抜け毛がひどいのは病気かも?ストレスの影響やシャンプーの仕方について
抜け毛は誰にでも毎日のようにみられるものですが、あまりにもひどい場合、円形脱毛症など何らかの病気を発症している可能性があります。
では、なぜひどい抜け毛が起こるのでしょうか。
ここでは、抜け毛がひどい原因や考えられる病気の可能性についてご紹介します。
抜け毛がひどい場合は病気の可能性もある?
抜け毛があまりにもひどい場合、何らかの病気を発症している可能性があります。
では、どのような病気の可能性があるのでしょうか。
AGA
AGAは男性に見られる代表的な脱毛症で、日本では男性型脱毛症と呼ばれており、思春期以降に発症し、徐々に進行することで知られています。
AGAの特徴は額の生え際が後退することや、頭頂部のつむじ周りが薄くなることで、進行が進むと、すべての髪の毛が抜け落ちてしまいます。
FAGA
FAGAは、女性に見られる薄毛のことです。
女性の体内でもわずかに男性ホルモンが分泌されており、更年期などを迎え、女性ホルモンの分泌量が減少し、女性であっても脱毛症を発症するリスクが高まります。
このため、FAGAは長らくの間「女性男性型脱毛症」と呼ばれてきましたが、最近の研究によって、女性に見られる薄毛はホルモンバランス以外にも様々な要素が絡み合っていることから、「女性型脱毛症」と呼ばれるようになってきています。
円形脱毛症
抜け毛の量が急に増えた場合や、広範囲にわたってごっそりと抜け落ちるような場合、円形脱毛症を発症している疑いがあります。
円形脱毛症は、突然起こる脱毛症であり、老若男女を問わず、誰にでも発症する可能性があります。
円形脱毛症は、ストレスが原因となって起こると考えられていましたが、研究が進むにつれ、ストレスとの因果関係は認められないことが分かってきました。
現在では自己免疫疾患の一種と考えられています。
ひこう性脱毛症
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)は女性に多く見られる脱毛症で、フケが皮脂や汚れと混じりあい、毛穴に詰まって炎症を起こすことで発症リスクが高まると考えられています。
ひこう性脱毛症の原因としては、極端なダイエットに伴う栄養不足や、ホルモンバランスの乱れ、ヘアカラーや肌質に合っていないシャンプーなどによる、頭皮へのダメージがあります。
抜け毛がひどい場合に考えられる原因
抜け毛がひどい場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。
複数の原因によって、抜け毛を引き起こすリスクが高まるため、抜け毛の原因についてよく知っておくことが大切です。
頭皮環境の乱れ
抜け毛がひどい場合、頭皮環境に乱れが出ている可能性もあります。
シャンプーの方法が間違っている
頭皮環境が乱れている原因として、シャンプーの方法が間違っている可能性があります。
シャンプーを適切に洗い流せていない場合、頭皮に残ったシャンプーによって炎症が起こり、頭皮環境の悪化を招いてしまいます。
自律神経が乱れている
自律神経は私たちが何も意識しなくても、私たちの生命活動を支えてくれている神経です。
このため、自律神経が乱れると、髪の毛の成長にも悪影響を及ぼすことになります。
血行が悪くなる
自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなります。
交感神経には、血管を収縮させる働きがあるため、バランスが悪くなると血行不良を引き起こし、髪の毛を成長させるための栄養が不足してしまいます。
抜け毛がひどいと判断できるケース
抜け毛は誰にでも起こる現象であり、毎日のように抜け毛を見かけることは珍しいことではありません。
では、どのような時に抜け毛がひどいと判断できるのでしょうか。
起床時に枕に大量の抜け毛がある
起床時に枕に大量の抜け毛が付着している場合もあるのではないでしょうか。
特に円形脱毛症の場合、寝返りに伴い、局所の髪の毛がまとまって抜けてしまい、枕にたくさん付着することがあります。
起床時に枕に大量の抜け毛がある場合は、専門のクリニックで診てもらうようにしましょう。
シャンプー中の抜け毛がひどい
シャンプー中の抜け毛の量が多い場合も、注意が必要です。
普段、部屋に落ちている髪の毛の量が気になることはあまりないでしょう。
