つむじが痛い人に考えられる原因とは?対処法と予防法もご紹介!
つむじに痛みを感じている方も多いのではないでしょうか。 つむじに痛みが出ると、頭皮の状態に異変が起きているのではないか、薄毛や抜け毛が起きているではないか、と心配になることもあるでしょう。
この記事では、つむじが痛くなる原因と対処法について、ご紹介します。
目次
つむじが痛い人の原因は?
つむじに痛みが出る原因としては、主に以下のようなことが挙げられます。
神経痛
つむじに痛みが出る場合、神経痛を発症している可能性があります。
末梢神経が圧迫されることで侵害受容器が脳へと痛みのサインを送り、神経痛特有の痛みが現れます。 神経痛に伴うつむじの痛み方は、チクチクと痛む、ビリビリ痛む、キリキリと痛むケースがあります。
慢性的に頭痛を持っている方は、神経痛が起こりやすいという特徴があります。 また、スマホやパソコンを長時間に渡って扱う方も、神経痛によるつむじの痛みを発症しやすいため、注意が必要です。
帯状疱疹
つむじに痛みが出る原因として、帯状疱疹を発症している可能性も挙げられます。
帯状疱疹を発症した場合も、神経痛の時と同じように、チクチクと刺激的な痛みが現れます。 また、神経痛の時とは異なり、痛みだけでなく水ぶくれや赤みを帯びた発疹も見られます。 主に上半身に症状が出やすいですが、つむじの部分にみられることもあります。
免疫力が低下している方は、帯状疱疹を発症しやすいでしょう。 ストレスや過労等で免疫力が低下すると、帯状疱疹の原因となるウイルスの活動が活発になります。特に皮膚症状が治っても。帯状疱疹後の神経痛は残存することが多く、早めの点滴、内服治療が大切になってきます。
頭皮の炎症
頭皮に炎症を起こしている場合、つむじに痛みが生じることもあります。
頭皮に炎症を起こす原因は様々であり、日焼けや外傷によって炎症が起きることもあれば、何らかの疾患を発症することで頭皮の炎症が起きることもあります。 炎症を起こした場合、頭皮に疼痛や発赤、腫脹、熱感といった兆候がみられます。
頭皮に炎症を起こす疾患としては、主に次のような症例が挙げられます。
毛嚢炎
毛根は、毛包と呼ばれる組織で覆われおり、何らかの原因によって毛包が炎症を起こすと、毛嚢炎(もうのうえん)を発症するリスクが高くなります。
毛嚢炎は、毛包部に発生した傷口に細菌が入り込み、感染を引き起こすことで発症します。 毛嚢炎を発症しやすい方の特徴としては、頭皮が不潔な状態になっている方や、ステロイド外用薬を利用している方は、毛嚢炎になりやすいため、注意しましょう。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、炎症性の皮膚疾患で、皮脂の分泌量が多い箇所であれば、どこにでも発症する可能性があります。
人間の身体には、無数の常在菌が棲息していますが、マラセチアという真菌の一種は、皮脂をエサとして増殖します。 頭皮の皮脂量が増加し、マラセチアが繁殖することで、脂漏性皮膚炎の発症リスクが高くなります。 脂漏性皮膚炎を発症すると、抜け毛を引き起こすこともあります。
頭皮環境が悪化すると、髪の毛の成長が阻害され、抜け毛が増加します。 このため、頭皮の炎症と同時に抜け毛が増加している場合は、AGAクリニックを受診しましょう。
接触皮膚炎
頭皮に炎症を引き起こす疾患として、接触皮膚炎も挙げられます。
特定の物質に触れることで、頭皮の炎症を引き起こし、非常に強い痒みが現れます。 接触皮膚炎は身の周りにある指輪やネックレス等の金属、シャンプーやリンス等のヘアケア用品等、様々なことが原因になって起こります。
頭皮に接触皮膚炎を引き起こす原因として多いのは、肌質に合っていないシャンプーや育毛剤が挙げられます。
つむじの痛みは抜け毛の前兆?
