゃいます。
また男性だけでなく、若い女性であっても薄毛を発症する可能性があります。
まずは自分が10代の若はげに当てはまるかどうか、セルフチェックしてみましょう。
- 父親や祖父などにはげている人がいる
- インスタント食品やジャンクフードなどを好んで食べる
- 身体を動かす機会がほとんどない
- 夜遅くまで起きている
- スマホが手放せない
- テレビやゲームが好き
- 友人関係や学生生活にストレスを感じる
- ヘアカラーやパーマをしょっちゅう行っている
- 整髪料を毎日のように使っている
- 髪の毛をいつも同じ箇所で結んでいる・分けている
- 細くて短い抜け毛が目立つようになってきた
- おでこが広くなってきたような気がする
- つむじまわりの地肌が透けて見えていると言われる
- 髪のハリやコシがなくなってきた
- 同世代の友人と比べて髪の毛のボリュームが少ない
- 1日に何回もシャンプーをする
- 髪の毛を洗わずに寝てしまうことが多い
上の項目に該当する数が多いほど、若はげの可能性が高いと考えられます。
10代の若はげの特徴
10代の方の若はげには、次のような特徴があります。
- 生え際が後退する
- 抜け毛が増える
- 薄毛が気になる
- つむじ周辺が薄くなる
それぞれについて具体的に見ていきましょう。
生え際が後退する
10代に見られる若はげの特徴として、額の生え際の後退が挙げられます。
鏡を見たときにおでこが広くなっている感じがしたり、生え際が上の方になっていると感じたりする場合、若はげを発症している可能性があります。
また生え際の部分に細くて弱々しい髪の毛が目立つのも、10代の若はげに多く見られる特徴の1つです。
生え際全体ではなく、両サイドから後退が始まるケースもあります。
抜け毛が増える
抜け毛が増えることも、10代に見られる若はげの特徴の1つです。
排水溝に詰まっている髪の毛の量が増えたと感じたり、ドライヤー後に床に散らばっている髪の量が増えたと感じたりする場合、若はげを発症している可能性があります。
日本人の毛髪はおよそ10万本あるとされますが、そのうちのおよそ50本から100本は毎日抜け落ちて生え替わります。
毎日のように100本以上の抜け毛が続くようであれば、注意が必要だと言えるでしょう。
薄毛が気になる
薄毛が気になり始める点も、10代の方の若はげに見られる特徴の1つです。
抜け毛が細くて弱々しい場合は要注意です。
髪の毛が成長するサイクル(ヘアサイクル)に乱れが生じ、十分に髪の毛が成長していない可能性も疑われます。
普段は気にならなくても、シャンプーをした時に地肌が見える場合や、整髪料を使っても髪の毛がすぐにペタンと寝てしまうような場合、若はげを発症している可能性があります。
つむじ周辺が薄くなる
つむじ周辺の髪の毛が少なくなり、地肌が目立つようになるのも、10代に見られる若はげの特徴です。
つむじ周辺はもともと地肌が目立つ箇所ではあるのですが、鏡で見て明らかに地肌が目立つようであれば、若はげを発症している可能性が高いと言えるでしょう。
生え際が後退するのは鏡でも確認しやすいのですが、つむじ周辺は自分で中々確認することができない箇所でもあります。
若はげが心配な方は、信頼できる家族や友人などにつむじ周辺の状態を確認してもらう手もあります。
10代の若はげの対策
10代の方で若はげが気になる場合、次のように対策すると良いでしょう。
- 生活習慣を改善する
- ストレスを発散する
- 正しいヘアケアを行う
- 専門家に相談する
それぞれについて詳しく解説します。
生活習慣を改善する
10代の若はげの対策として、生活習慣の改善が挙げられます。
髪の毛は食べたものから作られるので、髪の毛の原料となるたんぱく質や、髪の毛を合成するための亜鉛、頭皮環境を整えるためのビタミン群などを日頃から積極的に摂取しましょう。
またヘアケアの方法や睡眠習慣も髪の毛の健全な成長を左右します。
髪の毛はぬるま湯で優しく洗い、洗剤が残らないようにしっかりと洗い流しましょう。
寝る前はスマホを見ないようにして、良質の睡眠を心がけましょう。
ストレスを発散する
ストレスを発散することも、10代の若はげへの対策となります。
