薄毛を自分で治すことは可能?薄毛進行の原因や改善法をチェック
薄毛は男性だけでなく、女性にとっても深刻なお悩みの1つではないでしょうか。生命の危険に関わるような現象ではないものの、人の外見を大きく左右するファクターであるため、気にされる方は多いようです。
薄毛は非常にデリケートなお悩みであるため、人に相談せずに自分で対処しようとされるケースも多く見られます。ただ、薄毛には自分で改善できる余地があるものと、治療を受けないと改善ができないものがあることを知っておかなければなりません。
こちらの記事では、自分で治すことができる薄毛とその対処法、および自分では改善が期待できないタイプの薄毛について詳しく解説しています。薄毛の原因や改善法を知りたい方はチェックしてみて下さい。
目次
薄毛を自分で治すことは可能?
薄毛を自分で治すことができるかどうかは、なぜ抜け毛が起こっているのかによって変わってきます。生活習慣に起因する薄毛であれば自分で治すことも期待できますが、病気や脱毛症が原因の場合、自分で改善することは難しいと言えるでしょう。
- まずは薄毛が進行する原因を知る
- 自分で治すことができる薄毛は生活習慣の乱れによるもの
- 脱毛症を発症している場合の薄毛は自分では治せない
ここではまず、上記の3点について詳しく解説することで、薄毛を自分で治せる可能性があるかどうか知っていただきたいと思います。
まずは薄毛が進行する原因を知る
薄毛を自分で治すことが可能かどうかは、抜け毛がなぜ起こっているのか、その原因にもよります。そのため、まずは抜け毛がなぜ起こっているのか、原因を知ることが重要です。一口に薄毛や抜け毛といっても、その原因は実に様々です。
一般の方にとって、薄毛の原因をハッキリ特定することは中々に難しいと言えるでしょう。また、自分の判断で抜け毛の原因を決めつけ、不適切な対処を行っていた場合、薄毛がどんどん進行してしまう可能性もあります。そのため、まずは専門医の判断を仰ぐことが重要です。
自分で治すことができる薄毛は生活習慣の乱れによるもの
自分で治すことができる薄毛は、生活習慣の乱れに起因するものです。例えば、暴飲暴食や栄養バランスの偏った食事、過度のダイエットなどが原因で抜け毛の量が増えているようであれば、食習慣を見直すことで、抜け毛を改善することが期待できます。
また、睡眠不足や疲労の蓄積、ストレスなどが原因で自律神経のバランスが乱れ、抜け毛を引き起こしているようであれば、自律神経のバランスを整えるような生活習慣を意識することで、薄毛を自分で治すことも期待できるでしょう。
脱毛症を発症している場合の薄毛は自分では治せない
抜け毛や薄毛が何らかの脱毛症に起因する場合、自分では治せない可能性があります。脱毛症には様々な種類があるのですが、遺伝や男性ホルモンが原因となって起こるAGA(男性型脱毛症)の場合、自力での回復は困難だと覚えておきましょう。
遺伝や男性ホルモンに起因するAGAは、いくら生活習慣を見直しても進行を抑えることができません。その他にも、円形脱毛症を発症した場合、症状の程度によっては治療をしないと、回復が難しいと考えられています。
自分で薄毛を治すならまずは生活習慣の乱れを改善
抜け毛や薄毛が生活習慣に起因しているようであれば、自分で治すことが可能かもしれません。ただし、ある程度薄毛が進行している場合は、自分の判断ではなく、専門医の診察を受けることが重要です。生活習慣に起因する抜け毛や薄毛を改善する場合、まずは以下のような生活習慣を見直し、経過を慎重に見守るようにしましょう。
- 食生活の乱れを改善
- 睡眠不足を改善
- 運動不足を改善
- 慢性的なストレスを改善
- 間違ったヘアケアを改善
それぞれについて詳しく解説します。
食生活の乱れを改善
自分で薄毛を治すのであれば、まずは食生活の乱れを改善する必要があります。髪の毛も私たちが食べたものから作られているため、髪の毛にとって必要な栄養素をバランスよく摂取することが重要です。
栄養バランスの偏った食事はもちろんのこと、過度のダイエットによる栄養不足も、髪の毛の成長に悪影響を及ぼし、抜け毛や薄毛のリスクを高めます。
育毛効果が期待できる栄養素としては、牡蠣やレバーに多く含まれる亜鉛や、肉や魚、卵などに含まれるタンパク質、血行を促進したり、頭皮環境を整えたりする働きが期待されるビタミン類、女性の薄毛に効果的とされるイソフラボンなどが挙げられます。
ただし、特定の栄養素を摂取したからといって、みるみる髪の毛が生えてくるようなことはありません。あくまでも健康な髪の毛を育て、抜け毛を予防する目的で栄養バランスのとれた食事を摂取するよう心がけましょう。
睡眠不足を改善
