亜鉛を摂取すると髪の毛は太くなる?伸びる?それともはげる?
亜鉛を摂取すると髪の毛は太くなる?伸びる?それともはげる?

亜鉛を摂取すると髪の毛は太くなる?伸びる?それともはげる?


亜鉛は髪の毛の成長に欠かせない必須ホルモンの一種で、毎日の食事から摂取する必要があります。新型コロナウイルスの副作用の1つに脱毛がありますが、亜鉛の摂取量が少ないと発症しやすいとの報告も見られます。


本記事のテーマは、亜鉛と髪の毛の関係性や摂取方法、亜鉛以外に摂取したい栄養素です。


記事の後半では、亜鉛と髪の毛に関して多く寄せられている質問にも答えています。薄毛に悩んでいる方や、亜鉛の摂取方法が分からない方は参考にしてください。

 

亜鉛と髪の毛の関係性


亜鉛と髪の毛の関係性について、以下2つの側面から解説します。

 

  • 亜鉛の髪の毛への効果
  • 亜鉛が不足するとはげる?髪の毛への影響とは


新型コロナウイルスによる抜け毛の副作用が心配な方も、ぜひご一読ください。

亜鉛の髪の毛への効果


2020年に世界中で流行した感染症の新型コロナウイルスには、脱毛の副作用があると分かっています。新型コロナウイルスに感染する方の特徴の1つが亜鉛不足です。


亜鉛にはアミノ酸を髪の毛の元となるケラチンへと再合成する重要な働きがあるため、不足すると抜け毛リスクを高めると考えられます。

亜鉛が不足するとはげる?髪の毛への影響とは


亜鉛にはAGA(男性型脱毛症)に深く関わっている「5αリダクターゼ」の働きを阻害する作用があります。


5αリダクターゼは、男性ホルモンの一種であるテストステロンをジヒドロテストステロンへと変化させると、抜け毛を引き起こすサイトカインを生成する点が特徴です。


亜鉛により5αリダクターゼの働きが阻害されると、抜け毛の原因となるサイトカインが生成されにくくなり、薄毛を予防する効果が期待できます。

亜鉛の摂取方法と推奨量


亜鉛はさまざまな食品に少しずつ含まれていますが、食事から摂取した亜鉛がすべて体内に吸収される訳ではありません。


また、年齢とともに亜鉛の吸収率は低下する傾向にあるため、食品に含まれる亜鉛の量を知ったうえで必要量を摂取することが重要です。


食事で賄いきれない亜鉛に関しては、市販のサプリメントを利用して摂取する方法もあります。ここでは、亜鉛を多く含む食品やサプリメントの選び方、過剰摂取のリスクについて解説します。

亜鉛を含む食品


20代〜40代男性の場合、1日に必要な亜鉛の摂取量は9mg、推奨量は11mgとされています。亜鉛を多く含む主な食品および含有量は以下の通りです。

 

食品

亜鉛含有量(可食部100gあたり)

目安重量

牡蠣(かき)

14.0mg

むき身で15g(1個当たり)

カタクチイワシ

7.9mg

1食あたり20g

豚レバー

6.0mg

100g(焼き肉で1人前)

牛赤身肉(リブロース)

4.5mg

200g(ステーキで1人前)

焼き海苔(のり)

3.6mg

2g(1枚あたり)

アーモンド

3.6mg

14g(10粒あたり)

豚肩ロース

3.2mg

200g(1枚あたり)

ウナギのかば焼き

2.7mg

100g(串1本あたり)

マサバ

1.1mg

500g(1尾あたり)

亜鉛サプリメントの選び方


亜鉛のサプリメントを選ぶ際には含有量に着目し、1日当たりの必要量を満たせる商品を選びましょう。


また、サプリメントは長期にわたり服用するのが一般的なため、自分にとって飲みやすい商品を選ぶのもポイントです。


海外製のサプリメントや安価な商品の場合、十分な効果が期待できないうえ、安全面でも心配なケースがあるため注意が必要です。


服用中のトラブルを避けるためにも、国内の有名なメーカーが製造しているサプリメントを選ぶと良いでしょう。

亜鉛を過剰摂取するリスク


亜鉛は多くの食品に少しずつ含まれており、通常の食事をしていれば過剰摂取するリスクが高いとは言えません。


しかし、サプリメントを服用する方は過剰摂取に注意する必要があります。


亜鉛を過剰摂取した場合、銅欠乏症や貧血を引き起こしたり、骨や毛髪に異常を来したりする恐れがあります。


20歳〜29歳の男性は1日当たりの亜鉛摂取量が40mgを超えないようにしてください。30代・40代の男性は、1日の亜鉛摂取量が45mgを超えないよう注意しましょう。

