AGA治療の効果がないと感じる原因5つ!治療にかかる期間とは
AGAは男性に多く見られる脱毛症の1つで、発症が疑われるにもかかわらず放置した場合、ゆっくりとですが確実に進行する特徴があります。
そのため、AGAを発症した場合には、専門のクリニックで適切な治療を受けることが重要です。しかし、AGA治療を行った方の中には、効果が実感できない方もいらっしゃるようです。
こちらの記事では、AGA治療に効果がないと感じてしまう理由や実感するための対策について解説します。AGA治療を数週間〜数ヶ月続けているのに効果を感じられないという方は参考にしてください。
目次
AGA治療に効果がないと感じてしまう理由とは
AGA治療に効果がないと感じてしまう主な理由としては以下のような例が挙げられます。
- 初期脱毛などの副作用のため
- 進行レベルや目的に合った治療薬を使えていない
- 治療薬の飲み忘れや飲みすぎの可能性
- 脱毛の原因がAGA以外のため
- 治療を自己判断で中断したことがある
それぞれの理由についてさらに詳しく解説します。
初期脱毛などの副作用のため
AGA治療に効果がないと感じてしまう理由の1つが、初期脱毛などの副作用を引き起こすことがあるためです。AGA治療薬によりヘアサイクルの周期が整うと、新しく生えてきた太くて強い髪の毛により、今まで生えていた弱々しい髪の毛が押し出されて抜け落ちることもあります。
そのため、せっかくAGA治療を始めたのに抜け毛が増えたため、効果がないと感じてしまう方がいる訳です。しかし、初期脱毛は治療薬の効果が表れている裏返しのため、過度に心配する必要はありません。
進行レベルや目的に合った治療薬を使えていない
症状の進行レベルや、目的に合った治療薬を使えていないことも、AGA治療に効果がないと感じてしまう理由の1つです。
AGAは投薬治療により改善を図ることが一般的ですが、進行レベルや目的に応じて治療薬を使い分ける必要があります。
しかし、薄毛の進行が進んだ場合に発毛目的ではなく、現状維持目的の治療薬を利用すると、発毛効果を実感することは難しいでしょう。
治療薬の飲み忘れや飲みすぎの可能性
治療薬の飲み忘れや飲み過ぎも、AGA治療に効果がないと感じてしまう理由の1つです。プロペシアやザガーロなどのAGA治療薬は風邪薬などとは異なり、1日に1錠を服用することが一般的です。
また、食前・食後を問わず好きな時間に服用できるため、かえって飲み忘れてしまう可能性があります。また、AGA治療薬を飲み過ぎた場合、肝臓への負担が増加するため、思ったような効果が得られない可能性もあります。AGA治療薬に限らず、医薬品は用法・用量を守って服用することが重要です。
脱毛の原因がAGA以外のため
AGA治療に効果がないと感じてしまう場合、脱毛がAGA以外の原因によって起こっている可能性もあります。例えば円形脱毛症を発症している場合にプロペシアやザガーロなどのAGA治療薬を服用しても、発毛効果は期待できません。
AGA以外の脱毛の原因としては、円形脱毛症以外にも脂漏性脱毛症や粃糠性(ひこうせい)脱毛症、牽引性(けんいんせい)脱毛症などさまざまな例が挙げられます。そのため、まずは専門のクリニックで脱毛の原因を突き止めることが重要です。
治療を自己判断で中断したことがある
治療を自己判断で中断することも、AGA治療に効果がないと感じてしまう原因の1つです。AGA治療薬の効果が表れるまでには、平均すると6ヶ月〜1年が必要とされています。
そのため、数ヶ月程度でAGA治療薬の服用を中断した場合、効果を実感できない可能性が高くなります。また、仮にAGA治療薬の効果が表れていたとしても、自己判断で服用を中止した場合、再び抜け毛や薄毛の進行が始まるため注意が必要です。
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AGA治療で効果を実感するための対策
AGA治療で効果を実感するためには、以下の4つの対策を行うと良いでしょう。
- できるだけ早期に治療を開始する
- 治療薬はAGA専門のクリニックで処方してもらう
- 処方された薬を正しく服用する
- バランスのよい食事や十分な睡眠など生活習慣を改善
具体的な対策の仕方について解説します。
できるだけ早期に治療を開始する
AGA治療の効果を実感するためには、できるだけ早期に治療を開始することが重要です。AGAは進行型の脱毛症のため、治療の開始が遅れれば遅れるほど薄毛の範囲が広くなり、改善するまでに時間を要します。
また、毛母細胞自体が死滅した場合、その毛穴からは二度と髪の毛が生えてなくなります。若い方の方がAGA治療の効果を早く実感する傾向にあるのも、生きている毛母細胞の数が多く、薄毛の範囲がそれほど広がっていないためです。
治療薬はAGA専門のクリニックで処方してもらう