ストレスが溜まると血行が悪くなるため、次のような方法でストレスを発散すると良いでしょう。
- 仲の良い友人とカラオケで大きな声を出す
- 趣味に没頭する
- 旅行やキャンプを楽しむ
- 疲れているときは早く寝る
- たまには好きなものを好きなだけ食べる
ストレスは精神的なものだけではありません。身体的ストレスも若はげのリスクを高めます。
そのため、自分なりのストレス発散法を身に付けることが重要です。
正しいヘアケアを行う
男性に見られる若はげがAGAから起因している場合には、治療薬の服用が効果的です。
しかし、未成年に対するAGA治療薬の安全性・有効性は確認されておらず、現在のところは治療薬以外の方法で改善を図る必要があります。
また、女性の薄毛に対して有効な治療薬は現在のところ塗り薬しかないため、抜け毛や薄毛を改善するには育毛剤を試してみると良いでしょう。
育毛剤には髪の毛の成長をサポートする成分や、血行を促進する成分などが含まれており、頭皮環境の悪化が原因の抜け毛や薄毛の改善が期待できます。
血行不良やパーマ・ヘアカラーによるダメージが原因で抜け毛が増えている方は、頭皮マッサージを行ったり、頭皮を休ませたりする必要があります。
シャンプーの方法を見直す
毎日のシャンプーのやり方が正しくないと、頭皮環境の悪化にともない抜け毛リスクを高める可能性があります。
将来の薄毛を予防するためにも、若いうちに正しいシャンプーのやり方を身につけておくのがおすすめです。
シャンプーは以下の手順で行いましょう。
- シャンプーの前にブラシで髪の毛をとかしておく
- 髪の毛だけでなく頭皮も予洗いする
- シャンプーを手のひらで泡立てる
- 数箇所に分けてシャンプーをつける
- 指の腹でマッサージするように頭皮を洗う
- すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流す
湯温が高すぎると頭皮を守るべき皮脂が失われるため、36~38℃程度のぬるま湯を使用するのがポイントです。
ドライヤーで乾き残しがないようにする
良好な頭皮環境を維持するためには、ドライヤーで頭皮を乾かすのもポイントです。
シャンプーを終えたら毛先から水滴がしたたり落ちない程度にタオルドライを行い、以下の手順でドライヤーをかけましょう。
- 髪の毛を持ち上げて根元から強温風で乾かす
- 弱温風に切り替えて髪型を整える
- 8割方乾いたら冷風に切り替えて仕上げる
ドライヤーの吹き出し口からは熱風が出るため、温風を一ヶ所に当て続けないようにしましょう。
育毛剤を使用する
育毛剤には髪の毛の成長をサポートする成分や、血行を促進する成分などが含まれており、頭皮環境の悪化が原因の抜け毛や薄毛の改善が期待できます。
血行不良やパーマ・ヘアカラーによるダメージが原因で抜け毛が増えている方は、頭皮マッサージを行ったり、頭皮を休ませたりする必要があります。
早めに家族に相談してサポートを受ける
10代で薄毛や若はげが気になる方は、早めに家族に相談してサポートを受けるのがおすすめです。
薄毛や若はげはデリケートな悩みのため、思春期の方が家族に相談するのは恥ずかしいと感じるかもしれません。
しかし、若はげの原因の1つであるAGAには進行型という特徴があり、放置していると抜け毛や薄毛がゆっくりとですが確実に進行します。
AGAの薬物治療に関しては原則として未成年の方は受けられませんが、保護者の同伴や同意があればその他の治療を受けられる可能性があります。
治療の開始時期が早ければ早いほど早期改善が期待できるため、若はげが心配な方は思い切って家族に相談してみましょう。
専門家に相談する
10代の若はげへの対策としては、専門家に相談する方法も挙げられます。
原因の所でも述べたように、10代の方が若はげになる原因は実に様々です。
AGAの発症によって抜け毛が増えるケースもあれば、円形脱毛症など、その他の脱毛症が原因で薄毛になるケースもあります。
そのため、なぜ薄毛が起こっているのか、原因を突き止めることが必要となるのです。
AGAクリニックではマイクロスコープなどを用いて、薄毛の原因を特定しています。
10代で若はげが起きる確率は?
