はげでもかっこいい髪型は?薄毛やM字・頭頂部を目立たないようにするには?
男女を問わず年齢とともに頭頂部の薄毛に悩まされる方が増えますが、髪の毛を伸ばして対処すると、かえって分け目部分が目立つケースが少なくありません。
ひと口にはげや薄毛と言ってもいくつかのタイプがあるため、特徴を知ったうえで自分に合った髪型を選択する必要があります。
こちらの記事でははげの種類に応じた男女別のおすすめの髪型、およびはげを改善するための治療法について解説します。AGAやFAGAに悩まされている方、40代・50代になり髪の毛のボリュームが減少してきた方は参考にしてください。
目次
自分はどれに当てはまる?はげの種類とは
はげでもかっこいい髪型について理解するためには、自分がどのタイプの薄毛やはげに当てはまるのかを知っておく必要があります。
薄毛やはげのタイプは大きく以下の3つに分類することが可能です。
- M字はげ
- O字はげ
- U字はげ
はじめに、3種類の薄毛やはげの特徴について解説します。
M字はげ:生え際が気になる人
生え際の後退や薄毛が気になる方は、M字はげを発症している可能性があります。M字はげは額を正面から見た際に、両サイドが後退してアルファベットの「M」のような見た目をしている点が特徴です。
M字はげの原因としてはAGA(男性型脱毛症)や牽引性(けんいんせい)脱毛症、遺伝などが挙げられます。前頭部にはAGAの原因の1つである5α-リダクターゼが多く分布しているため、発症すると額の両サイドから後退が始まりやすいです。
ポニーテールやお団子など、髪の毛の生え際に牽引力が加わる髪型をしていると、引っ張られた箇所で血行不良が起こり、牽引性脱毛症を発症する可能性があります。
また、遺伝的に富士額の方の場合、年齢とともに額の両サイドの後退が気になる可能性があります。
O字はげ:頭頂部が気になる人
頭頂部の薄毛が気になる方は、O字はげを発症している可能性があります。O字はげは頭を上から見た際に、アルファベットの「O」のような見た目をしている点が特徴です。
O字はげの原因としてはAGAやFAGA(女性型脱毛症)、びまん性脱毛症などが挙げられます。
AGAの原因の1つである5α-リダクターゼは頭頂部の毛包にも多く分布しているため、AGAを発症するとつむじまわりから薄くなる点が特徴です。
また、FAGAやびまん性脱毛症が進行すると、つむじまわりの髪の毛が抜け落ちて、O字はげになるリスクが増加します。
U字はげ:生え際と頭頂部の両方が気になる人
U字はげはM字はげにともなう額の後退と、O字はげにともなうつむじまわりの薄毛がつながった状態で、AGAの末期症状と言えます。
M字はげやO字はげなら髪型でカバーする方法もありますが、U字はげは髪の毛が広い範囲にわたって抜け落ちるため、医療機関やAGAクリニックで治療するのがおすすめです。
それぞれのはげ方に合うかっこいい髪型は?