AGA治療の効果を実感するためには、治療薬を専門のクリニックで処方してもらうことも重要です。AGA治療薬は医療用医薬品であるため、原則として薬局やドラッグストアで購入することができず、医師の処方を受ける必要があります。
ただ、海外製のジェネリックなどを個人輸入や代理店などを通じて購入し、自己判断で利用される方もいます。しかし、個人輸入や代理店などから購入したAGA治療薬の中には偽物や粗悪品が混じっている可能性もあり、期待した効果を得られない可能性もあるためおすすめできません。
処方された薬を正しく服用する
処方された薬を正しく服用することも、AGA治療の効果を実感するために必要なポイントの1つです。処方外の治療薬を服用した場合、思ったような効果を得られない可能性があるだけでなく、重篤な副作用が起こったとしても自己責任です。
また、治療薬の飲み忘れがあると、十分な効果を得られないといった結果につながりかねません。また、決まった量以上に治療薬を服用した場合、副作用のリスクを高める恐れもあるため注意が必要です。
バランスのよい食事や十分な睡眠など生活習慣を改善
AGA治療の効果を実感するためには、バランスのよい食事や十分な睡眠など生活習慣を改善することも求められます。AGAの直接的な原因は遺伝的な体質ですが、乱れた生活習慣や食習慣により、抜け毛のリスクを高める恐れもあります。
睡眠中の毛母細胞の分裂を活発化させ、髪の毛の成長をサポートするためには、質の良い睡眠を取ることが重要です。また、偏食や暴飲暴食を避け、栄養バランスの取れた食事を摂取するよう意識しましょう。
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AGAは治療で完治するのか
日本皮膚科学会が策定する男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版によると、AGAは思春期以降に発症し、徐々に進行する脱毛症と定義されています。
いったんAGAを発症した場合、症状の進行を遅らせることはできても、原則として完治する可能性はありません。そのため、ある程度の発毛が見られたら服薬を中断するなど、自分なりのゴール地点を明確にした上で治療を進めていくことで、効果を実感しやすくなります、
AGA治療にかかる期間
AGA治療にかかる期間に関しては、個人によりさまざまというほかありません。参考までに以下の2例について解説します。
- 頭髪に対する価値観による場合
- 周囲とのギャップの大きさによる場合
頭髪に対する価値観による
AGAは思春期以降に発症する脱毛症であるため、壮年期や中年期の方はもちろん、10代の後半や20代で薄毛になる可能性もあります。しかし、20代や30代の男性の場合は、頭髪への価値観に重きを置く傾向にあるため、継続的に治療を行うケースが多くなっています。
しかし、40代や50代になるとそれほど頭髪への価値観に重きを置かない方も出てくるため、ある程度の発毛が見られたら治療を中断するという選択肢も出てくるでしょう。AGA治療の効果が表れるのは6ヶ月〜1年を経過した頃ですが、いつまで続けるかは個人の価値観によると言えます。
周囲とのギャップの大きさによる
AGA治療にかかる期間は、周囲とのギャップの大きさにもよります。一般的にAGAの治療はある程度の発毛が見られるまで積極的に行い、その後は現状維持目的の治療へと切り替えることが一般的です。
しかし、中高年になると周囲にも薄毛の方が増えてくるため、わざわざ治療を続けるほどのことはないといった考え方に至るケースもあります。治療を中止すると再び薄毛が進行しますが、それでも構わないとの心境になった場合、治療を終了するといった選択肢も出てきます。
AGA治療の効果を実感したい方は新宿AGAクリニックへ
AGA治療の効果を実感したい方は、新宿AGAクリニックまでご相談ください。新宿AGAクリニックでは600パターン以上の治療法を提供しているため、一人ひとりに最適の治療を受けていただくことが可能です。
AGAは進行型の脱毛症のため、発症が疑われる場合には、できるだけ早めに治療を開始することが重要です。新宿AGAクリニックでは、継続して通える価格が不可欠と考えているため、ご予算に応じた治療プランを提案しています。
ある程度の発毛が見られた場合、現状維持目的の低価格のプランへと切り替えることも可能です。初月は1,800円から治療を受けられるため、AGA治療を始めようか悩んでいる方は無料カウンセリングまでお気軽にお問い合わせください。
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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