しかし、お風呂で、落ちた髪の毛が排水溝に詰まることもあるのではないでしょうか。
この量があまりにも多いと、抜け毛がひどいと判断して良いでしょう。
抜け毛が50本から100本程度なら問題ない
抜け毛は誰にでも見られる現象であり、 一般的に、1日50本から100本の抜け毛であれば問題ありません。
長期間にわたって100本以上の抜け毛が認められる場合、何らかの脱毛症を発症している可能性があります。
抜け毛を改善する方法とは
抜け毛を改善するためには、自分の症状や原因に合った方法を実践することが必要です。
抜け毛が気になる方は、実践するようにしましょう。
生活習慣を改善する
抜け毛を改善するためには、普段の生活習慣を改善することが必要です。
特に市販のシャンプーを利用している方や、食生活が乱れがちな方は要注意です。
シャンプーの方法を正しく理解する
シャンプーの方法はあまり教わることがないため、適当に洗っている方も少なくないでしょう。
特に、爪の先や指先で頭皮をこすっているような方は、知らないうちに頭皮環境を悪化させている可能性があります。
頭皮を洗う際は、優しくマッサージするように、頭皮全体を動かすイメージで洗うことが大切です。
また、市販のシャンプーには洗浄力の強い成分が含まれているため、抜け毛が気になる方は、頭皮への刺激が少ないシャンプーに替えることもおすすめです。
栄養バランスを整える
抜け毛を予防するためには、栄養バランスの整った食事をすることも必要です。
髪の毛は、たんぱく質の一種であるケラチンからできているため、日々の食事にたんぱく質を取り入れることは欠かせません。
また、ケラチンを生成するために必要となる亜鉛や、頭皮環境を整える働きのあるビタミンB群も積極的に取り入れましょう。
ストレスを適切に対処する
先述したように、適度なストレスは健康状態を保つために必要ですが、過度のストレスは自律神経のバランスを乱し、抜け毛を引き起こすリスクファクター(危険因子)となりかねません。
ストレスに対処できていない自覚がある方は、自分なりのストレスの解消法を実践し、必要以上にストレスを抱え込まないように心がけましょう。
専門のクリニックや病院で治療をする
自分なりに対策しても抜け毛が減らない場合や、明らかに地肌が透けて見えるようになってきた場合は、できるだけ早めに専門のクリニックを受診することが大切です。
薄毛の原因は多岐に渡るため、薄毛治療を専門とするクリニックで治療を受けることで、改善に繋がるでしょう。
抜け毛を改善したい方は新宿AGAクリニックへ
抜け毛は誰にでも起こるものであり、薄毛は進行に気が付きにくいという特徴があります。
円形脱毛症の場合は、一気に髪の毛が抜けるため気が付きやすいのですが、AGAの場合は徐々に進行するため、注意が必要です。
新宿AGAクリニックでは、男性に見られるAGAや、女性に見られるFAGAの治療を行っているだけでなく、円形脱毛症の専門外来も設けています。
このため、どのようなタイプの薄毛にも、専門のドクターが対応しています。
抜け毛の原因が分からない方だけでなく、薄毛が疑われる方も是非、当院までお問い合わせください。
当院では無料カウンセリングも行っており、専門のカウンセラーが皆様の不安や疑問にお応えしています。
些細な悩みに関しても、まずは、専門の医師にご相談ください。
【監修者】
大藪顕(新宿AGAクリニック院長)
経歴
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長
多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
資格
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
【 経歴 】
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長、多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
【 資格 】
日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、麻酔科標傍医、日本レーザー医学会認定医
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