10代の男性に見られる若はげの原因の1つがAGA(男性型脱毛症)です。
日本皮膚科学会が策定する男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインでは、10代の男性がAGAを発症する確率について言及していません。
AGAは進行型が特徴の脱毛症で、発症する確率は20代でおよそ10%、30代でおよそ20%、40代でおよそ30%、50代以降になると40数%と次第に高くなります。
AGAは思春期以降に発症する脱毛症ですが、ゆっくりと進行するため自覚症状をともなわないケースも少なくありません。
その意味では、10代後半の男性も数%はAGAを発症しているのではないかと考えられます。
中学生・高校生のAGAは治る?
AGAは進行型の脱毛症のため、中学生・高校生に限らずいったん発症すると完治する可能性はありません。
しかし、AGAにはゆっくりと進行する特徴があるため、適切な治療で年齢相応の毛髪量を維持する効果が期待できます。
ただし、髪の毛は生えては抜け落ちるヘアサイクルを繰り返していますが、生涯に繰り返される回数には限りがあると知っておきましょう。
AGAによる抜け毛を繰り返しているとヘアサイクルが早期に終了してしまうため、発症が疑われる際は速やかに対策する必要があります。
なるべく早めに治療を始めることで早期改善が期待できるため、中学生・高校生のAGAには速やかに対処するのがおすすめです。
10代の若はげは女性でも起きる?
結論から申し上げますと、10代の女性であっても若はげを発症する可能性はあります。
女性が若はげになる原因で多いのが、過度のダイエットにともなう栄養不足です。
髪の毛は毛母細胞の分裂によって成長しますが、細胞分裂に必要なエネルギーを毛細血管から受け取っています。
過度のダイエットによって栄養不足に陥ると、栄養不足によって髪の毛の成長が阻害されるため、十分に成長しないうちに抜け落ちてしまうリスクが増加するのです。
一般社団法人の日本生活習慣病予防協会でも、若い女性のダイエットによる栄養問題が指摘されており、厚生労働省でも対策強化に本腰を入れ始めています。
10代の若はげは治る?
10代に限らず、はげが絶対に治るとは言えませんが、中高年以降の男性に比べると若い方の方が代謝が活発なため、早期に対処を行うことで高い改善効果が期待できると言えるでしょう。
10代で若はげになる原因の1つがAGAである点は先述の通りですが、AGAは気が付いたら発症しており、いつの間にか進行している点が特徴です。
若いうちに対処すれば、AGAの進行を遅らせて年齢相応の毛髪量を維持する効果が期待できます。
生活習慣の乱れが原因の若はげであれば、大いに改善が期待できると言えます。
AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ
AGA治療に関するご相談なら、新宿AGAクリニックまでお気軽にお問い合わせください。
AGAは思春期以降に見られる代表的な脱毛症の1つで、ゆっくりと進行するのが特徴で、原則として完治することはありません。
若いうちに発症すると早く進行する傾向があるため、抜け毛量の増加に気付いたらヘアケアのやり方を見直すなど適切に対処する必要があります。
新宿AGAクリニックでは親権者の方の付き添いがあれば、未成年の方でも治療が受けられます。
カウンセリングは無料で受けつけているため、ご心配なことがあればお気軽にご相談ください。

【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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