髪が抜けるのは内臓疾患のサインの可能性!考えられる原因と対処法 | 新宿AGAクリニック
髪が抜けるのは内臓疾患のサインの可能性!考えられる原因と対処法

髪が抜けるのは内臓疾患のサインの可能性!考えられる原因と対処法

髪が抜ける 内臓の病気


抜け毛の原因は人によりさまざまですが、場合によっては内臓の病気が原因となるケースもあります。抜け毛が見られるからといって直ちに内臓の病気が疑われるわけではありませんが、抜け毛以外の症状も見られる場合には注意が必要です。


本記事では抜け毛が見られる場合の内臓の病気の可能性や特徴的な症状、および対処法について解説します。最近になって髪の毛が異常に抜けるため、何か内臓の病気が隠れている可能性はないか知りたい方は参考にしてください。

髪が抜けるのは内臓の病気が原因?


髪の毛が抜ける原因は多岐に渡りますが、中には内臓の病気が原因となるケースもあります。始めに、内臓の病気が原因となって抜け毛を引き起こすケースについて男女別に解説します。

女性に多い内臓の病気


内臓の病気がきっかけとなって女性の抜け毛を引き起こす場合、以下4つの内臓の病気が疑われます。

  • 膠原病
  • バセドウ病
  • 橋本病
  • 鉄欠乏性貧血


ただし、内臓の病気が原因の場合は抜け毛以外の症状をともなうことが一般的です。そこで、抜け毛以外の特徴的な症状と合わせて解説します。

膠原病


女性に多い抜け毛をともなう内臓の病気の1つが膠原病(こうげんびょう)です。膠原病には厳密な定義が存在しませんが、現在のところ以下のような病気が膠原病に分類されています。

  • 全身性エリテマトーデス(SLE)
  • シェーグレン症候群
  • 全身性強皮症(きょうひしょう)
  • 悪性関節リウマチ
  • ベーチェット病
  • ウェゲナー肉芽腫症(にくがしゅしょう)
  • 多発性筋炎・皮膚筋炎など


膠原病はどちらかというと女性に多く見られますが、原因に関してはハッキリとしたことが分かっていません。また、膠原病には厳密な定義がないため、上記の病気以外を膠原病とする例もあります。

バセドウ病


バセドウ病も女性に多く見られる内臓の病気で、抜け毛をともなうことも珍しくありません。バセドウ病は代表的な甲状腺亢進(こうしん)症の一種で、男女比はおよそ1:5と女性の発症例が多い点も特徴です。


バセドウ病をはじめとする甲状腺機能亢進症の特徴が、新陳代謝が異常に活発になる点です。そのため、常にランニングをしているときのように脈拍や心拍数が増加し、発汗が見られ、疲れやすい傾向にあります。眼球突出もバセドウ病に特徴的な症状ですが、発症者全員に症状が見られるわけではありません。

橋本病


橋本病も女性に多く見られる内臓の病気の1つで、バセドウ病とは反対に甲状腺の機能が低下することで(甲状腺機能低下症)さまざまな症状が見られます。橋本病の代表的な症状は全身の倦怠感(けんたいかん)や体重の増加、むくみ、無気力などです。


バセドウ病の場合とは反対に新陳代謝が低下するため前述の症状が見られやすくなりますが、発症原因に関しては明確なことが分かっていません。30代から40代の女性に多く見られ、男女比は1:20から1:30と、圧倒的に女性に多く見られる点も特徴です。

鉄欠乏性貧血


鉄欠乏性貧血も女性に多く見られる内臓の病気の1つです。何らかの原因によって体内の鉄が不足すると、ヘモグロビンの生成が滞るため全身の血流状態が悪化し、貧血を起こしやすくなる点が特徴です。


女性は月経にともない鉄分不足に陥りやすいため、鉄欠乏性貧血を発症しやすいと考えられています。しかし、近年では十二指腸潰瘍や大腸がんなどが原因で男性も鉄欠乏性貧血を発症するケースがあります。女性よりしばしば重篤な病気が疑われるため注意が必要です。

