AGA対策に効果的なオンライン治療方法とは？選び方も解説

aga オンライン

2020年の新型コロナウイルスの全国的なまん延にともない、日本でもオンライン診療に関する規制緩和が進みました。AGA（男性型脱毛症）の治療に関しても、初診は対面での診療が必要とされていたのが、現在では初診からオンライン診療が受けられるようになっています。

こちらの記事では、オンライン診療の特徴やメリットとデメリット、およびクリニックの選び方などについて解説します。AGAのオンライン診療を検討している方や、クリニックの選び方を知りたい方は参考にしてください。

1 AGAのオンライン診療とは
2 AGAのオンライン診療と通院・電話診療の違い
3 AGAのオンライン診療のメリット
4 AGAのオンライン診療のデメリット
- 4.1 細かいケアを受けられない
- 4.2 投薬以外の治療を受けられない
5 AGAのオンライン診療の選び方
6 AGAのオンライン診療の治療費目安
7 AGAのオンライン診療で副作用が出たらすぐ受診
8 AGA治療に関するご相談なら新宿AGAクリニックへ

AGAのオンライン診療とは

AGAは英語の「Androgenetic Alopecia」を略したもので、日本では男性型脱毛症と呼ばれています。日本皮膚科学会が策定する診療ガイドラインによると、AGAは思春期以降に発症して徐々に進行する脱毛症と定義されています。

そのため、AGAの発症が疑われる場合には、可能な限り早く対策を講じることが重要です。AGAへの対抗策の1つが、AGAクリニックを受診して適切な治療を受けることです。

内科系の疾患の場合は対面でしっかりと診察することが求められますが、AGAの場合は問診やスマホやパソコンの画面を通しての視診により症状の把握が可能なため、オンライン診療に向いていると言えるでしょう。

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

AGAのオンライン診療と通院・電話診療の違い

AGAのオンライン診療と通院および電話診療とでは主に以下の違いがあります。

項目	オンライン診療	通院	電話診療
治療を受ける場所	自宅や職場、出かけ先など好きな場所	病院やクリニックの治療室	自宅や職場、出かけ先など好きな場所
診療方法	スマホやカメラ付きのパソコンの画面を通して診療	対面にて問診や視診、触診などを行う	電話での聞き取りを通して診療
専用アプリのインストール	多くのクリニックが専用のアプリを用意しているものの不要なケースもあり	不要	不要
診療までの待ち時間	予約制のため待ち時間なし	予約制のクリニックでは待ち時間なし一般の皮膚科の場合は長時間待つケースもある	予約制のため待ち時間なし
医薬品の処方	医師の処方した医薬品が指定の住所まで送られてくる	調剤薬局での受け取り	調剤薬局での受け取り

オンライン診療と電話診療は共通点が多いのですが、医師の処方した医薬品が自宅や職場など指定した住所まで送られてくる点が大きく異なっています。また、音声のみの電話診療とは異なり、オンライン診療の場合はスマホやパソコンの画面を通して視診できる点が特徴です。

AGAのオンライン診療のメリット

AGAのオンライン診療には、主に以下4つのメリットがあります。

場所を問わず受診できて手軽
移動場所・待ち時間がなくて楽
AGA治療が他の人にバレなくて安心
自宅に薬が届いて続けやすい

AGAのオンライン診療のメリットについて解説します。

場所を問わず受診できて手軽

AGAオンライン診療のメリットの1つが、場所を問わずに受診できて手軽である点です。インターネットがあたり前になる時代の前は、診療といえば病院やクリニックに出かけるのが当然でした。

特に薄毛のお悩みは非常にデリケートなため、AGAクリニックを受診する際に精神的に高いハードルを感じてしまう方は少なくありません。しかし、オンライン診療であれば実際に病院やクリニックに出向く必要がないため、気軽にAGA治療が始められます。

移動時間・待ち時間がなくて楽

移動時間や待ち時間がなくて楽な点も、AGAオンライン診療のメリットの1つです。AGAのオンライン診療は原則として事前予約制のため、時間になればすぐに医師による診察が受けられます。

AGAクリニックも完全予約制のところが多いため待ち時間はありませんが、移動する時間が掛かることは避けられません。また、皮膚科でAGA治療を受ける際には予約できないこともあるため待ち時間が生じます。

AGA治療が他の人にバレなくて安心

AGA治療が他の人にバレなくて安心な点も、AGAオンライン診療のメリットの1つです。一人暮らしの方はもちろん、家族がいらっしゃる方でも自分の部屋でオンライン診療を受けるなどすれば、身内の方にもバレることなくAGA治療が続けられます。

また、個人で事務所を借りている方や自営業の方であれば、職場でAGAのオンライン診療を受けることも可能です。AGAクリニックでもプライバシーに最大限の配慮をしてくれますが、オンラインに比べれば他の人にバレる可能性が高いと言えるでしょう。

自宅に薬が届いて続けやすい

AGAのオンライン診療のメリットとしては、自宅に薬が届いて続けやすいこともあげられます。AGAは進行型の脱毛症であるため、基本的に長期にわたって治療を続ける必要があります。

