はげに種類はある?それぞれのタイプ別の特徴や原因を解説! | 新宿AGAクリニック
はげに種類はある?それぞれのタイプ別の特徴や原因を解説!

はげに種類はある?それぞれのタイプ別の特徴や原因を解説!

はげ種類


男性はもちろん、女性の方にも薄毛やはげに悩まされている方が多くいます。ひと口にはげと言っても、男女のはげには9つのタイプがあり、脱毛症の種類もさまざまです。


こちらの記事では、ハミルトン・ノーウッド分類および高島分類によるはげの分類、および代表的な脱毛症について解説します。


記事の後半でははげやすい人にみられる3つの特徴も紹介しているので、薄毛に悩まされている方は参考にしてください。

 

はげは大きく分けると3つのタイプがある


男性のはげを引き起こす代表的な脱毛症がAGAですが、症状が進行するにつれて次のようなタイプのはげになる点が特徴です。

 

  • M字はげ
  • O字はげ
  • U字はげ


はじめに、AGAを発症した男性に見られる3タイプのはげについて解説します。

M字はげ


M字はげは額の両サイドが後退して、前から見るとアルファベットのM(エム)に見えることからその名が付けられています。


最初は額の両サイドが少し後退する程度ですが、進行するにしたがってそり込みのようにはげの部分が拡大していき、見た目がアルファベットのMに近づいていく点が特徴です。


AGAの発症には体内に存在する酵素の一種である5α-リダクターゼが深く関わっています。5α-リダクターゼの働きにより男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)が生成されると、抜け毛を引き起こしやすくなるためです。


5α-リダクターゼは前頭部の毛包に多く分布しており、AGAを発症するとM字はげを引き起こす可能性が高くなります。

O字はげ


O字はげはつむじまわりの抜け毛により頭頂部が透けて見えるタイプの薄毛で、つむじはげと呼ばれるケースもあります。


もともとつむじまわりは地肌が透けて見えやすい箇所ですが、AGAの発症により地肌が透けて見える範囲が広くなり、上から見るとアルファベットのO(オー)の形に見えることからその名が付けられています。


先述のようにAGAの発症には酵素の一種である5α-リダクターゼが深く関わっていますが、5α-リダクターゼは前頭部だけでなく頭頂部にも多く分布しているため、症状が進行するにつれて頭頂部の薄毛がOの形に近づいていく点が特徴です。

U字はげ


U字はげは額が後退するM字はげと、頭頂部の髪の毛が広範囲にわたって抜け落ちるO字はげが進行し、薄毛部分がつながったタイプのはげです。


地肌がむき出しになっている箇所が上から見るとアルファベットのU(ユー)に見えることからその名が付けられています。


U字はげが進行すると側頭部と後頭部を除いて広い範囲で髪の毛が抜け落ち、AGAの末期症状とされています。

はげのタイプ別診断!どれにあたるのか確認しよう

 


男性に見られるAGAは、ハミルトン・ノーウッド分類によって9つのタイプに分類されます。


しかし、ハミルトン・ノーウッド分類は主に欧米の男性を対象としているため、日本人に合うように皮膚科医の高島巌氏によって以下の13タイプに見直されています。

 

1型 AGAを発症しているものの、見た目には顕著な変化が見られない段階
2型 額の生え際が後退しはじめ薄毛を自覚し始める段階
2Vertex型 2型に加えて頭頂部の薄毛も進行しはじめた状態
2a型 2型に加え前頭部全体の薄毛が進行しはじめた状態
3型  額の両サイドが後退してアルファベットのMに見え始めた状態
3Vertex型 3型に加えて頭頂部の髪の毛が細く柔らかくなった状態
3a型 3型に加えて額の両サイドの後退が進みM字はげが顕著になりはじめた状態
4型 額の生え際が後退して頭頂部の薄毛も目立つようになった状態
4a型 3a型よりも症状が進みM字はげもO字はげも目立つようになった状態
5型 生え際の後退がさらに進行して頭頂部が完全に露出しはじめた状態
5a型 4a型よりも症状が進みM字はげおよびO字はげがさらに目立つようになった状態
6型 生え際と頭頂部の薄毛がつながり広範囲にわたって肌が露出した状態
7型 側頭部と後頭部を除いて大部分の髪の毛が抜け落ちた状態

 

ここでは、上記の分類を基にM字はげ・O字はげ・U字はげについてさらに詳しく解説します。

【M字型】1型~5型


額の両サイドが後退し始めるM字はげは、上記の分類では1型・2型・3型・4型・5型に該当します。


ただし、4型および5型に関しては頭頂部の薄毛も進行している点が特徴です。

【O字型】2vertex型~4型


頭頂部の地肌が透けて見えるO字はげは、上記の分類では2Vertex型・3Vertex型・4型・4a型に該当します。


ただし、いずれのタイプに関してもM字はげの進行も同時に起こっている点が特徴です。

【U字型】4a型~7型


額が後退するM字はげと頭頂部の髪の毛が広範囲にわたって抜け落ちるO字はげが進行し、薄毛部分がつながったU字はげは上記の分類では4a型〜7型に該当します。

女性にもはげの種類はある


女性の薄毛はハミルトン・ノーウッドに当てはめて以下9つのタイプに分けられます。

 