自分で薄毛を治すためには、睡眠不足を改善する必要もあります。就寝中に私たちの体内では、活発な細胞分裂が起こっています。髪の毛も毛母細胞の分裂によって成長するため、抜け毛や薄毛を予防するためには、睡眠不足を避ける必要があるのです。
また、細胞分裂を活発化させ、髪の毛の成長を促すためには、質の良い睡眠をとることも求められます。睡眠時間だけ確保していても、いつまでも寝付けなかったり、夜中に何度も目覚めたりしていては、髪の毛の成長にも悪影響を及ぼすからです。
質の良い睡眠を得るためには、お風呂にゆっくり浸かってリラックスしたり、日中に適度な運動をしたりすることが重要です。起床時間から14〜15時間が経過したら照明を落とし、暗がりでスマホなどを見ないようにしましょう。
運動不足を改善
運動不足を改善することも、自分で薄毛を治す結果に繋がる可能性があります。頭部には毛細血管が多く張り巡らされているのですが、運動不足によって血行不良状態に陥った場合、毛母細胞が毛細血管から髪の毛を成長させるためのエネルギーを受け取れなくなり、抜け毛のリスクを高めてしまいます。
日頃から適度な運動に取り組むことで、全身の血流を促進し、髪の毛を成長させるためのエネルギーを頭皮へと送り届けやすくなります。特に第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎをしっかりと刺激することで、全身の血流を促進することが可能となります。ウォーキングや階段の上り下りなど、自分でできる運動を積極的に行いましょう。
慢性的なストレスを改善
自分で薄毛を治すためには、慢性的なストレス状態を改善することも重要です。ストレス状態が続くと自律神経のバランスが乱れ、髪の毛の成長に悪影響を及ぼします。また、自律神経のバランスが乱れたままだと、睡眠の質を低下させる結果にも繋がります。
慢性的なストレスを改善するためには、自分に合ったストレス発散法を見つける必要があります。ストレス発散法として適度に身体を動かすことが推奨されることもありますが、運動が苦手な方にとってはかえってストレスになる可能性もあります。
身体を動かす以外のストレス解消法としては、カラオケに行って大きな声を出すことや、お風呂にゆっくりと浸かってリラックスすること、家族や友人との会話を楽しむこと、趣味に没頭する時間を設けることなど、様々な方法が考えられます。
間違ったヘアケアを改善
自分で薄毛を治すためには、間違ったヘアケアを改善することも求められます。特に毎日のように行うシャンプーのやり方が間違っていたり、普段使っているシャンプーが肌質に合っていなかったりした場合、頭皮環境の悪化にともなう抜け毛のリスクが高くなります。
シャンプーをする時には頭皮をゴシゴシと擦らないように、指の腹でマッサージするように優しく洗うことが重要です。また、熱すぎるお湯は頭皮のバリアとなる皮脂まで洗い流すため、38度程度のぬるま湯にするのもポイントです。
抜け毛が気になる場合は薬用シャンプーや育毛用シャンプーなど、頭皮に優しい商品を選ぶと良いでしょう。頭皮の環境を良好に保つためには、頭皮の蒸れや乾燥などを避け、外出時には紫外線対策を行なうことも必要となります。
自分で治すことができない薄毛が発生している原因と治療方法
上記のようなセルフケアに取り組んでも抜け毛が改善しない場合や、薄毛が進行してしまう場合、次のような脱毛症および何らかの疾患を発症している可能性があります。
- AGA
- FAGA(女性型脱毛症)
- 円形脱毛症
- その他基礎疾患
薄毛を引き起こす上記の疾患にどう向き合い、治療を進めていけばよいのかについて解説します。
AGA
セルフケアを行っても男性の抜け毛や薄毛が改善しない場合、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性が疑われます。AGAは思春期以降に見られる進行型の脱毛症であるため、発症が疑われる場合、なるべく早めに治療を始めることが重要です。
AGAは男性ホルモンのバランスが変化することで発症リスクを高めるため、男性ホルモンにアプローチする治療薬が用いられます。また、頭皮下に髪の毛を成長させる因子(グロースファクター)を注入する、メソセラピーが行われることもあります。
FAGA(女性形脱毛症)
女性がセルフケアを行っても、抜け毛や薄毛が改善しない場合、FAGA(女性型脱毛症)を発症している可能性が疑われます。FAGAは主に更年期を迎えた女性に多く見られますが、過度のダイエットなどに伴って、若い女性が発症するケースもあります。