つむじの痛みを感じている方の中には、抜け毛の不安を感じている方もいるでしょう。
では、つむじの痛みは抜け毛の前兆なのでしょうか。
頭皮環境に問題がある場合は注意する
つむじに痛みがあるからといって、直ちに抜け毛のリスクが高くなることはありません。
しかし、つむじに痛みが出るような頭皮環境の状態が続くと、抜け毛に繋がる可能性があります。 つむじの痛みに伴って皮脂の分泌量が増大している場合や、フケの量が異常に多くなっている場合等は、頭皮環境に問題がある可能性もあるため、注意が必要です。
抜け毛を伴う場合はAGAクリニックを受診する
つむじの痛みとともに、抜け毛がみられる場合は、AGAクリニックを受診するようにしましょう。
つむじの痛みだけでなく、抜け毛も発生している場合、抜け毛を引き起こす何らかの疾患を発症している可能性があります。 特に、男性に多くみられるAGA(男性型脱毛症)を発症している場合、できるだけ早めに治療を開始する必要があります。
抜け毛の原因は様々であるため、まずはAGAのクリニックで、抜け毛の原因を明確にすることが大切です。
つむじが痛い時の対処法
つむじに痛みが現れる原因は様々ですが、実際につむじに痛みが現れた場合、どのように対処することが必要なのでしょうか。
つむじが痛い時の対処法について、ご紹介します。
医療機関を受診する
つむじの痛みが何日も続くようであれば、医療機関を受診しましょう。
この際、つむじの痛みに伴って抜け毛の症状がある場合は、AGAクリニックを受診することが大切です。
市販薬を活用する
つむじに痛みがある場合、市販の痛み止めを活用するのも良いでしょう。
つむじに赤みや痒みを伴う炎症がみられる場合、抗炎症薬を利用することで、つむじの痛みを軽減することが期待できます。 しかし、市販薬が症状に適していない場合、かえって症状を悪化させる可能性があるため、自己判断で服用する場合は注意が必要です。
市販薬は応急処置として利用するのに留め、つむじに痛みがある場合は専門医に相談することが大切です。
つむじの痛みを予防するには?
つむじに痛みが出た際に、適切な方法を行うことで改善することはできますが、痛みに悩まされるだけでなく、薄毛になるのではないかと心配になることもあり、ストレスになりかねません。
このため、つむじの痛みが出ないように普段から予防することが大切です。 つむじの痛みを予防するためには、以下の点が重要です。
ストレスを溜めない
まず、ストレスを溜めないことが大切です。
ストレスが、つむじの痛みを引き起こす原因になる可能性もあります。 過度なストレスにより免疫力が低下すると、頭皮に細菌が入り込みやすくなり、つむじに痛みを引き起こしやすくなります。
このため、普段から趣味の時間を作ったり、適度に運動を行ったりして、ストレスを溜めないように意識しましょう。
頭皮ケアを正しく行う
頭皮ケアを正しく行うことも、つむじの痛みを予防することに繋がります。
頭皮環境の悪化は、炎症や皮膚疾患を引き起こす原因になるため、毎日のケアで頭皮環境を良好に保つことが大切です。 仮に、普段から使っているシャンプーでつむじに痛みや痒みが出る場合、シャンプーに含まれている成分が、自分の肌質と合っていない可能性があります。 この場合、頭皮への刺激が少ないアミノ酸系のシャンプーに替えてみることも有効です。
また、洗髪後に髪の毛や頭皮の濡れた状態が続くと、細菌の繁殖を促してしまう危険性があります。 洗髪後は、速やかにドライヤーで乾かすようにしましょう。
紫外線対策をする
つむじの痛みを予防するためには、紫外線対策をすることも重要です。
無防備につむじを紫外線に当たっていると、頭皮の日焼けによって炎症を起こす可能性があります。 紫外線を予防するために、日傘や帽子を利用するのも良いでしょう。
帽子は紫外線を防ぐために効果的ですが、夏場に帽子を被り続けていると、蒸れによって頭皮環境を悪化させてしまう可能性もあります。 このため、通気性の良い帽子を選んだり、適宜、帽子を脱いだりするようにしましょう。
頭皮や薄毛に関してお悩みの方は
つむじに痛みが出ている場合、頭皮に炎症を起こしている可能性や炎症性の皮膚疾患を発症している可能性があります。
また、つむじの痛みに伴い、抜け毛の症状がみられる場合は、脂漏性皮膚炎による脱毛症を発症していることも考えられます。
このため、つむじの痛みだけでなく、抜け毛の症状がみられるのであれば、AGAクリニックを受診しましょう。 AGAクリニックでは、様々な抜け毛や薄毛の治療を行います。 また、抜け毛の原因は様々であり、適切な治療方法も異なります。
新宿AGAクリニックでは、患者様一人一人に適したオーダーメイドの治療を提供することで、頭皮環境の改善や抜け毛の予防を行っています。 男性だけでなく、女性の薄毛も専門的に扱っているため、薄毛が気になる方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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