1-1型 薄毛がまだそれほど進行していない状態
1-2型 髪の毛の分け目部分から薄毛が進行しはじめた状態
1-3型 髪の毛の分け目部分が目立ちはじめた状態
1-4型 1-3型よりも分け目部分がさらに目立つようになった状態
 2-1型 分け目部分の薄毛が顕著になり地肌の見える範囲が広くなりはじめた状態
2-2型 地肌の見える範囲がさらに広くなりアルファベットのOに近づいた状態
3型 地肌の見える範囲が完全にアルファベットのOになった状態
Advanced 頭頂部を中心として髪の毛が広範囲にわたり抜け落ちた状態
Frontal 分け目部分を中心に広範囲に髪の毛が抜け落ちた状態

 

男性の薄毛は主にAGAの発症によって進行しますが、女性に起こり得る代表的な脱毛症としては以下の4つが挙げられます。

 

  • びまん性脱毛症
  • 分娩後脱毛症
  • 牽引性脱毛症
  • 円形脱毛症


次に、女性に起こり得る代表的な脱毛症について解説します。

びまん性脱毛症


びまん性脱毛症は女性に見られる代表的な脱毛症です。びまんにははびこるや広がるといった意味があり、髪の毛全体のボリュームが減少する点が特徴です。


男性のように局所がはげ上がるケースは少なく、髪の毛が次第に細くなり、広範囲にわたって地肌が透けて見えはじめます。


びまん性脱毛症はFAGA(Female Androgenetic Alopecia:女性型脱毛症)とも呼ばれており、閉経後の女性に多く見られます

分娩後脱毛症


妊娠中の女性の体内では女性ホルモンが活発に分泌されます。女性ホルモンの一種であるエストロゲンには髪のハリやコシを保つ作用があり、プロゲステロンにはヘアサイクルの成長期を維持する作用があります。


そのため、妊娠中に髪の毛のボリュームが増加したと感じる女性は少なくありません。しかし、出産後は女性ホルモンの量が激減するため、分娩後(ぶんべんご)脱毛症を発症して抜け毛が起こりやすくなります。


しかし、分娩後脱毛症による抜け毛は一時的なホルモンバランスの変化によって起こるため、通常は半年から1年程度で改善するケースが多いです。

牽引性脱毛症


髪の毛をいつも後ろで結ぶなどしていると、牽引力が生じた箇所に血行不良が起こり、髪の毛の成長を妨げ抜け毛につながる牽引性(けんいんせい)脱毛症の発症リスクが増加します。


通常は髪形を変えると症状が改善に向かいますが、牽引力によるダメージが毛包の深い箇所にまで及ぶと、その毛穴からは髪の毛が生えなくなる恐れもあるため注意が必要です。

円形脱毛症


円形脱毛症は性別を問わず発症する病気で、男女比ではわずかながら女性に多く見られるとされます。発症すると一定範囲の髪の毛がごっそりと抜け落ち、地肌が露出する点が特徴です。


円形脱毛症の原因は現在でも明らかになっていませんが、自己の免疫異常によって発症するとの説が有力視されています。

はげやすい人にみられる3つの特徴とは


ここまで男女に見られる薄毛のタイプおよび代表的な脱毛症について解説しました。薄毛にはさまざまな原因がありますが、以下のような方ははげやすいとされているため注意が必要です。

 

  • 偏った食生活や生活習慣が乱れている
  • 引きこもりがちで外にあまり出ない
  • 神経質でストレスを感じやすい


ここでは、はげやすい人に共通してみられる3つの特徴について解説します。

偏った食生活や生活習慣が乱れている


髪の毛は日々の食事から摂取する栄養素によって作られるため、偏った栄養バランスの食事を続けていると髪の毛の健康な成長を妨げる恐れがあるため注意が必要です。


例えば脂っこい食品やスナック菓子、脂肪分を多く含む洋菓子などを好んで摂取していると、動脈硬化が進行して血行を阻害し、髪の毛の成長を妨げて抜け毛のリスクを高めます。


過度の飲酒や喫煙によって血行不良状態に陥ると、頭皮に送られる血液量が減少するため抜け毛リスクを高める結果につながります。


また、髪の毛は夜間に分泌される成長ホルモンの作用で細胞分裂が活発化して成長するため、睡眠不足や睡眠の質の低下も抜け毛を引き起こす原因の1つです。

引きこもりがちで外にあまり出ない


ブリティッシュコロンビア大学で行われた研究によると、薄毛で悩んでいる方のおよそ6割にビタミンD不足が見られました。

 

ビタミンDは日光を浴びることで生成されるため、引きこもりがちで外にあまり出ないと抜け毛や薄毛のリスクを高めます。ただし、紫外線の浴びすぎも頭皮環境の悪化を招くため、適度に日光を浴びるよう心がけてください。

神経質でストレスを感じやすい


ストレス状態が継続すると自律神経のうち交感神経が優位に傾き、血行不良による抜け毛のリスクが増加します。一般的に女性は男性に比べてストレスを感じやすいとされるため注意が必要です。


忙しく過ごす現代人にとってストレスをまったく感じずにいることは困難なため、自分に合ったストレス発散法を適度に実施するよう意識してください。

AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ


男性のはげは主にAGAによって引き起こされ、細かく見ていくと9つのタイプに分類されます。AGAは進行型の脱毛症のため、早い段階で対処することが将来の薄毛を予防する結果につながります。


女性に関しては男性のように局所がはげ上がるケースは少ないですが、脱毛症が進行すると広範囲にわたって地肌が透けて見えるようになるため注意が必要です。


新宿AGAクリニックでは男性だけでなく女性の薄毛や円形脱毛症の治療も行っているため、薄毛に関するお悩みがある方は無料カウンセリングまでお気軽にお問い合わせください。

 


  |  

#