FAGAの原因としては、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量減少が挙げられます。FAGAの治療には、頭皮への血行を促進するミノキシジル外用薬を利用したり、メソセラピーを行ったりするのが一般的です。
円形脱毛症
円形脱毛症は年齢や性別を問わず、誰でも発症する可能性があり、発症者の4人に1人が15歳以下といったデータもあります。円形脱毛症を発症した場合、一定範囲にわたって大量の髪の毛が急激に抜け落ちます。
抜け毛の範囲が広くなればなるほど、完治までに時間がかかるといった特徴もあります。円形脱毛症の原因はいまだによく分かっていません。治療法としてはステロイド外用薬や局所免疫療法などが挙げられます。
その他基礎疾患
抜け毛を引き起こす原因としては、脱毛症以外にも何らかの基礎疾患を発症している可能性が挙げられます。抜け毛を伴う疾患としては、膠原病や梅毒、甲状腺機能低下症などが挙げられます。
これらの病気が疑われる場合、まずは原疾患を治療することが第一です。抜け毛以外にも倦怠感や皮膚の異常、易疲労感(疲れやすいこと)、月経過多、原因不明の粘膜の腫れ、関節の痛みなどがある場合、なるべく早めに専門医の診察を受けましょう。
自分で治すのが難しいタイプの薄毛は早期に治療や対処をすることが大切
自分で治すのが難しいタイプの薄毛に対しては、早期に治療や対処をすることが大切です。その理由としては、以下の3点が挙げられます。
- ヘアサイクルには限界がある
- AGAには進行性という特徴がある
- 深刻になると治療費が高くなる
それぞれについて解説します。
ヘアサイクルには限界がある
自分で治すのが難しいタイプの薄毛に早く対処する必要があるのは、ヘアサイクルに限界があるからです。ヘアサイクルは髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期を意味しますが、抜け毛や薄毛を発症している方の多くにヘアサイクルの乱れが見られます。
ヘアサイクルの大部分か髪の毛の成長期が占めるのですが、抜け毛や薄毛を発症している方には、髪の毛の成長期の短縮が見られます。そのため、髪の毛が成長しきらない内に抜け落ちてしまうのです。
生涯に繰り返されるヘアサイクルの回数には上限があるため、早く対処しないとヘアサイクルが終わりを迎え、薄毛の改善が困難となります。
AGAには進行性という特徴がある
自分で治すのが難しいタイプの薄毛に早く対処しなければいけない理由としては、AGAには進行型という特徴があるからです。そのため、AGAの発症が疑われるのにも拘わらず、なんら対策を講じなかった場合、薄毛が徐々にですが確実に進行します。
自分の判断で育毛剤などで対処していても、AGAの原因となる男性ホルモンバランスの乱れを食い止めない限り、抜け毛を防ぐことは期待できません。AGAは思春期以降に発症するため、抜け毛が気になる男性は一度、専門のクリニックで見てもらうと良いでしょう。
深刻になると治療費が高くなる
AGAは円形脱毛症などと異なり、抜け毛が急激に増えるようなことはありません。そのためAGAの発症に気づくのが遅くなる傾向にあるのですが、早期に治療を開始した場合、1ケ月あたりの治療費は数千円程度で済むケースが多くなっています。
ところが、早期の治療を怠ったために薄毛の範囲が広くなってしまうと、自毛植毛を行わないと対処できないケースも出てきます。その場合、手術費用が100万円以上かかることもあり、経済的な負担が大きくなってしまいます。
薄毛を根本的に改善したい方はまず新宿AGAクリニックで無料カウンセリング
薄毛には様々な原因があるのですが、生活習慣に起因する薄毛であれば、自分で改善することも不可能ではありません。食習慣や運動習慣を見直し、睡眠の質を高め、ストレスを発散することで抜け毛が減るようであれば、経過を観察する方法もあります。
ただ、セルフケアで抜け毛や薄毛が改善しないようであれば、何らかの脱毛症や疾患を発症している可能性も疑われます。明らかに体調不良を伴う場合は内科を受診することが第一です。症状が抜け毛だけであれば、新宿AGAクリニックまでご相談下さい。
新宿AGAクリニックでは男性の薄毛や女性の薄毛、円形脱毛症などの治療に取り組んでいます。治療法の組み合わせは600パターン以上あるので、自分に合った治療法を見つけることが期待できます。カウンセリングは無料で行っているので、薄毛を根本的に改善したい方は、カウンセラーまで何でもお気軽にご相談下さい。
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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