帽子をかぶるとハゲる?抜け毛に悩む人のための正しい知識と対策を伝授!
抜け毛が気になっている方や、父親や祖父が薄毛の方の中には、帽子をかぶるとハゲる可能性が高くなるのではないかと疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
帽子をかぶるとハゲるのであれば、プロ野球選手やヘルメットを着用する仕事の方は薄毛を発症するリスクが高いはずですが、当然ながらすべての野球選手や工事関係者がハゲているわけではありません。
こちらの記事では、帽子とハゲとの関係について解説するとともに、ハゲないための帽子の選び方などを紹介しています。
目次
帽子がハゲる原因になるのは嘘?
帽子を被るとハゲやすいと言われることもありますが、帽子とハゲとの間にはどのような関係があるのでしょうか。帽子をかぶるとハゲにつながることもあれば、反対にハゲ対策になるケースもあります。そのため、帽子とハゲとの関係について理解しておくことが重要です。
帽子をかぶることが直接的な原因ではない
帽子をかぶることが、ハゲる直接的な原因ではありません。冒頭でもお話したように、仮に帽子によってハゲのリスクが高くなるのであれば、プロ野球選手は帽子をかぶらない競技に比べてハゲが多いはずです。
しかし、実際にはプロ野球がその他の競技者に比べてハゲやすいといったデータはありません。しかし、帽子をかぶるとハゲになることに、まったく根拠がない訳でもありません。
帽子がハゲにつながる要因とは
帽子をかぶる習慣がある場合に、ハゲのリスクを高める可能性があります。その要因としては以下の3つが挙げられます。
- 頭皮の蒸れを生じやすい
- 摩擦によるダメージを受けやすい
- 締め付けによる血行不良を起こしやすい
帽子がハゲにつながる3つの要因について解説します。
頭皮の蒸れ
帽子をかぶるとハゲると言われる要因の1つが、通気性が悪い帽子をかぶると頭皮の蒸れが生じることです。頭皮が蒸れた状態を続けた場合、皮膚の常在菌が繁殖し、脂漏性脱毛症などの疾患を発症する可能性が高くなります。
摩擦によるダメージ
摩擦による頭皮へのダメージも、帽子がハゲにつながると考えられている理由の1つです。特に頭のサイズに合わない小さな帽子をかぶると、摩擦により抜け毛を生じる可能性があります。また、蒸れに伴うかゆみのために頭皮を引っかくことも抜け毛のリスクを高めます。
締め付けによる血行不良
帽子をかぶる時間が長くなると、締め付けによる血行不良を引き起こし、結果として抜け毛のリスクを高めることがあります。血行不良により髪の毛を成長させるエネルギーが不足すると、結果として抜け毛を引き起こしやすくなるのです。
帽子のかぶり方によってはハゲ対策にもなる
帽子を長時間被っていると、蒸れや摩擦、血行不良による抜け毛のリスクを高めます。一方、帽子のかぶり方によっては次のようなハゲ対策効果も期待できます。
- 頭皮の紫外線対策に
- 頭皮の乾燥対策に
帽子のかぶり方による2つのハゲ対策効果について見ていきましょう。
頭皮の紫外線対策に
帽子のかぶり方によっては紫外線によるダメージから頭皮を守り、ハゲ対策効果を得られる可能性があります。
紫外線には物質を破壊する強い力があるため、頭皮が紫外線にさらされるとダメージにより頭皮環境が悪化し、抜け毛や薄毛のリスクを高める結果につながります。
帽子を着用すると頭皮を紫外線から守れるため、抜け毛のリスクを下げる結果につながるのです。
頭皮の乾燥対策に
帽子をに着用すると頭皮の乾燥を予防することが期待できます。頭皮が乾燥すると皮脂の分泌量が増大し、脂漏性脱毛症などの発症リスクが高くなります。
また、頭皮が乾燥するとかゆみを生じるため、引っかくなどして抜け毛のリスクを高める可能性もあります。帽子を上手にかぶると頭皮の乾燥を防ぎ、良好な頭皮環境を保つことが期待できます。
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ハゲないための帽子の選び方
帽子のかぶり方によっては、ハゲのリスクを高めることもあれば、逆にハゲ対策につながる可能性もあります。帽子をかぶることでハゲのリスクを高めないためには、以下の3点に注意して帽子を選ぶことが重要です。
- 適切なサイズの帽子を選ぶ
- 通気性の良い帽子を選ぶ
- 帽子の内側は吸汗性のある素材のものを選ぶ
ハゲないための帽子の選び方について解説します。
適切なサイズの帽子を選ぶ
ハゲないためには自分の頭の大きさにあった、適切なサイズの帽子を選ぶことが重要です。特に小さめの帽子を好んでかぶる方は注意が必要です。
頭のサイズよりも小さい帽子をかぶっていると、血管が圧迫されて血行不良を起こし、頭皮環境の悪化による抜け毛のリスクが高くなります。
締め付けが強い帽子よりは、大きめの帽子を選ぶことがポイントです。小さめの帽子を好む方の場合は、適度に脱ぐ時間を設け、血行不良が起こらないように気を付けましょう。
通気性の良い帽子を選ぶ