病院やクリニックで治療を受ける場合、実際に自らが出向いて診察および治療薬の処方を受け、調剤薬局で受け取る手間があります。オンライン診療の場合は任意の住所まで薬を届けてくれるため、治療を続けるためのハードルが低くなるといったメリットがあります。

【関連記事】AGA治療をするデメリットとは？副作用や費用について解説！

AGAのオンライン診療のデメリット

AGAのオンライン診療には多くのメリットがありますが、その裏返しとも言える以下2つのデメリットがあることも知っておきましょう。

細かいケアを受けられない
投薬以外の治療を受けられない

AGAのオンライン診療のデメリットについて解説します。

細かいケアを受けられない

AGAオンライン診療のデメリットの1つが、細かいケアを受けることが難しい点です。対面診療の場合は医師の目による直接の視診やマイクロスコープなどを用いた検査を受けられますが、オンライン診療の場合は基本的にスマホの画面やパソコンのモニターを通じての診察となるため、精度に劣ることは否定できません。

また、対面診療であれば医師が患者さんの話や症状の程度を直接的に確認し、検査結果などから薬の効果が出ているか、もしくは副作用が生じていないかなどさまざまなことを確認できます。オンライン診療の場合は見た目で判断するほかないため、対面診療ほどの細かいケアは受けられません。

投薬以外の治療を受けられない

投薬以外の治療を受けられない点も、AGAオンライン診療のデメリットの1つです。対面診療の場合はAGA治療の効果を高めるため、メソセラピー（グロースファクター注入療法）や光線療法などが検討されることもあります。

また、薄毛の範囲がある程度以上にまで広がった場合には自毛植毛が勧められることもありますが、オンライン診療の場合は当然ながら医師の手による直接的な治療が受けられず、投薬治療以外の有効な治療法は選択できません。

AGAのオンライン診療の選び方

AGAのオンライン診療を検討しているのであれば、クリニックの選び方も重要なポイントです。オンライン診療を行っているクリニックを選ぶポイントは以下の3点です。

治療費は無理なく続けられる程度か
診療時間や日時は希望に合うか
対面診療に対応しているか

AGAのオンライン診療の選び方について解説します。

治療費は無理なく続けられる程度か

AGAオンライン診療を行っているクリニックを選ぶ際のポイントの1つが、治療を無理なく続けられる程度の費用かどうかを確認することです。

AGAは進行型の脱毛症であるため、発症が疑われる場合には継続的に治療を受ける必要があります。オンライン診療は基本的に薬の代金と検査代、および送料が治療費となっています。そのため、初心者の方はまずホームページなどを確認して、すべての費用が明確に記載されているかを見てください。

診療時間や日時は希望に合うか

診療時間や日時が希望に合うかどうかも、AGAオンライン診療を行っているクリニックを選ぶ際のポイントの1つです。AGAのオンライン診療は好きな場所で受けられる点がメリットですが、当然のことながら診療時間外には診察が受けられません。

平日が仕事で忙しい方は、土日や祝日も営業しているクリニックを選ぶのがおすすめです。仕事が終わってからAGAオンライン診療を受けたい方は、夜遅くまで営業しているクリニックを選ぶとよいでしょう。

対面診療に対応しているか

対面診療に対応しているかを確認することも、AGAオンライン診療を行っているクリニックを選ぶ際のポイントの1つです。AGAのオンライン診療は気軽に受けられる点がメリットですが、治療薬を服用した場合に何らかの副作用が生じる可能性もあります。

そのようなときに対面診療に対応しているクリニックであれば安心といえるでしょう。また、定期的に対面診療を受けることで、画像検査などを通して治療効果を実感することも可能です。

AGAのオンライン診療の治療費目安

AGAの治療は審美目的で行われるため、原則として健康保険が適用されません。そのため、治療費は患者様の全額自己負担が基本です。

AGA治療に必要となる診察料や再診料、検査代、薬代などはクリニックごとに自由に設定できるため、同じ治療法であっても価格が異なることは珍しくありません。

AGA治療は大きく現状維持目的の治療と積極的に発毛を促進する治療の2つに分けられます。現状維持目的の治療の場合、1ヶ月あたり1,800円〜5,400円程度の費用が必要です。

積極的に発毛を促進したい場合には、1ヶ月あたり7,000円〜10,800円程度の費用が必要です。医薬品の効果は基本的に同じなので、予算に応じてクリニックを選ぶとよいでしょう。

【関連記事】AGAのセルフ診断！AGAの特徴は？病院での診断は何をするの？

AGAのオンライン診療で副作用が出たらすぐ受診

AGAのオンライン診療で副作用が出たら、すぐに専門医の診察を受けることが重要です。AGA治療薬の主な副作用は以下のとおりです。

AGA治療薬	主な副作用
フィナステリド内服薬	勃起機能不全など男性機能の低下
デュタステリド内服薬	男性機能の低下・精液量の減少・抑うつ症状など
ミノキシジル外用薬	頭皮のかゆみや赤み、頭痛など
ミノキシジル内服薬	めまい・動悸（どうき）・息切れ・多毛症・初期脱毛など