ここまでの解説で薄毛は主にM字はげ・O字はげ・U字はげの3種類に分類できると分かりました。U字はげの方は髪型でカバーするのが難しいですが、MじはげやO字はげであれば以下の髪型で目立たなくさせる効果が期待できます。
- ショートレイヤー
- ツーブロック
- おしゃれ坊主
- ソフトモヒカン
- オールバック
- センターパート
40代から50代になるとAGAのように局所がはげ上がるのではなく、髪の毛全体のボリュームが減少する傾向にあるので、40代・50代の方におすすめの髪型も紹介します。
ショートレイヤー
ショートレイヤーはショートカットにプラスして、レイヤーカットの技法で髪の毛に段差をつけたヘアスタイルを意味します。
ショートレイヤーにすると髪の毛に自然なボリュームが生まれるため、40代・50代の髪の毛全体のボリュームが減少した方にもおすすめです。
頭頂部から前頭部にかけて段差を作ればトップの毛量を生かせるため、生え際の薄毛が気になるM字はげにも対応可能です。
側頭部や後頭部を適度に刈り上げると清潔な印象となるため、ビジネスシーンにも適した髪型と言えるでしょう。
ツーブロック
ツーブロックはトップに十分な長さを残しつつサイドと後頭部を思い切って刈り上げ、2つのブロック(ツーブロック)を作る髪型です。
いわゆる刈り上げとの違いは、髪の毛に段差があるかどうかです。刈り上げはトップからアウトラインにかけて徐々に短くなるのが特徴で、ツーブロックのような段差はありません。
サイドを思い切って刈り上げると目線が刈り上げた箇所に向かうため、生え際の薄毛が気になるM字はげの方におすすめと言えます。
M字はげの方だけでなく、ツーブロックはくせ毛の方や顔の幅が広い方、目鼻立ちがクッキリしている方、丸顔の方などにもおすすめです。
おしゃれ坊主
薄毛部分を目立たなくさせたいのであれば、思い切って髪の毛全体を短く刈り込み、おしゃれ坊主にするのも効果的です。
髪の毛全体を短くすれば、額の後退や頭頂部の薄毛だけが目立つことはなくなります。ビジネスに差しさわりがないのであれば、髪の毛の色を薄くすると余計に薄毛が目立ちにくくなります。
ソフトモヒカン
ソフトモヒカンは両サイドの髪の毛を大きく刈り込み、トップを目立たせる髪型のため、O字はげが気になる方におすすめです。
両サイドを刈り上げたうえで髪の毛を頭頂部から前頭部にかけて流し、ワックスなどで固めるとM字はげも目立ちにくくなります。
ソフトモヒカンにすると顔の輪郭がシャープに見えるため、丸顔の方にもおすすめです。
オールバック
O字ハゲが気になる方におすすめの髪型の1つがオールバックです。頭頂部の薄毛が気になるものの、前頭部の毛量にはそれほど変化がないようであれば、思い切って後ろに流すと頭頂部の薄毛をカバーできます。
オールバックは大人っぽい印象を与える髪型でもあるため、40代・50代の方にもおすすめです。オールバックは顔の印象が強調される髪型のため、額がやや広く目鼻立ちがクッキリしている方に向いています。
センターパート
センターパートはやや長めに残した前髪を、額の中央もしくはやや左右で両サイドに分ける点が特徴です。
前髪を左右に流すことで額の両サイドの後退をカバーできるため、M字はげが気になる男性におすすめの髪型と言えます。
センターパートにはロングやミディアムなどの種類がありますが、ビジネスシーンにおいてはミディアムのセンターパートが無難と言えるでしょう。
センターパートは顔のバランスを取りやすい髪型のため、丸顔の方や卵型の方、逆三角形の顔の形をしている方などにおすすめです。
薄毛が気になる女性におすすめの髪型は?
薄毛や抜け毛は男性だけでなく、女性においても非常にデリケートな問題の1つです。女性も加齢や生活習慣、過度のダイエット、誤ったヘアケアなどが原因で薄毛になる可能性があるため、次のような髪型でカバーするのがおすすめです。
- 前髪はげが気になる女性におすすめの髪型
- 薄毛が気になる女性におすすめの髪型
ここでは、薄毛が気になる女性におすすめの髪型について解説します。
前髪はげが気になる女性におすすめの髪型
かきあげバングは前髪をフワッとかき上げた髪型で、前髪を根元から立ち上げて左右に流す点が特徴です。前髪を左右に流すため、額の薄毛が気になる女性におすすめです。
かきあげバンクは大人っぽくクールな印象があるため、長身の女性や大人びた顔立ちの女性によく似合います。シースルーバンクは近年になり人気の髪型で、額がうっすらと見えるように前髪をカットする点が特徴です。
額がうっすらと見える程度の髪の毛が残っているようであれば、シースルーバンクにするとおしゃれな印象を与えやすくなります。