通気性の良い帽子を選ぶことも、ハゲないための帽子選びのポイントです。帽子を好んでかぶる方の場合、汗をかくなどして頭皮に蒸れが生じ、雑菌の繁殖を引き起こしやすくなります。
そのため、通気性の良い帽子を選び、できるだけ頭皮の蒸れを防ぐことが重要です。メッシュやドライ生地製の帽子を選べば、頭皮の蒸れを予防することが期待できます。夏場であれば、つば付きで小さめのおしゃれな麦わら帽子をかぶることもおすすめです。
帽子の内側は吸汗性のある素材のものを選ぶ
ハゲないためには内側に吸汗速乾性のある素材を用いた帽子を選ぶとよいでしょう。吸汗速乾性のある帽子を選ぶと、汗を吸収して頭皮の蒸れを防ぐだけでなく、嫌な臭いを予防することも期待できます。
ただし、吸汗速乾性のある帽子をかぶっている場合であっても、こまめに洗濯することは怠らないようにしましょう。一見乾いて見える帽子であっても、目には見えない雑菌や皮脂が付着しているため注意が必要です。
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ハゲないための帽子のかぶり方
ハゲないためには帽子の選び方はもちろん、かぶり方にも気を付ける必要があります。ハゲないための帽子のかぶり方としては、以下の3点が挙げられます。
- 適度な着脱で換気をする
- 汗をかくときはこまめに拭く
- 帽子は洗濯や天日干しで清潔に保つ
ハゲないための帽子のかぶり方について解説します。
適度な着脱で換気をする
帽子をかぶることでハゲのリスクを高めないためには、適度な着脱で頭皮の換気を行うことがポイントです。いくら通気性の良い帽子をかぶっていても、長時間かぶり続けると頭皮の蒸れを完全に避けることはできません。
帽子をかぶってから1時間〜2時間が経過したら、帽子を脱いで頭皮の換気を行いましょう。帽子を適度に着脱することで、ハゲのリスクを下げられるだけでなく、嫌な臭いが生じるのを予防する結果にもつながります。
汗をかくときはこまめに拭く
汗をかくときはこまめに拭くことも、帽子をかぶることでハゲのリスクを高めないポイントです。汗を放置するとタンパク質やアミノ酸が分解されるときに嫌な臭いを発するだけでなく、雑菌の繁殖による抜け毛のリスクも高めます。
1時間〜2時間に1回帽子を脱いだら、頭皮や髪の毛が汗で湿っていないか確認しましょう。汗で湿っているようであれば、清潔なハンカチやタオルでしっかりと拭き取り、完全に乾くまでは帽子をかぶらないようにしましょう。
帽子は洗濯や天日干しで清潔に保つ
帽子をかぶることでハゲないためには、帽子を洗濯したり、天日干しを行ったりして、清潔に保つことが重要です。一見すると清潔に見える帽子にも、無数の雑菌や皮脂が付着しているものです。
可能であれば帽子はかぶるたびに洗濯し、清潔な状態を維持するようにしましょう。仮に帽子から嫌な臭いがする場合、十分に洗濯および乾燥できていない、もしくは正しく洗髪できていない可能性があります。
帽子以外のハゲ対策も大切
ここまで帽子とハゲとの関係や、ハゲないための帽子のかぶり方について解説しました。ただ、帽子をかぶることだけが原因でハゲるとは考えにくいでしょう。
ハゲのリスクを高める要因は、日常生活の中で帽子以外にも多く存在しています。自分でできるハゲ対策としては、帽子以外にも以下のような方法が挙げられます。
- 栄養バランスの取れた食事を意識する
- しっかりと睡眠をとる
- 適度にストレスを発散する
髪の毛は私たちが食べたものから作られるため、栄養バランスの取れた食事を意識することが重要です。脂質や糖質の過剰な摂取は避け、ビタミンやミネラルを積極的に日々の食事に取り入れましょう。
また、睡眠不足は髪の毛の成長を妨げるため、1日に6時間〜7時間の睡眠をとることがおすすめです。ストレスは自律神経やホルモンのバランスを乱す原因となるため、適度に発散するよう心がけましょう。
ハゲる原因がわからない場合や対処法に悩んでいる場合は新宿AGAクリニックへ
ハゲる原因がわからない場合や、対処法に悩んでいる場合は新宿AGAクリニックまでご相談ください。一口にハゲと言っても、原因は人によってさまざまです。
遺伝が原因で薄毛を引き起こすこともあれば、帽子のかぶりすぎによる頭皮環境の悪化が抜け毛のリスクを高める可能性もあります。
また、暴飲暴食や睡眠不足、ストレスの蓄積も髪の毛の成長を妨げる要因となるため注意が必要です。仮に遺伝による薄毛が疑われる場合、適切な治療を受けると進行を抑制することが期待できます。
セルフケアで抜け毛が改善しない場合は、できるだけ早急に専門のクリニックを受診することが重要です。新宿AGAクリニックでは無料でカウンセリングを行っているので、抜け毛や薄毛が心配な方はお気軽にご連絡ください。
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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