亜鉛以外の髪の毛に良い栄養素


髪の毛を太く・強く成長させるためには亜鉛だけでなく、頭皮環境を良好に保つ栄養素も摂取する必要があります。


日常的に摂取したい亜鉛以外の栄養素について解説します。

ビタミンB群


亜鉛以外の髪の毛に良い栄養素として、ビタミンB群が挙げられます。ビタミンB群には、主に以下の働きが期待できます。多く含まれる食品と合わせて紹介します。

 

栄養素

期待できる効果

多く含む食品

ビタミンB1

細胞分裂を活性化させる

豚ヒレ肉・ウナギ・発芽玄米・タラコ・大豆など

ビタミンB2

髪の細胞再生に関わる

レバー・ハツ・カレイ・卵・納豆・アーモンドなど

ビタミンB6

皮脂の過剰な分泌を抑制する

牛レバー・ビーフジャーキー・カツオ・バナナなど

ビタミンB12

髪の成長に必要な栄養素の供給をサポートする

レバー類・アサリ・シジミ・イワシ・サンマなど

タンパク質


太く・強い髪の毛を育てるためにはタンパク質の摂取が欠かせません。髪の毛のおよそ8割はタンパク質で構成されており、その内の大部分をケラチンが占めています。


ケラチンは18種類のアミノ酸で構成されていますが、特に多く含まれているのがシスチンです。シスチンは肉類のなかでレバーに多く含まれています。


ニンニクやタマネギ、ブロッコリー、豆類、魚介類、米・ソバなどの穀類にも含まれているため、栄養バランスの取れた食事を意識することが大切です。

その他の重要な栄養素


ビタミンB群やタンパク質以外にも、髪の毛の成長にとって以下の栄養素が有益です。

 

栄養素

期待できる効果

多く含む食品

ビタミンC

髪にハリやコシを与えるコラーゲンの生成をサポートする

アセロラ・イチゴ・柑橘(かんきつ)類・ピーマンなど

ビタミンE

頭皮の血行を促進し、老化を予防する

オリーブオイル・キウイフルーツ・アボカドアーモンドなど

鉄分

髪の成長に必要な栄養素を頭皮に送り届ける

レバー類・赤身の肉・カツオ・マグロ・赤貝など

亜鉛と髪の毛に関するよくある質問


亜鉛と髪の毛に関しては、以下3つの質問が多く寄せられています。

 

  • DHCの亜鉛を摂取するとはげる?
  • 亜鉛を摂取すると髪が伸びる・太くなる?
  • 亜鉛を摂取すると髪がサラサラになる?


亜鉛を主にサプリメントで摂取している方は、過剰摂取だけでなく含まれている成分にも注目する必要があります。

DHCの亜鉛を摂取するとはげる?


亜鉛のサプリメントは多くのメーカーが販売していますが、DHCの商品を摂取するとはげると言われるケースがあります。


DHCの亜鉛サプリではげると言われる理由は、セレンやクロムといった成分が配合されているためです。


セレンもクロムも生活習慣病などの予防に効果的ですが、過剰に摂取すると下痢や関節痛、抜け毛のリスクが増加します。


ただし、セレンやクロムの過剰摂取ではげる点に関して、エビデンスをともなう報告はありません。心配な方は、セレンやクロムを配合していないサプリメントを選ぶと良いでしょう。

亜鉛を摂取すると髪が伸びる・太くなる?


亜鉛は、髪の毛の成長に必要なケラチンを作り出すのに欠かせない必須ミネラルの一種です。亜鉛が薄毛の改善に効果的と言われるのもそのためです。


しかし、亜鉛を摂取したからといって、すぐに目に見える効果があらわれる訳ではありません。


亜鉛の摂取でヘアサイクルが改善するまでに最低でも半年はかかるため、髪の毛が太く・長く成長するまで継続的に服用することが大切です。

亜鉛を摂取すると髪がサラサラになる?


亜鉛を摂取すると髪の毛の原料となるケラチンが生成されやすくなるうえ、髪の毛の表面を覆っているキューティクルの働きが強化されます。


キューティクルの働きが強化されると髪の毛自体にハリやコシが生まれるため、髪の毛をサラサラに保つ効果が期待できます。


髪の毛のキューティクル層には亜鉛が多く存在しているため、髪の毛を美しく保つためにも亜鉛が欠かせません。

AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ


亜鉛は必須ミネラルの一種で、髪の毛の元となるケラチンをアミノ酸から再合成する重要な働きがあります。


亜鉛は多くの食品に含まれるため、日々栄養バランスの取れた食事を摂取することが重要です。どうしても亜鉛が不足する方は、サプリメントで摂取する方法もあります。


新宿AGAクリニックでは、髪の毛の成長に役立つオリジナルのサプリメントを取り扱っています。抜け毛や薄毛が心配な方は、まずは無料カウンセリングでご相談ください。


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