薄毛が気になる女性におすすめの髪型
薄毛が気になるとついつい髪の毛を伸ばして対処しようとしがちですが、髪の毛の重さに引っ張られて薄毛や髪の毛全体のボリュームダウンが余計に目立ちやすくなります。
そのため、薄毛が気になる女性にはショートカットやベリーショート、ミディアムヘアの方ならゆるふわパーマなどがおすすめです。 髪の毛が長い方は緩めの1つ結びでトップの髪の毛を引き出せば、薄毛を目立たなくさせることが可能です。
はげが気になる人はAGA治療がおすすめ
髪型をアレンジするとM字はげやO字はげ、および髪の毛全体のボリュームダウンをカバーできますが、根本的に解決するのであればAGAやFAGAの治療を受けるのがおすすめです。
専門のクリニックでAGAやFAGAの治療を受けて年齢相応の毛髪量を取り戻せば、薄毛を気にせず好きなヘアスタイルを楽しめます。
AGAやFAGAの治療を専門とするクリニックでは、主に以下の方法で薄毛の改善に取り組んでいます。
- 薄毛の進行を抑制する内服薬・外用薬
- 超音波やレーザーを使用するメソセラピー
- 健康な毛髪を気になるところに移植する自毛植毛
ここでは、はげが気になる方に対して行われる主な治療法について解説します。
薄毛の進行を抑制する内服薬・外用薬
AGAやFAGAの症状が見られる場合、まずは以下のような医薬品で改善を図るのが一般的です。
医薬品名 |
有効成分 |
種別 |
主な効果 |
起こり得る副作用 |
プロペシア |
フィナステリド |
内服薬 |
抜け毛を予防 |
男性機能の低下など |
ザガーロ |
デュタステリド |
内服薬 |
抜け毛を強く予防 |
男性機能の低下など |
ミノキシジル |
ミノキシジル |
外用薬 |
発毛を促進 |
頭皮の赤みやかゆみなど |
プロペシアやザガーロには、AGAの原因とであるジヒドロテストステロンの生成を抑制し、抜け毛を予防する効果があります。
ただし、プロペシアやザガーロは男性ホルモンにアプローチする医薬品のため、原則として女性は服用できません。
ミノキシジルには、血管を拡張して血液の循環を促し、毛母細胞の死滅を抑制して発毛シグナルを促進する作用があります。
ミノキシジルはプロペシアおよびザガーロと併用できるだけでなく、女性の利用も可能である点が特徴です。
超音波やレーザーを使用するメソセラピー
AGAクリニックでは超音波や低出力レーザーを用いた治療、および有効成分を頭皮下に注入するメソセラピーなどの治療も行っています。
超音波や低出力レーザーは副作用のリスクが極めて低いため、体質などが原因で投薬治療が受けられない方でも安心です。
メソセラピーは注射器やジェットガスなどを利用して、仮眠毛の成長に必要なグロースファクターを頭皮下に直接注入する治療法です。
グロースファクターを直接頭皮下に注入するため高い発毛効果が期待できるうえ、投薬治療に比べると発毛を実感できるまでの期間が短い点もメリットの1つです。
超音波や低出力レーザーを用いた治療およびメソセラピーの施術は、男性だけでなく女性も受けられる点が特徴です。
健康な毛髪を気になるところに移植する自毛植毛
薄毛の範囲が広範囲に広がり、上記の治療法では改善が期待できない場合、自毛植毛を行う方法があります。自毛植毛は主に後頭部の毛穴を皮膚ごと切除し、その皮膚を薄毛が目立つ箇所へと移植するのが特徴です。
後頭部の毛穴はAGAの影響を受けにくいうえ、自分の毛穴を移植する施術のため拒絶反応を起こしにくい点がメリットの1つです。
また、人工毛植毛の場合は抜けたらそれまでですが、自毛植毛の場合はヘアサイクルが正常な限り何度でも生えかわる点が特徴です。
AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ
AGA治療に関するご相談がある方は、新宿AGAクリニックまでお気軽にお問い合わせください。新宿AGAクリニックでは、男性だけでなく女性の薄毛治療も専門的に行っており、患者様に負担の少ない価格設定を心がけている点が特徴です。
薄毛は髪型でカバーすることが可能ですが、AGAは進行型の脱毛症のためいつかは限界が訪れます。新宿AGAクリニックでは投薬治療だけでなく、メソセラピーや植毛など一人ひとりに合った適切な治療法を提案しています。
カウンセリングは無料で受けられるため、治療法に関するご質問や費用に関するご相談など、専門のカウンセラーまでお問い合わせください。

【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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