男性・女性問わず考えられる原因


男性・女性を問わず抜け毛をともなうケースとしては、以下の2例があげられます。

  • 梅毒にともなう抜け毛
  • 薬の副作用による抜毛


男女を問わずに起こり得る、抜け毛をともなう可能性がある2つのケースについて見ていきましょう。

梅毒


男女を問わず発症する可能性があり、抜け毛をともなう病気の1つが梅毒(ばいどく)です。梅毒は細菌性の性感染症の一種で、梅毒梅毒トレポネーマが原因菌とされています。


梅毒はペニシリンの普及にともない第二次世界大戦後に激減したのですが、21世紀に入り増加傾向にあるため注意が必要とされています。


梅毒に感染すると口や陰部などにしこりができますが、初期には痛みなどの症状をともないません。進行するにつれて手足の紅斑が見られ始め、治療をせずに数年が経つと内臓や皮膚、筋肉などの腫瘍を発症するリスクが高くなります。

薬の副作用


内臓の病気などを治療する際に用いられる医薬品の副作用により、抜け毛を引き起こす可能性もあります。抜け毛を引き起こす代表的な医薬品が抗がん剤です。また、抗がん剤以外にも以下の治療薬で抜け毛のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。

  • 脂質異常症の治療薬
  • 降圧剤
  • 真菌症の治療薬
  • 経口血糖降下薬
  • 痛風の治療薬
  • 高眼圧症の治療薬など


上記の薬を服用したからといって必ず抜け毛が起こる訳ではありませんが、抜け毛が見られる場合は担当医まで相談しましょう。


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内臓の病気で髪が抜ける場合の対処法


内臓の病気が原因で抜け毛が増える場合には次のように対処しましょう。

  • 近隣の内科を受診する
  • 生活習慣を改善する


内臓の病気で髪が抜ける場合の対処法について解説します。

近隣の内科を受診する


内臓の病気で髪の毛が抜けている疑いがある場合には、まず近隣の内科を受診することが重要です。内臓の病気が原因で抜け毛が見られる場合、抜け毛以外の症状をともなうことが一般的です。


抜け毛以外に身体の痛みがある場合や、気分がすぐれない場合、発熱が見られる場合には速やかに近隣の内科を受診しましょう。薬局などで購入した鎮痛薬などで症状をごまかしていると、重篤化するケースもあるため注意が必要です。

該当の内臓疾患を治療することで治るケースが多い


近隣の内科で検査をして内臓の病気が見つかった場合は、該当する疾患を治療することで抜け毛の改善につながることもあります。何らかの症状がある際にどこで見てもらえばいいのか分からない場合は、とりあえず内科を受診することを覚えておきましょう。

生活習慣を改善する


内臓の病気で髪の毛が抜けている疑いがある場合には、生活習慣を改善することで抜毛を予防できる可能性があります。例えば鉄欠乏性貧血を発症している場合、日常の食事メニューに鉄分を多く含む食品を使用するとよいでしょう。


また、生活習慣病の治療薬には抜け毛の副作用をともなう医薬品もあるため、原疾患を改善するために食習慣を見直したり、適度に身体を動かすなど努力することも重要です。

内臓の病気で髪が抜ける場合はヘアスタイルを変えてみよう


内臓の病気で髪が抜ける場合は、ヘアスタイルを変える方法もあります。内臓の病気が治るには時間がかかるため、一時的にヘアスタイルを変えて病気が治るまで待つとよいでしょう。抜け毛が気になる場合におすすめのヘアスタイルを男女別に紹介します。

女性の場合


内臓の病気にともなう抜け毛で髪形を変える場合、女性であれば以下の3点を意識するとよいでしょう。

  • 前髪の薄毛をカバーするなら
  • トップの薄毛をカバーするなら
  • 後頭部の薄毛をカバーするなら


抜け毛が気になる場所ごとに髪型のアレンジ方法をご紹介します。

前髪の薄毛をカバーするなら


前髪の薄毛をカバーする場合、思い切ってベリーショートにする方法があります。中途半端な髪の毛の長さだとかえって前髪の少なさが目立つため注意が必要です。髪の毛全体を短くカットするとかえって全体のボリュームアップにつながります。


ベリーショートにすると見た目が若々しくなる点もメリットの1つです。額の生え際が気になるようであれば、ボブやショートボブにしたうえで強めのウェーブを掛けてアクセントを出す方法もあります。

トップの薄毛をカバーするなら


トップの薄毛が目立つ女性には、ショートヘア&ゆるふわパーマがおすすめです。ショートヘアにすると髪の毛同士が支え合うことでトップのボリュームアップにつながります。


また、ゆるふわパーマをかけることも髪の毛全体のボリュームアップにつながるだけでなく、おしゃれな印象を与えられる点もメリットの1つです。

後頭部の薄毛をカバーするなら


後頭部の薄毛が目立つ女性の場合は、スパイラルパーマやショートレイヤーなどがおすすめです。スパイラルパーマをかけると髪の毛全体のボリュームを出せるだけでなく、波打つような髪形により地肌が透けて見えることを抑えられます。


頭頂部を短めにカットし、下がるにつれて長くカットするショートレイヤーにすると、トップの髪の毛が立ち上がるため、頭頂部の薄毛を目立たなくさせることが可能です。トップを短くカットしたくない場合には、緩めにパーマを掛ける方法もあります。


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男性の場合


内臓の病気にともなう抜け毛で髪形を変える場合、男性であれば以下の3点を意識するとよいでしょう。

  • あえて額を見せる
  • 毛の流れを散らす
  • 全体を短く切りそろえる


薄毛が気になる男性におすすめの3つのヘアアレンジについて解説します。

あえて額を見せる


内臓の病気にともなう抜け毛で前髪の薄さが気になる場合、あえて額を見せる方法があります。女性の場合と同じく、中途半端な髪の毛の長さだと、かえって前髪のスカスカが目立つため注意が必要です。あえて額を見せる髪形にすると、薄毛が悪目立ちしにくくなります。

毛の流れを散らす


薄毛が気になる場合には、毛の流れを散らすこともポイントの1つです。髪の毛の流れが一定方向の場合、薄毛部分が悪目立ちするため注意が必要です。特に髪の毛が短い場合には、ワックスなどを利用して毛流れを散らすよう意識してみましょう。

全体を短く切りそろえる


薄毛が気になる男性には全体を短く切りそろえることもおすすめです。中途半端な髪の長さの場合、地肌が透けて見えるリスクが高いだけでなく、髪の重みで全体のボリュームも減少して見えてしまいます。全体を短く切りそろえた上で、ワックスなどを使い毛の流れを散らすことがおすすめです。

抜け毛の原因を解明したいなら新宿AGAクリニックへ相談


原因不明の抜け毛が見られる場合には、新宿AGAクリニックへご相談ください。抜け毛以外に発熱や全身の倦怠感、局所の痛み、手足の紅斑などが見られる場合には、まずは内科を受診することが必要です。


内科系の疾患が見つからない場合には、AGAをはじめとする脱毛症を発症している可能性もあります。抜け毛の原因は実にさまざまのため、まずは専門医による診察や検査を受け、抜け毛の原因を突き止めることが欠かせません。


新宿AGAクリニックでは男性だけでなく、女性の薄毛や円形脱毛症など、抜け毛や薄毛に関するすべてのお悩みにお応えしています。


カウンセリングは無料で行っているため、薄毛や抜け毛に関するお悩み、治療費に関するご相談など、何でも専門のカウンセラーまでお問い合わせください。

 

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【監修者】

大藪顕(新宿AGAクリニック院長)

経歴

平成14年 大阪医科大学卒業

平成14年 大阪医科大学形成外科

平成16年 城山病院形成外科・美容外科

平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)

平成18年 大手美容外科形成外科部長

多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験

平成28年 新宿AGAクリニック院長

資格

日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医

 


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